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せっかく大企業に就職したのに失望…ストレスはどこからくるのか

LIMO / 2019年7月6日 20時15分

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せっかく大企業に就職したのに失望…ストレスはどこからくるのか

大企業といえば「高収入で安定」というイメージを持つ人が多いと思います。いわば憧れの就職先とも言えますが、実際に入社してみると、自分の思うように働けず失望してしまうことも…。せっかく大企業に入ってもやる気を失ってしまうストレスはどこからくるのでしょうか。

同期が多く出世するのが難しい

大企業は多くの人材を確保しなければいけないので、何百人単位で採用することが一般的です。特に人気企業の場合は、海外留学経験者、体育会系部活のリーダー、MBAや難関資格保有者などの精鋭達が集まるので、その中で実績を残し目立っていくのは簡単なことではありません。

同期に負けないためには、仕事のスキルアップ、資格の勉強、社内のコミュニケーションなど、様々な面で頑張り続けなくてはいけませんし、それができないと出世は望めません。また、昇進できずに後輩にも抜かれ始めると会社を去らなければいけない空気が漂い始め、特に外資系では会社に居にくくなることもあるといいます。

社内のルールや部署毎の役割が細かくて、自由に動けない

大企業では、誰がやっても仕事が均質化するように規則・マニュアルが細かく決められているケースがあります。これは間違った手続きを防げる反面、規則を理解するのに時間がかかったり、マニュアルにないことは作成部署に問い合わせたりと面倒なこともあります。

一方、歴史のある企業では特に、昔から綿々と引き継がれてきたその会社独特の習慣や不文律があることも。そうした環境では、”暗黙の了解”に従わなければいけないという息苦しさもあるでしょう。

また、各部署毎の役割も明確に決まっており、もし自分の仕事領域以外のことを顧客に頼まれたら、該当する部署と連携しなくてはいけません。そのため、バイタリティがあり「どんどん仕事を進めたい」と思う人にとっては、スピード感のある対応ができずにもどかしく感じてしまうでしょう。

プライベートの事情にかかわらず転勤の可能性がある

全国や全世界にネットワークを持つ大企業に総合職として就職すると、転勤はつきものです。転勤は場所も時期も会社都合で、どんな場所になったとしても、どんなタイミングでも、基本的には断ることができません。それまでの人生で縁もゆかりもない地方に配属されるなど、大きな環境の変化に対応せざるを得ないケースも出てきます。

また、家族ができてからも治安の悪い海外に配属された場合や、子供の転校がしにくい年齢になると、多くの人が単身赴任を選ぶようになります。仕事に集中したいならば良いかもしれませんが、家族が生きがいで一緒に暮らしたい人にとっては辛いものになるでしょう。

やりたいことができる部署へ異動できない

その企業でやりたいことがあって入社したのにも関わらず、適性や経歴で判断され、想像していたのとは違う部署に配属されることもあります。これは中小企業などでも起こり得ますが、大企業の方が組織が大きいため希望の声が通りにくい面があります。

ジョブローテーションや職種変更の公募を実施する企業もありますが、基本的には最初に配属された部署でエキスパートを育てる場合が多いようです。そういう状況になったら、自分のやりたいことができる会社へ転職するか、大企業の安定やステータスを維持するために現職に止まるかで悩むことになるでしょう。

おわりに

大企業は、個人や中小企業ではできないようなダイナミックな仕事ができたり、福利厚生が充実していたりとメリットも多いですが、仕事内容や環境が全ての人に合うとは限りません。出世レースが激しすぎる、ルールが細かい、思っていた仕事ができない、転勤が多いなど、様々なストレス要因があります。

また、最近のビジネス環境では大企業だからといっても安泰ではありません。大企業にしがみつくだけがすべてではないので、「合わない」と感じたら無理をして病気になったり、精神的に痛めつけられる前に思い切って転職を考えてみるのもいいでしょう。会社の規模やネームバリューにこだわり過ぎず、自分らしく働ける環境を探してみてください。

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