東京急行電鉄の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.tokyu.co.jp/ir/upload_file/m002-m002_07/9005_YUHO150_2018_20190627.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手鉄軌道事業会社である東京急行電鉄です。

東京急行電鉄の平均年間給与はいくらか

東京急行電鉄（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は737.2万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40歳8ヶ月で若干ですが40歳を上回っています。平均勤続年数は18年7ヶ月となっています。

東京急行電鉄の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で4666名。単体で4000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

交通事業：3353名

不動産事業：403名

その他事業：97名

全社（共通）：813名

また、連結の従業員数は2万3637名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

交通事業：7694名

不動産事業：2686名

生活サービス事業：8846名

ホテル・リゾート事業：3525名

全社（共通）：886名

過去5年の業績動向

東京急行電鉄（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、営業収益ですが、過去5年をみると増収傾向が続いています。2015年3月期に1兆670億円であった水準が、2019年3月期には1兆1574億円となっています。

また、経常利益については、2015年3月期の666億円から2018年3月期の837億円まで増益が続きましたが、2019年3月期は819億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の410億円から2018年3月期の700億円まで増益が継続しましたが、2019年3月期は578億円となっています。

※東京急行電鉄の2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/7323）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。