3歳のイヤイヤは今までと違う!パパの楽しくなっちゃう育児法
LIMO / 2019年7月11日 11時15分
3歳のイヤイヤは今までと違う!パパの楽しくなっちゃう育児法
2歳のイヤイヤ期が終われば、もう少し楽になるのかなと思ったら真逆…。3歳になったら「~したい!」「~はイヤ!」というわがままモードにパワーアップ。
受動的なわがままだった1~2歳時とは違い、能動的にわがままなのでパパママの負担は倍増しがちです。
こんなわがままな子どもについつい感情的に怒ってしまい、自己嫌悪に陥っているママ・パパは多いかもしれません。
そこでこの記事では、3歳になってわがままし放題の子どもへの対処法をご紹介します。
なぜ3歳児はわがままなのか?
そもそも、なぜ3歳児はわがままになるのでしょうか。
その理由は大きく分けて3つあります。
1.できることが増える
3歳になると手先を使うのが上手になり、これまでできなかった細かな作業などもできるようになります。
これまで自分1人でできなかったことが、できるようになることが増え、様々なことに自信がついてくるのです。
そうなると、なんでも自分でチャレンジしたくなります。「あれもできる」「これもできる」という想いが、わがままという形で現れるようになるのです。
2.好奇心が旺盛である
3歳になると好奇心が芽生え、様々なモノやコトに対して、「あれは何?」「これはどうして?」という考えが生まれるようになります。
実際に自分でやって確かめたくなることも増え、どんなことでも一度やってみたくなるのです。
親からすれば危険を感じてしまうことも多く、「わがまま」だと認識されます。
3.自分の意志がはっきりしている
1,2にも共通しますが、自分の意志を明確に示すことができるようになっているのも理由の1つです。
3歳児のわがままは、1~2歳時のイヤイヤ期よりも心が成長しており、明確な自分の意志を持っています。
自分の意志がはっきりしているという成長は、親としては喜ばしい側面もありますが、自己中心的な意志であったり、危険な意志に関しては、親が止めなければなりません。
どうすればいいの?3歳児のわがままへの対処法
3歳児のわがままの対処法の基本は主に以下の2つです。
1.子どもの想いをわかってあげる
子どもが「~したい」というのを「ダメ!」とつい叱ってしまいがちですが、なぜ「~したい」のか追求してあげるようにしましょう。
子どもの想いを肯定し、寄り添いながら一緒に「~したい」という気持ちへの対処法を考えるのです。
私にも経験があります。
「寝たくない!」という息子に『寝なさい!』と叱ると、「寝たくないのに~」と泣かれました。わんわん泣く息子に『なんで寝たくないの?』と聞くと、パジャマを指さして「でんしゃのがいい」とのこと。
電車のパジャマに着替えさせると、すんなり寝ました。
子どもの「~したい」という理由は、大人が一度尋ねてみると「なんだそんなことか」ということも多いのです。
感情的にならずに、子どもと会話してみるようにしましょう。
2.なぜいけないのか理由を説明する
子どもは「ダメ!」と言われても「~したいのに、できない」としか思いません。
「~したいのに、できない」というのは、子どもにとっては悲しいことでしかないので、怒ったり泣いたりすることでしょう。
そこにほかの情報を加えてあげましょう。
「お母さんが痛い」「お父さんが悲しい」などなど…。
私もチャイルドシートになかなか乗らない息子に困り果て『乗りなさい!』と叱ったことがあります。息子は「やだやだ」とわんわん泣きます。
このままではどう言っても無駄…。
ちょっと視点を変え『乗らないと、お父さんパトカーにつかまっちゃう』と言いました。するとピタッと泣きやむ息子。
『チャイルドシートに乗ってくれる?』
「うん」
こんなことで言うことを聞いてくれるのかと力が抜けました。
パトカーが好きな息子ならではの納得のロジックです。子どもに合わせて説明を工夫し、情報を増やしてあげましょう。
体験談「わがままを逆に活用」
ここまで子どものわがままも工夫すれば何とかなるようにお伝えしてきましたが、そんなことはありません。「理由なきわがまま」はやはり存在します。
「お風呂に入りなさい」と言ってもどうしても入ってくれない。
お風呂イヤだよね、わかるよ。じゃあ、アンパンマンの入浴剤いれよっか!「やだよ~」
お風呂に入らないと汚くなっちゃうと言っても、「ぼくきれいだよ」
そんなときは問答無用で担いで、泣き叫ぶ息子の服を強引に脱がして、お風呂に入れてたんですが、まあ泣く泣く。なんだか虐待しているような気分になって、気持ちもよくない。
ということで、今度は逆に息子の「反発したい感情」を誘発する方針に変えてみました。
『うわー、〇〇くんがくる!!お風呂に逃げろー!!』
こう言うと、あんなにお風呂に行きたがらなかったのに満面の笑みでお風呂に追いかけてきました。シメシメ。
『うわー、〇〇くんがきた!お風呂に入ればもう安心』
と言いながらお風呂に入ってしまえば、息子はいたずらっ子の顔をして、お風呂に入ってきます。子どもから見ればいたずら。親から見ればいい子。
そんな本人の思考回路をうまく活かしながら、楽しく子どもと接してあげてください。1つのアイディアです。
おわりに
3歳児のわがままは自立心が芽生えた成長の証です。
ただ『~しなさい』というだけなら、「~したい」とわめく子どもと同じ。子どもから見れば親もわがままなのです。
しっかりと子どもと向き合い会話をしながら、子どもの主張と向き合ってください。
それが現実的に難しい時でも、なるべく楽しく子どもと過ごせるように工夫をしてみると気持ちが楽になるはずです。
ぜひ視点を少し変えて、対応を考えてみてくださいね。
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