使う前に気をつけることは?乳児用液体ミルクのメリット・デメリット
LIMO / 2019年8月7日 11時45分
使う前に気をつけることは?乳児用液体ミルクのメリット・デメリット
2019年3月から国内メーカーの乳児用液体ミルク発売がはじまり、注目が集まっていますね。これまで日本で母乳の代わりといえば粉ミルクが主流。その粉ミルクよりも手軽に使うことができるというのが、乳児用液体ミルクの評判ですが、それは本当なのでしょうか?
そこで今回は乳児用液体ミルクのメリットやデメリット、活用が期待されるシチュエーションのほか、国産液体ミルクのメーカーごとの違いなどをご紹介します。
液体ミルクのメリットとは?
1.手間が少ない
乳児用液体ミルクのメリットといえば、なんと言っても手間がかからないこと!
そのまま赤ちゃんに飲ませられる濃度のミルクなので、哺乳瓶に移しかえるだけで準備が完了します。海外ではペットボトル型が販売されていて、移しかえる手間さえなく、専用の使い捨てニップル(哺乳瓶用飲み口)を取り付けるだけの簡単さなんです。
粉ミルクのように濃度や温度の調節が必要ないので、育児がはじめてというママやパパにも手軽に使えますよね。
2.保存が簡単
粉ミルクも常温保存が可能ですが、一度封を開けてしまうと品質が気になりますよね。
でも乳児用液体ミルクは100~200ミリリットル入りといった、飲みきれる容量のものが多く、開封しなければ半年から1年常温保存が可能です。これなら品質を気にせずに使用できます。
3.荷物が減る
粉ミルクを入れるときには、粉ミルクと哺乳瓶以外に、熱いお湯や湯冷ましが必要になってきます。
家の中ならあまり気になりませんが、外出先での授乳となると荷物が重くて大変という悩みも。しかも粉ミルクを持ち運ぶときには、小分けするという手間も必要になります。
でも乳児用液体ミルクなら、液体ミルクと哺乳瓶の用意だけですむので手軽です。
液体ミルクのデメリットとは?
1.コストがかかる
乳児用液体ミルクは手軽でとても便利ですが、粉ミルクに比べて高コストというデメリットもあります。メーカーや購入するお店によって差はありますが、粉ミルクに比べて液体ミルクのほうが3~4倍のお金がかかってしまうよう。
毎日、何回もミルクを飲ませることを考えると、この差は大きいですよね。
2.ゴミが増える
大きな缶に入った粉ミルクの場合、使い切ったときにだけゴミとして缶や付属のスプーンを捨てますが、乳児用液体ミルクの場合には1回ごとに容器の缶や紙パックがゴミになります。
3.無駄が出やすい
粉とお湯の量を調整することで、量を変えられる粉ミルクに比べて、液体ミルクは量の調整ができません。
しかも一度哺乳瓶に入れると、ちょっとだけ飲ませてとっておくということができないので、赤ちゃんの月齢やミルクの飲み方によって、無駄が出てしまうこともあります。
液体ミルクが活用できるシチュエーションは?
乳児用液体ミルクと粉ミルク、どちらもメリットやデメリットがありますが、シチュエーション別に使い分けることで、育児を快適にすることができますよ。そこでここからは液体ミルクを活用したい場面をご紹介します。
1.お出かけのとき
1つめのシチュエーションは、お出かけのとき。
液体ミルクのメリットでもお話したように、ミルクのための荷物を減らせるので、ぜひ活用してみてくださいね。
2.お留守番や預けるとき
いつもミルクを作りなれている方にとっては、家なら粉ミルクを使用するメリットが多いですよね。
でもミルクを作る機会の少ないパパや、育児が久しぶりのおじいちゃん・おばあちゃんには、手間や時間がかかって大変という場合も。
そんなミルクを作りなれていない方に赤ちゃんを預けるときには、液体ミルクを使用するのが便利です。
3.非常時用の備えに
液体ミルクの常温で保存ができて、お湯などが必要ないというメリットが役立つ場面が、災害などの非常時です。
地方自治体の中でも備蓄用に液体ミルクを購入するところが増えてきていますが、赤ちゃんのいる家庭では自宅にも常備しておきたいですね。
災害などの非常時はないほうがいいですが、もしものときに用意しておけば、便利なだけではなくストレスの軽減にも役立ちますよ。
メーカーごとの国産液体ミルクの違い
2019年の春から発売が開始されている国産の乳児用液体ミルクですが、忙しい毎日の中でなかなか手にとる機会がないという方も多いですよね。
そこでここでは現在販売されている国産液体ミルクを、メーカーごとに比較してみます。
1.グリコ・アイクレオ赤ちゃんミルク
(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07PKXM246/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B07PKXM246&linkCode=as2&tag=navipla-22&linkId=7aa8f89c7252549577b380ba9912844a)
「アイクレオ 赤ちゃんミルク(https://amzn.to/2MDdq4R)」
容量:125ミリリットル
容器:紙パック
希望小売価格:200円(税別)
保存期間:6ヶ月
入れ方:付属のストローを紙パックに挿して、哺乳瓶に入れる。
2.明治 ほほえみ らくらくミルク
(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07NQGH7MW/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B07NQGH7MW&linkCode=as2&tag=navipla-22&linkId=738db8c0e73f1cf13c7d16cc0471018c)
「明治 ほほえみ らくらくミルク(https://amzn.to/2YHHa2Q)」
容量:240ミリリットル
容器:スチール缶
希望小売価格:215円(税別)
保存期間:1年
入れ方:缶のプルトップを開けて、哺乳瓶に入れる。
国産液体ミルクのどちらがおすすめ?
国産の乳児用液体ミルクの概要を比べてみました。グリコの「アイクレオ赤ちゃんミルク」は紙パック入りで軽量なので、持ち運びに便利。
明治の「明治 ほほえみ らくらくミルク」は容量が多く割安。そして保存期間が長い。と、それぞれにメリットがありますが、ミルクを飲む量が少ない赤ちゃんには容量の少ない「アイクレオ赤ちゃんミルク」のほうがいいなど、赤ちゃんの個性や状況に合わせて選ぶことも必要です。
またエネルギー量はどちらも100ミリリットルあたり68キロカロリーと同じですが、原材料や栄養成分に違いがあります。どちらのメーカーも公式サイトで原材料と成分をすべて公表していますので、購入前にチェックしてみましょう。
液体ミルクを上手に活用しよう!
メリットもデメリットもある乳児用液体ミルクですが、便利なシチュエーションもたくさんあります。ぜひ販売されている液体ミルクを比較して、自分や赤ちゃんにあったものを選んでみてくださいね。
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