100円ショップ・キャンドゥ、既存店売上高のマイナス成長は3カ月連続に(2019年6月)
LIMO / 2019年7月15日 12時15分
100円ショップ・キャンドゥ、既存店売上高のマイナス成長は3カ月連続に(2019年6月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2019年6月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年7月10日に更新されたキャンドゥの2019年6月既存店売上高は、対前年同月比98.3%とマイナス成長となりました。なお、同社の客数・客単価の内訳は開示されていません。
全社売上高も99.7%で、既存店とともにマイナス成長となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社の2019年11月期の既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
既存店売上高は、上期でプラス成長となったのは3月のみで、3カ月連続のマイナス成長となっています。6月もマイナス成長となり、下期もマイナスからのスタートとなりました。ただ、上期累計数字は99.1%であり、マイナス成長で苦戦が続く中、なんとか踏みとどまっている状態です。
一方で全社売上高は、12~3月の4カ月はプラス成長となったものの、4~6月は3カ月続けてのマイナス成長。上期累計は100.9%と、プラス成長を維持しました。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は昨年5月の1,887円を天井とする下落が継続しましたが、12月25日に1,466円まで下落した後に反転。緩やかな上昇が続き、3月末には1,700円を回復しました。しかし再度反落し、1,600~1,650円付近での取引が6月から継続中です。
下期がスタートしましたが、既存店売上高は今期プラス成長が1カ月のみと、苦戦を強いられています。また全店売上高も4月以降3カ月連続のマイナス成長が続いています。
下期のどのタイミングで、特に既存店が成長に転じることができるのかが注目されます。
参考記事:2019年6月度 月次売上高前年比速報(https://www.cando-web.co.jp/corporate/ir/1906.pdf)
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