就活の選考で重視される三大要素は? 面接の意図と内定獲得のポイント
LIMO / 2019年7月18日 18時15分
就活の選考で重視される三大要素は? 面接の意図と内定獲得のポイント
新卒で入社した会社が人生のすべてを決めるわけではありませんが、就活では自分が希望する企業から内定を得たいですよね。今は売り手市場と言われていますが、人気企業への就職はいつの時代も競争率が高く難しいものです。
就活においては、ほぼ全ての企業で面接が行われるので、ここを突破できなければ内定を勝ち取ることはできません。今回は採用選考で重視されるポイントのほか、グループ面接や圧迫面接を行う意図を紐解いていきます。
採用担当者が重視するポイントを知る
まず、経団連が2018年11月に発表した「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」から、選考にあたって特に重視した三大要素を見てみましょう。すると、第1位は「コミュニケーション能力」(16年連続)、第2位は「主体性」(10年連続)、第3位は「チャレンジ精神」(3年連続)となっています(20項目から5つを選択)。
よく面接担当者は「一緒に働きたいと思える人物」を採用したいと口にします。実際にその会社に合うか・仕事ができるかということは入社して実務を始めなければわかりません。しかし、「ポジティブな雰囲気を持っている人」と仕事をしたいと思う人は多いはずです。それが上記の、選考で重視する三大要素に反映されているとも言えるでしょう。
面接では緊張してしまうかもしれませんが、この3つのポイントを意識し、仕事に対して熱意があることを明るい表情で示すようにしてみましょう。
また、人の第一印象は5秒で決まるともいわれてます。面接で最初の5秒というと、入室して挨拶を終えるぐらいのタイミングです。身なりや挨拶、雰囲気がで良い印象を与えられるように、清潔感に気をつけて、生き生きとした態度で臨んでください。第一印象が良ければその後も面接官が興味を持って面接をしてくれる可能性が高まりますよ。
グループ面接やグループディスカッション
特に大企業など、就活生からのエントリー数が多い企業では、グループ面接やグループディスカッションが行われることが少なくありません。では、なぜ企業側はグループ面接やディスカッションをさせるのでしょうか。
新卒採用には、人事部以外にも様々な部署から多くの社員が面接に駆り出されることになります。つまり、人事的なスキルがない人も面接をすることになるわけですが、グループ面接やグループディスカッションを行えば学生同士を比較することで優劣がつけやすくなり、面接官の負担が減るという側面があるのです。
また、近年の学生は、エントリーシートを非常に完成度が高く作り込んでいるため、エントリーシートだけでは判断がつきにくくなっているようです。そのため、想定外のシチュエーションへの対応を見るためにも、他の就活生がいる場での面接やディスカッションという方法が採用されているようです。
面接担当者はたくさんの就活生を見なければいけないので、周りより良い意味で目立ち、担当者の印象に強く残らなければ面接を突破できません。あえて意外な質問を投げかけられたり、難しい話題を振られる可能性もあるので対策がしにくいでしょうが、できる限り質問に対して論理的に、堂々と答えることが大切です。
圧迫面接をする会社の意図は?
圧迫面接とは、重苦しい雰囲気や学生を追い詰めるような状況を意図的に作り出し、その中で行われる面接のことを指します。圧迫面接を行う理由の一つとして、就活生のストレス耐性を見るためという理由があるといわれます。
就職して現場に配属されると予想外のことの連発で「テンパる」という経験を必ず経験することになります。しかし、お金をもらって働く以上、自分の仕事や発言に責任を持ってやり遂げる必要があります。圧迫面接を通して、企業としてはそうした時にどう切り抜けられそうか、堂々と対応できるかというところを見たいという気持ちから圧迫面接をする企業も存在するのです。
基本的に就活生は就活でご縁がなかったとしても、将来その企業の「お客さま」となり得る存在として丁寧に扱われることが多いものです。また、近年は売り手市場だとも言われています。そんな中、圧迫面接をしてストレス耐性を確認する会社は、業務でストレスがかかりやすい現場だということを示唆しているかもしれません。
圧迫面接に必勝法はありませんが、ストレス耐性が見たいという意図を理解して、どんな質問にも怯まずに丁寧に回答できると良いのではないでしょうか。
おわりに
どんなに自分が適性があると思いエントリーしても、企業が求める人物像と違う・力が足りないと判断されれば内定を得ることはできません。ただし、面接官も一人の人間です。良い印象を持ってもらえれば、内定を勝ち取れる可能性も高まるでしょう。
面接官はたくさんの学生を相手にしているということを常に意識し、身なりや行動で不快感を与えないように注意し、自分の意見を論理的に自信を持って伝えることを心がけましょう。
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