孫に尽くしたい両親と無関心な義両親。その差がハンパない!
LIMO / 2019年8月3日 19時45分
孫に尽くしたい両親と無関心な義両親。その差がハンパない!
孫に対する思いは、人それぞれ。孫に対して、ものすごく尽くしたい祖父母もいれば、孫に尽くすという感覚を持ち合わせていない祖父母もいるでしょう。どちらのタイプでもそれぞれの考えがあってのことなので、是非を問うつもりはありません。
が…しかし、自分の両親と義両親の孫に対する考え方が両極端であった場合、子どもの親はどのように対処するのが正解なのでしょうか?そんな相対する考え方の両親の間で苦悩する筆者の体験談をご紹介します。
とにかく孫に尽くしたい実の両親
筆者は、大変子煩悩な両親の間に育ちました。現在、両親には筆者の子ども2人を含め、計5人の孫がいます。子ども好きな両親にとって、孫の誕生はこの上ない喜びだったのでしょう。5人の孫の成長を愛情たっぷりに見守ってくれていることが、筆者にもひしひしと伝わってきます。
“見守ってくれている”という、よそよそしい表現を使ったのにはワケがあります。実は、筆者をはじめとして妹2人も、実家から遠く離れた場所で所帯を持っているので、両親の側には孫が誰ひとりいないという状況にあるためです。
そんな寂しい状況にあるためか、両親は少しでも孫を喜ばせようと、誕生日やクリスマス以外にも、年中たくさんのプレゼントや手紙をそれぞれの孫に贈っています。
・ピアノのレッスンを始めるといえば…手作りのレッスンバッグ
・幼稚園でかけっこの練習が始まったといえば…新品スニーカー
・最近、お絵かきが上手になったといえば…クレヨンとおえかきちょう
・身長が伸びたといえば…洋服
・孫が会いたいといえば…高額な旅費をかけて会いに来る など
両親との何気ない会話の中に出てきたシチュエーションに合わせて、思考を凝らした贈りものが届きます。筆者は都度、感謝の気持ちとともに、日常的なプレゼントなどは遠慮したいと伝えています。しかし両親にとっては、プレゼントを受け取った孫のリアクションをビデオ通話で見たり、聞いたりするのは何より至福の時間なのだそうです。
孫に尽くすという感覚が全くない義両親
義両親も、子煩悩な優しい人間だと思っています。義両親が夫を愛情深く育ててきたことも伝わってきますし、孫に対してたっぷりの愛を注いでくれているようにも感じます。
しかし…孫に対する思いについて、両親にとっては「愛情を注ぐこと」=「尽くすこと」という構図になっていますが、義両親にとってそれらはイコールではないようなのです。その証拠に、義両親からわが子に対してクリスマスプレゼントはおろか、誕生日プレゼントをいただいたことすら一度もありません。子どもの誕生日当日にお祝いの電話がかかってきたことはありますが、それすらもなく全くのスルーという年もあります。
ちなみに、孫と日々接しているからでは?孫の人数が多くて、1人ひとりの誕生日をこまめにお祝いできないのでは?と思った人もいるかもしれませんね。しかし義両親も遠方に住んでおり、孫の人数も両親と同じ5人…どうやら距離や孫の人数とは関係ないようです。
お互いの考え方は知らないという現実
両親と義両親の孫に対する考え方にギャップはあるものの、筆者から一方の状況をもう一方に報告するということは決してありませんでした。具体的には、義両親に対して「両親から、こんなにたくさんプレゼントをもらっているんですよ!」なんてことをいうはずもありませんし、反対に両親に対して「義両親から、子どもの誕生日プレゼントをもらったことがない。」という事実も伝えたことはありません。
つまり、孫に対する思いの表現方法に大きなギャップがあるということは、どちらの両親も限り知りえないという状況でした。とはいえ、孫に尽くそうが尽くすまいが、考え方は人それぞれ。娘として「ギャップがハンパないなぁ…。いつかお互いの接し方を知ってしまったら、どう思うだろう。」と懸念しつつも、大して気にも留めていませんでした…長男が3歳になるまでは…。
子ども発信の情報のみに留めておくことに…
筆者自身が両親や義両親に対して、もう一方の孫への接し方についての話をすることはありませんでしたが、子どもが3歳を迎えるころになると少しずつ、状況が変わってきました。なぜなら、成長するにつれて息子の口が立つようになり、どちらかの両親の前でもう一方の両親のことを話すようになってしまったからです。少しヒヤッ!としたケースをご紹介しましょう。
ケース1:お盆の帰省中。服をほめられた息子の返答にヒヤッ!
義母:「〇〇くん、かっこいいお洋服着てるね~!」
息子:「これねぇ、トミカのTシャツなんだぁ!ババが買ってくれたの!靴下もズボンも買ってくれたんだよ♪」
義母:「へぇ~そうなのね…洋服買ってもらってるのねぇ。」
ケース2:母からの電話。誕生日プレゼントの希望を聞かれた息子の返答にヒヤッ!
母:「〇〇くん、今年のお誕生日は何が欲しい?おばあちゃんにも教えてほしいな♪」
息子:「ねぇ、どうしてババ(母)はいつもプレゼントくれるのに、〇〇ババ(義母)はプレゼントくれないの?」
母:「エッ?どういうこと!?プレゼントくれないの?」
息子:「そうだよ!プレゼントをくれるババとくれないババ。」
このように母も義母も予期せず、息子との会話の中でお互いの状況を知ってしまうというケースが最近増えているようです。今のところ、どちらの母からも筆者が直接問いただされたことはありませんが、孫に対する考え方や尽くし方が異なっていることに両者とも薄々感付いているのではないかと思います。今後も息子の会話力が向上するにつれて、双方ともにお互いのより詳しい状況を知ることになるでしょう。
筆者から両親や義両親へ情報を直接シェアすることも考えましたが、娘である筆者から話すことで恥をかかせてしまったり、傷付けてしまったりするのではないかという思いもあります。そのため少し怖い部分もありますが、無垢な3歳児からの情報によって、両者がお互いの接し方を察し、少しずつでも孫に対する“尽くし方”のギャップが埋まっていくことを願っています。
考え方のギャップを徐々に埋めていくのが理想
一般的に1人の孫には、全く異なる環境で暮らす2組の祖父母がいます。そのため両者の孫に対する尽くし方に大きなギャップがある場合もあるでしょう。しかし「向こうのお母さんは、いつもこんなことをしてくれているよ!」などと無理にギャップを埋めようとすると、両者の関係ヒビが入ってしまうかもしれません。
そのため孫と祖父母との自然な会話の中から、お互いの孫への対応にギャップが大きいことを知ってもらうのもひとつのアイデアです。両者が徐々に歩み寄ることにより、良好な関係を築けるかもしれませんね!
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