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今の保育園を転園すべき? モヤモヤ気になることがでてきたら…

LIMO / 2019年7月25日 19時40分

今の保育園を転園すべき? モヤモヤ気になることがでてきたら…

今の保育園を転園すべき? モヤモヤ気になることがでてきたら…

春の保育園入園から早くも3カ月。入園当初は慣らし保育や職場復帰などで大変だったものの、今では生活リズムや毎日の保育園準備などにすっかり慣れてきたという人も多いでしょう。親子ともに保育園に慣れ始めた今くらいのタイミングは、実は少しずつ転園を考える人が増え始める時期でもあります。

「入園してまだ3カ月なのに早くも転園を視野に入れるべき?」と悩んだ時、何をどのように捉えたらいいのでしょうか。保育園勤務経験があり、自身も現在子どもを保育園に預けている筆者が考えます。

夏風邪が流行る時期は入園後初めて転園を考えるタイミング

今くらいの夏の時期に転園を考える親が多いのは、入園から3カ月余り経過して親自身に精神的な余裕が出てくることだけが理由ではありません。手足口病やヘルパンギーナなど乳幼児特有の夏風邪が保育園で流行してしまうことや、それらの発熱で頻繁にお迎えの呼び出しがあったり預けられずに仕事を休んだりすることで、園に対してネガティブな感情を持ちがちになります。

さらには、友達やネットなどから他の保育園の情報がどんどん耳に入ってくることで、「うちの園ではそんなことしてくれない」「他の園の方が楽しそう」と、”隣の芝は青く見える”状態に。すると、今までなんとも思っていなかった園のやり方についても、一気に悪く感じるようになることがあります。

たとえば昼食後に1回、お昼寝後に1回など複数回お着替えをしてくれていたことに対して、入園当初は「きちんとしている園だなあ」と感じていたのに、「毎日こんなに洗濯物を増やして親の負担をわかっていない」という感覚に変わってしまう。また、家族参加の行事や課外学習、面談などが少ないので「親の負担が少なくて助かる」と感じていたのに、「これでは託児所の延長。もっと熱心な保育をやってくれないのか」という感覚に変わってしまうなど。

働きたいから保育園準備の負担は減らしてほしい、でも保育園には子どもの教育もやってほしい。入園前は「とにかくどこでもいいから入園したい」と考えていた保育園に対し、職場復帰によって子育てと仕事の時間的なバランスが取れるようになることで、さまざまな欲が出てきがちになるのが今の時期なのです。

信頼関係ができれば細かいことが気にならなくなることも

それでも、どうしても保育園の方針ややり方について疑問や不安を感じることもあるでしょう。保育士も人間なので言われないとわからないこともありますし、言われれば対応できることもあります。何も言わずに怒りや不安を増幅させるのではなく、まずは担任の保育士と会話を重ねていくことをおすすめします。

そしてその際は感情をぶつけるのではなく、あくまで「園ではお着替えはどういうタイミングでやってるんでしたっけ?」「お尻のオムツかぶれがひどいので、頻繁にオムツを替えてほしいわけではないのですが、ちょっと注意してお尻を見てあげてもらえると助かります~」と、和やかにコミュニケーションを取るのがベスト。いろいろと思うことはあっても、怒りまかせではただのクレーマーと捉えられてしまいます。

すると保育園としての考えや事情を教えてもらえたり、可能な限りこちらの要望を叶えようと努力してくれたりと、誠意のある対応を見せてくれるはず。そうやって会話を積み重ねていくことで保育士と信頼関係ができていき、小さなモヤモヤがそこまで気にならなくなることも往々にしてあります。

逆に言うと、園の方針ややり方に多少の不満があるかどうかよりも、保育士が誠意ある説明や対応をしてくれるかどうかの方が重視すべきポイント。そしてその説明や対応の仕方がどうしても解せないとなったなら、転園という選択を取るのがいいでしょう。

筆者が働いていた保育園でも、1歳8カ月の男の子が入園した2カ月後に退園してしまったことがあります。その子はまだ歩くことができていなかったのをお母さんが心配していたため、筆者たちは絶対に無理をさせないようにしつつも、低いテーブルで伝い歩きをさせてみたり手押し車のおもちゃで遊ばせたりしていました。

しかし、お母さんは「あの子のペースで歩かせたかったのに」と怒って退園を選んだのだそう。お母さんの気持ちを汲み取れなかったことを申し訳ないと思いつつ、よかれと思ってやっていたことだったので、「もっとお母さんとコミュニケーションが取れていたら」と後悔したことを覚えています。

保育園と家庭でバランスを取れば解決することもある

筆者は保育園に預けることの利点は、親が働けることだけではないと思っています。乳幼児期の子どもに家庭以外の社会やコミュニティを体験させてあげられることもとても大きなことです。だからこそ、保育園に物足りなさや小さな不満を感じた時には、家庭でバランスを取ることも視野に入れるといいでしょう。

たとえば、保育園がのびのびゆったり方針なのであれば、家庭では習い事や教材を買い与えて学習を促す。一方で保育園が学習やマナー教育などに力を入れていて「少し子どもに窮屈な思いをさせているのでは?」と不安になるのであれば、家ではのんびりと家族と過ごさせることに注力する。

転園は再び保活をすることに等しく、そもそも転園したくても希望の園に空きがなければ転園はできません。また認可保育園の場合、一度転園が決定すると前の園に戻ることができない自治体もあります。さらに転園した先の保育園が、もっと合わない保育園である可能性も否めません。

保育園に慣れてきた今だからこそ、もし保育園のことで気になる点が出てきたら、保育士とのコミュニケーションや家庭とのバランスなどを取ることで冷静に対処していってはいかがでしょうか。

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