「ハイスぺ男子と結婚できる」はうそ?高額なのに結婚できない、ブラック結婚相談所の特徴
LIMO / 2019年7月27日 20時50分
「ハイスぺ男子と結婚できる」はうそ?高額なのに結婚できない、ブラック結婚相談所の特徴
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
婚活していても、身近な人には「結婚相談所に入ったの」とはなかなか言いにくいでしょう。どんなにブラックな結婚相談所もリアルな口コミは広がりにくいものです。
多くの方は結婚相談所を最後の砦と思い、「いざとなったら結婚相談所に入れば結婚できるだろう」と思っています。
いえいえ、そんなことはありません。それどころか、入ったらお金と時間とエネルギーを奪われるだけの結婚相談所も存在します。
今回は、絶対に入会してはいけないヤバい結婚相談所の見抜き方とその実態をお知らせします。
成婚率の良さをアピールするところほどブラックです。
成婚率がいいとアピールするところも要注意。
もし、その数字が20〜50%くらいで「成婚率が高い」というのなら嘘ではないでしょう。しかし、結婚相談所に入会すれば結婚できると思っている方にとって、「結婚できる確率が50%なのに高いの?」と感じるかもしれませんね。
探せば、成婚率70%、80%と出す相談所もあるのです。しかし、こういうところは疑いましょう。
何をもって成婚率と言っているかがまず怪しいのです。
結婚相談所をやめた退会者の割合を成婚率とカウントする所は多く、「こんなところで結婚できるわけがない」と思ってすぐにやめた方も成婚率にカウントされてしまうのです。
よく、成婚率に惑わされて入会したという話をお聞きします。
東海地方在住の女性数人から、「脅威の成婚率!」「女性誌掲載」とHPにかかれている結婚相談所Kに入会したけれどまともに要望を聞いてもらえず退会した、という話を聞きました。
結婚相談所Kは「あなたは痩せないと結婚無理よ。デブとしか結婚できないわ。うちには個人トレーナーがいるからまずはダイエットしてから」と、入会後に数10万円のダイエットコースやら女磨きコースを勧誘されたそうです。
おかしいと思い不信感を持った方は数カ月で退会。
素直さがアダとなり信じてしまった方は、怒られそうで退会を言い出せず。もともと自信がないのがさらに自己評価が低くなり、2年間在籍し続けてしまったそうです。その間、様々なコースに勧誘され、新車が買えるほど様々なオプションメニューにお金を出してしまったとか。
婚活の長期化orすぐ卒業を見抜くすご腕仲人
実際に入籍する人の割合が本当に多いすご腕仲人さんもおります。
長年やっていれば入会前の面談で結婚できるのか、手間をかければ結婚できるのか、無理な人かだいたいわかるものです。
すご腕仲人は、ご成婚に至るまでのケアももちろんなのですが、無理そうな方の入会を断る場合もあります。
無理そうな人の入会を断れば成婚率は上がるでしょう。ご入会のお断りだって、一種の優しさかもしれない。本人が受け入れるかは別問題ですけどね。
セレブ・医師と結婚できる相談所はほぼブラック
「医者と結婚したい」と思う独身女性は多い。高収入な仕事の代名詞で、弁護士やパイロットよりは身近に感じるのでしょうか。
医師や高学歴高収入の男性が多いとうたう結婚相談所が多数あります。
「医者や高収入の男性と結婚できる!これは玉の輿にのるための自己投資」と思い、血迷って通常の結婚相談所の数倍の値段の入会金を支払い入会しちゃう女性がいるのです。
医師が多い結婚相談所のトリックは、医師側がお金を支払っていないのです。つまり、医師側はそこで真面目に結婚相手を探そうとは思っていない。もしかしたら、無料でいろんな女の子とデートができるから登録しているぐらいかもしれない。
そうした相談所に登録した医師側から話を聞いたことがあります。離婚してしばらくしたところ、仕事関係者から無料で登録できる結婚相談所があると言われて名前を書いて申し込んだそうです。
お見合いの場に行くと、初対面で年収や開業しているかどうか聞いてくる失礼な金目当ての女性ばかりだったとか。食事代は支払ったけれど、どの女性もまともにお礼も言わなかったそうです。再婚願望はあったものの、そこで理想の女性に出会えるとは思えなかったため利用するのを辞めたそうです。
「病院関係のコネクションがあり、結婚相談所を立ち上げた」など医師が多そうに見えるようなことはアピールしているかもしれませんが、独身医師の知り合いは多くても本当に結婚したいと思っている医療関係者はそんなに多く登録していないでしょう。
しかも、医師も玉の輿に乗りたいバカ女と結婚したい訳ではない。
雑誌掲載に騙されないで!お金で買ったメディア出演実績
ブラック結婚相談所の見抜き方をお伝えします。
そうした結婚相談所の多くが、某女性誌Cに掲載されたとHPやブログでアピールしています。しかしその某女性誌Cは、定期的に結婚相談所の特集をやり、掲載した結婚相談所や婚活サービス会社から広告料を受け取っているのです。
その雑誌から私もよく営業メールを頂きます。つまり、掲載されたのはただ広告をだしているだけ。
別に広告を行うことが悪い事ではありません。真面目に営業していて広告を出すこともあるでしょう。ただ評判が良いからメディアに出たわけではなく、ただの広告と思っておいてください。
仲人の仕事が入会の勧誘と退会の引きとめだけ
30代半ば以上の方に対し、入会前に根拠にとぼしい甘い話ばかりするところも要注意です。
27歳で1度も恋愛経験がない人に、「大丈夫だよ!あなたならちゃんといい方と結婚できるよ」というのは誇張しすぎな励ましかもしれません。
34歳に「大丈夫だよ!あなたならちゃんといい方と結婚できるよ」というところがいたら怪しい。「今がんばればなんとかなるから一緒に頑張ろう」ぐらいならまともかもしれません。
あるアラフォーキャリアウーマンは、35歳になる時にそうしたセレブ系結婚相談所に入会してしまいました。
入会前は親身に話を聞いてくれ「仕事が忙しくて独身のままきちゃった男性は多いの。あなたならすぐに結婚できますよ」と言われて入会したところ、入会後は男性の紹介もなく放置。
そこで冷静になりました。
「そもそも、ここにはそういう男性がいないんじゃないの?そんな選び放題のハイスペック男性が仮にいたとして、私を選ぶわけがないじゃん」
と思って退会を申し出たそうです。
すると、相談所の担当者は「今ちょうどいい方が入会して。ぜひ紹介しようと思っていたところなの」と言い出し、引きとめようとしたそうです。彼女は「ここはヤバい」と確信して退会しました。
入会前の勧誘と、退会の引きとめでしか仲人と話しをしなかったそうです。ひどいですが、こういうところは多いかもしれません。
どんな婚活サービスを使っても構いませんが、お金で買えるのは出会いだけです。自分の魅力は買えないと心得て婚活することが防衛策ではないでしょうか。
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