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子どもの手足口病後に親が高熱ダウン。治って気が抜けたときに要注意!

LIMO / 2019年7月28日 10時40分

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子どもの手足口病後に親が高熱ダウン。治って気が抜けたときに要注意!

7月23日、乳幼児の子どもを持つ親にとっては恐ろしい発表が国立感染症研究所からなされました。それは、全国約3000の小児科定点医療機関が報告した1週間(8~14日)の手足口病の患者報告数が、1医療機関あたり12.64人で、1981年の統計開始以来、過去最多となったという発表です。

手足口病やヘルパンギーナは手や足に発疹が出たり発熱が出たりする感染症。保育園によっては熱がなく食事が摂れるなど元気であれば登園は可能ですが、解熱するまでの数日間、親は仕事を休まなければなりません。先日、筆者も初めての看病を経験しました。

子どもの看病はこんなに辛いなんて!

筆者の1歳になる子どもは先日、流行の手足口病を保育園からもらってきてしまいました。発熱とひどい発疹が見られたので小児科を受診後、3日ほど保育園を休ませることに。その間は平日で夫は仕事が忙しいため、筆者1人がつきっきりで子どもの看病をすることになりました。これが、想像以上にハードワークだったのです。

子どもは口の中の発疹が痛いのか、とにかく24時間ずっと不機嫌でギャン泣き状態でした。ご飯も食べてくれず、抱っこも気に食わず暴れ、布団に置いたらもっと暴れ…。また夜中もうまく眠れないようで、少し寝てはギャン泣き、抱っこしてなんとか寝られたかと思えば数十分後にギャン泣き。2時間おきに授乳をしていた新生児期並みの寝不足が続いていき、子どもを看病しながらもフラフラな3日間を過ごしました。

発熱で辛そうにしている姿がとにかくかわいそうだったのも、辛さの拍車をかけていました。変な色のウンチや嘔吐をしないかなど様子の急変に気付けるよう神経を張り巡らせていたので、精神的にも疲労困憊。また自分にも感染しないように、いつも以上にうがい手洗いに気をつけ、頻繁にタオルや衣類の洗濯をしていたことも看病中においては重労働でした。

さらに「38.5度を超えたら使って」と小児科の先生に言われた解熱剤の座薬を入れる時も、不慣れのためにスムーズに入れられず、足を抑えていると子どもも暴れてしまい、寝不足もたたってとにかくイライラ。初めての本格的な子どもの看病を経験した筆者は、その辛さを身をもって知りました。

看病後、気が抜けたタイミングでダウンしてしまうことも

決死の看病の後、子どもはなんとか症状が落ち着いて保育園にも登園が可能に。いつもの生活リズムが戻り、筆者も仕事を再開できるようになりました。しかし、子どもが保育園に再び通いだした2日後、今度は筆者が39度の熱を出してしまったのです。

しかし発疹は現れず、内科に行っても「手足口病ではなく、おそらく体力が消耗し切った後の免疫力がなくなったタイミングでちょうど風邪をひいてしまったのでは」との診断。仕事を休み、丸一日療養したら熱も下がってすっかり治ったので、本当に看病疲れによって倒れてしまったようでした。

手足口病に限らず、子どもが病気になっている間は大人にも移らないよう、手洗いやマスク、除菌など十分に気をつけている方は多いでしょう。しかし筆者のように、子どもの看病で疲弊したことと子どもが治ってふっと肩の荷が下りたことが重なって、まさかのタイミングで倒れてしまうこともあります。

仕事を数日間休んでいる後ろめたさから、早く子どもを治して保育園に登園させ、早く自分は仕事に戻りたいと思う気持ちは山々。しかし、ハードワークすぎる子どもの看病によって「身も心もボロボロになっているな」と感じたら、もう1日くらい自分自身が療養する時間を作ることも必要なことなのかもしれません。

地域の病児保育が無理ならベビーシッターさんも選択肢に

子どもの看病があまりにも辛く、「これでは自分自身も倒れてしまう」と感じたら、誰かの手を借りることも躊躇なく選択したいところ。各自治体が提供している地域の病児保育であれば、安い利用料金で子どもを預かってもらえます。

しかし、地域の病児保育は登録が必要なことと、基本的には空き定員が少なく、また自治体によっては多くの人が利用できるように予約は1日ずつ取らなければいけないなど、ハードルが高いことも否めません。そのためもう一つの選択肢としては、病児保育に対応しているベビーシッターさんを手配するという手もあります。

筆者も以前、子どもが発熱で保育園に預けられなかったものの、その日はどうしても抜けられない仕事があったので病児保育のベビーシッターさんにお願いしたことがあります。ベビーシッターさんは地域の病児保育に比べたら料金が割高になりますが、こうした場合には必要経費だと思って割り切るしかないでしょう。

子どもの病気の看病は、親にとっては大きな試練。感染症は感染を広げないための対策がもちろん大切ですが、いざ子どもが罹った場合には親自身が倒れてしまうと家庭が回らなくなってしまいます。看病後の油断しがちなタイミングに気をつけたり、病児保育やシッター利用などを選択肢に入れたりして、うまく乗り切っていきたいですね。

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