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「嫁」と「妻」あなたはどちら派?女性のあり方を見つめなおす

LIMO / 2019年8月2日 11時0分

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「嫁」と「妻」あなたはどちら派?女性のあり方を見つめなおす

「嫁」と「妻」、一見ほとんど同じ意味をもつように感じる2つの言葉。しかし、なかには「嫁」という言葉に違和感がある人もいるようです。その理由を探ると、「女性のあり方」にたどり着きました。そこで今回は、女性をめぐるさまざまな価値観について考えてみましょう。

家制度を連想させる「嫁」という言葉

かつて、日本には「家制度」が存在していました。これは、武士階層における家父長制のような考えを受け継いでいるもの。嫁は他人の家に嫁ぎ、男の子を出産し、家を継がせる役割を担っていたのです。

このような背景から、「嫁」と聞くと「家制度」をイメージする人も少なくありません。戸籍上の「妻」に比べ、「夫婦関係が不平等」「夫や子、義両親に人生を捧げる」といった印象を受けてしまいます。

その結果、「あくまで夫と結婚しただけであって、夫の家や両親と結婚したのではない」「嫁と呼ばれると、夫側の所有物になった気分だ」と受け取る人も。これまでの経緯を踏まえると、「嫁」という呼び方に抵抗を感じるのも無理はないのかもしれません。

「母親らしさ、妻らしさ」の重圧

「嫁」という言葉以外にも、女性が違和感をもつ場面はいくつも存在します。たとえば、「母親らしさ」や「妻らしさ」を周囲から押し付けられること。その具体例をみてみましょう。

・「もとからヒールを履いていなかったのに、『妊娠したからヒールは避けているんだね』といわれた。前々から好きだったグレープフルーツを食べていると、『やっぱり妊娠中は食べたくなるよね』と決めつけられることもありました」

・「赤ちゃんと一緒に外出していると、知らない人から『母乳なの?』と聞かれたことがあります。その後も『やっぱり母乳よね、偉いわ』と返され、なんだか圧力を感じました。まるで、良妻賢母であることが当然といわれている気分です」

・「結婚してからというもの、『女性は家のことをするべき』『夫の健康も気遣わなければならない』『夫に育児を手伝ってもらったら感謝すべき』といった価値観の押し付けを感じます。世間は、『良き妻』を強く求めているのだなと実感しました」

「自分らしさ」を維持するために

さまざまな場面で、周囲から「母親らしさ」「妻らしさ」を求められる女性たち。しかし、なにより「自分らしさ」がなければ、自分を見失ってしまうのではないでしょうか。

そうなってしまう前に、「女性である自分」を満喫する時間を用意しておきましょう。その時間内は、入浴やスキンケアなどに時間をかける、読書をするなど、自分がしたいことを思う存分楽しむのです。「妻は自分の時間をもってはいけない」「常に母親としての自分でいなければならない」と思い込む必要はありません。

なにをすべきか分からない方は、自分の好きな姿を想像するところから始めてみましょう。子どもの頃から現在までを振り返り、どんな自分が好きかを思い浮かべてみてください。

「友達と公園で遊んでいた自分が好き」「全力で仕事していた頃が好き」といった気持ちに気が付いたら、そのイメージに近づく手段を考えましょう。実際に取り組んでいるうちに、自分を大切にする感情が芽生えてくるはずですよ。

まとめ

「嫁」という言葉に隠された経緯を初めて知った、という方も多いのではないでしょうか。今の日本において、「嫁ぐ」という考え方は主流ではありません。にもかかわらず、「嫁」という呼び方はまだまだ根付いています。

きっと「嫁と呼ばれても気にならない」という人だけでなく、「夫に選んでもらったという幸福感」をもっている人もいるのでしょう。あなたは「嫁」と呼ばれて、どのように感じますか?

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