800万円を20代で貯めた人の生活。手帳や”サブスク”をどう使う?
LIMO / 2019年8月3日 20時15分
800万円を20代で貯めた人の生活。手帳や”サブスク”をどう使う?
28歳で800万円貯める、というのは現実的に難しいと思いますか? 多くの人が、自分の収入を考えたらそれは到底無理だと思うのではないでしょうか。しかし、年収380万円で生活しつつもその金額に到達した人もいるのです。そこで今回は28歳で800万円を貯めたOLのAさんに話を聞いてみました。
手帳を使ってお金の使い道と金額をコントロール
Aさんは、手帳を使ってお金の管理をしていました。手帳に直接、その日に使った金額と使い道への納得度合いを「〇」「△」「×」で表現。無駄遣いだったなと感じたら使った金額の後に「△」や「×」を書き入れ、今日は無駄遣いはなく自分が納得できるお金の使い方だったと思えば「〇」をつけます。
「△」や「×」が3日以上続くのを避けるため、2日続いたらその次の日は”ほぼ0円生活”で無駄遣い分を取り戻す、というシビアな管理法。そのルールだけは徹底しており、あらかじめ決まっていた飲み会をキャンセルすることもあったと言います。
使った金額を手帳に書き込むのは、1週間のスケジュールに合わせてお金の使い方をコントロールできるのがいいところだと言うAさん。自分なりに「金曜はお金を使いそうだ」と思ったらそこまでは節約。土日に楽しみにしているイベントがあれば、平日は”ほぼ0円”で過ごすそう。平日は自炊とお弁当、コーヒーとお茶は自宅からタンブラー2つを持って出かけていると言います。
先々の予定と使いそうな金額を照らし合わせて、日々の出費を考えることができるのはとても有益ですよね。また、手帳は毎日こまめに見るものですから、常にお金に対する意識を持つことになるのもメリットだと言えそうです。
会社の同僚とランチの時間に昨日の出費について話す
また、Aさんの会社の同僚も貯金に励んでおり、お互いに無駄遣いしないようランチ時間に昨日のお金の使い方について話すことにしているのだと言います。
「昨日は急に誘われた飲み会につい行っちゃったから、今週残りは節約する」とか「昨日はせっかく0円で過ごせると思ったのに折り畳み傘を忘れて、500円コンビニで使っちゃった。無駄だった」などとお互いに報告し合っているのだとか。
相手が頑張って節約できたというときは褒め、無駄遣いしてしまったという場合には「なんでそんな飲み会、行っちゃったの? 飲み会の誘惑に負けるなんて珍しいね」とか「いつも折り畳み持っているのにどうしたの?」などと原因を追及。そこで話したことが直接、次回以降の無駄遣い対策になるというわけです。
毎朝7分間のお掃除タイムを作る
Aさんが習慣にしていることの一つに、毎朝7分掃除をすることがあります。その日ごとに「今日はキッチン」とか「今日は洗面台」などと決めて掃除に取りかかるのだと言います。
朝から掃除をすると気持ち的もすっきりして、何より部屋がキレイになって早く家に帰りたくなるのだとか。「自分の家が大好きで、普段からあまり寄り道せずに帰る」と言うAさん。だからこそ、キレイな状態を保っておきたいものですよね。
寄り道しなければ無駄遣いや衝動買いを避けることもできます。また、家がキレイだとその状態を維持しようと思うから洗濯物を溜め込んだり、ごみを放置したりしなくて家事がはかどるそう。一人の時間が好きになって、自宅で「居酒屋風おかず」や「プチイタリアン」などとテーマを決めて自炊もするようになったと言います。
さらにAさんは、服も日曜日の夜に1週間分の着回しを決めてしまい、「あの服、着たかったのに洗濯中だ」という事態をなくすようにしているのだとか。
毎朝慌ただしくその日のコーディネートを考えていると、「服がない!」と思ってしまいがち。しかし、余裕のある時に色々な組み合わせを試してみると意外と着回しができて、服を必要以上に買う必要がなくなるのだと言います。仕事やイベントの予定に合わせて服装を調整しておけるのもいいですよね。
こまめに利用中のサービスについて見直す
Aさんは空き時間を見つけると、すぐに利用中のサービスについてコストの計算をして見直す癖があると言います。見直しというと保険やローンなどのイメージがあるかもしれませんが、Aさんの場合はもっと身近で毎日使うものから見直していきます。
たとえば、1人の時間をより楽しむため動画配信サービスを契約しているAさん。これは、外で飲み会に参加したり映画を観たりするよりも月額費用が安く、家で好きな映画やドラマを観ていれば楽しく節約ができると考えたからだそう。しかし、動画配信サービスは様々で、それぞれ月額費用も違いますよね。配信内容と利用料金を常にチェックし、自分にとっての最適解を常に探しているのだと言います。
また、最近ではサブスクリプションサービスが充実してきていますよね。服やアクセサリーを貸し出してくれたり、雑誌や本が読めたりと多様々なサブスクリプションサービスが登場しています。普通に購入するのとサブスクリプションサービスを利用するのでは、どちらが安いのかということを常に比較検討してサービスの利用を停止したり、逆に使い始めてみたりするのだそうです。
まとめ
いかがでしたか。Aさんは色々な方法で上手に節約への意識を高めていました。自分なりに創意工夫をして節約できるのは素晴らしいことですよね。しかも、1つ1つはそれほど難しくないものばかりなのでぜひ取り入れられるものから試してみてくださいね。
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