「卒乳を待つ」はダメ?育児中の「つらかったこと」と「うれしかった言葉」
LIMO / 2019年8月3日 12時10分
![「卒乳を待つ」はダメ?育児中の「つらかったこと」と「うれしかった言葉」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_12517_0-small.jpg)
「卒乳を待つ」はダメ?育児中の「つらかったこと」と「うれしかった言葉」
子育ては不安や悩みの連続で、いくつもの「壁」があるといわれています。誰だって「私ってダメな親?」と落ち込むことがあるでしょう。
今回は、そんなママたちの悩みを具体的にご紹介するとともに、そんな状況でも救われた一言を、あわせて共有していきたいと思います。
年齢、家庭によって子育ての悩みはさまざま
まずは年齢ごとにぶつかるとされる「〇歳の壁」についての経験談をみていきましょう。
0~1歳は、睡眠に関する悩みが多いようです。
「睡眠中に呼吸が止まるのではと、朝まで何度もチェックしてしまいます」
「生後半年頃からの夜泣きで慢性的な寝不足が続き、終わりが見えず不安です」
2歳になると、いわゆるイヤイヤ期に突入します。
「街中で人が振り返るほど号泣するなど、恥ずかしさを感じることもあります」
「何でも自分でしたがるようになったのは良いのですが、手を貸すと拒否したり不機嫌になり、1つ1つに時間がかかります」
3~5歳は、体力がつくことや、社会と関わる中での悩みが増えてくるようです。
「朝からずっと公園で遊び続ける子どもの元気に、私の体力がついていきません」
「幼稚園に通い出してから子どもの話し方が生意気でイライラすることが増えました」
また、こんな悩みも寄せられました。
「断乳ではなく自然卒乳にしようと、3歳、4歳になっても授乳を続けていました。祖父母世代から『恥ずかしい』などといわれましたが、WHOとユニセフでは2歳以上の授乳を推奨しています。家族や仕事にも様々な選択があるように、授乳にも様々な選択があっていいのでは?」
どんな年齢でも、家庭や子どもにより悩みはさまざまです。
子どもに対してイライラすることで、自分のことも責めてしまう
また、親としての自信をなくした瞬間として「感情的になってしまったとき」を多くのママが挙げました。たとえばこういったエピソードです。
「子どもの気持ちに寄り添いたいと思いつつどうしてもイラっとすることがあり、根気よく子どもと接しているママと比べ、申し訳ない気持ちになりました」
「あるとき、子どもの前で夫と大げんかしてしまいました。ショックだったのか、子どもは必死に涙をこらえていて。私の我慢が足りなかった…と情けなくなりました」
「保育園登園の別れ際に泣く娘を見て『働くことは私のエゴ?』と胸を痛めたのに、私に余裕がなくなると、朝のグズグズに対しても『いい加減にしてよ』と怒ってしまい…。いい母親って何だろうと、毎日葛藤です」
同じような気持ちを感じたことがあるママも多いのではないでしょうか?
ひとことに救われたエピソード
とはいえ、もちろん苦しいばかりではありません。とくに、日々成長していく子どもからの言葉には感動や気づきがありますよね。
「娘が『あーと』(ありがとう)と伝えてくれるようになりました。娘の看病でプリンを食べさせたとき『あーと』といわれ、疲れが吹っ飛びました」
「3歳の息子を叱ったとき、泣きながら『ママ大好き。ごめんね』と。怒った私でも好きと表現してくれることに、怒りがすっと収まりました」
また、夫からの言葉も励みになります。
「寝不足で辛かったとき、夫が『交代するよ。一緒に子育てしよう』と。1人で抱え込みそうになっていましたが、頼れる人がそばにいるありがたさを感じました」
「姑が育児について口出ししてきたとき、夫が『そんなこと言っていいのは母親だけだ、妻は世界一の母親だ』と味方してくれ、この人とならこの先何があっても大丈夫だと思いました」
そして家族のほかにも、きっと優しい人がいます。
「電車の中で泣いている娘に困り果て、次の駅で降りようとした瞬間、横にいたおばあさんが『降りなくて大丈夫。みんな泣いて大きくなったんだから』と声をかけてくれました。涙があふれました」
辛い状態のときこそ、優しい言葉を聞くと心が温まりますよね。
悩みもイライラも認めて、嬉しい言葉はストックしておこう
育児は「待ったなし」で、立ち止まっている間にもタスクが山積みになり、追い詰められてしまうこともありますよね。しかも母親は褒められることは少なく、ちょっとした弱音も吐きづらい風潮すらあります。
近年、「子どもの自己肯定感を高める」育児法をよく見聞きしますが、子どもの前に、まずは自分自身の毎日の頑張りを褒めましょう。そしてその1つの方法として、自分の心に響いた言葉は大切に胸に刻み、凹んだら思い出すような習慣をつけてみてください。
それでもついイライラしてしまったときは「今のは私が悪かった」と相手に自分の非をまず伝え、その次に自分自身に「失敗する日もある、でもそれは毎日頑張っているからこそ」と、セルフケアを意識してみてくださいね。
【参考】
「赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援」日本助産師会
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