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手取り収入の1割を貯蓄…多い?少ない?「月10万円以上貯められる」貯蓄法とは

LIMO / 2019年8月9日 20時45分

手取り収入の1割を貯蓄…多い?少ない?「月10万円以上貯められる」貯蓄法とは

手取り収入の1割を貯蓄…多い?少ない?「月10万円以上貯められる」貯蓄法とは

一定のペースで貯蓄をしていると、お金の計画が立てやすく、どんどん安心感を増やすことができます。とはいえ、収入や支出に波がある方にとっては、ちょっと難しいと感じるかもしれません。

ここでは、一般的な貯蓄額と今すぐできて効果的な貯蓄法をご紹介します。

みんなどれくらい貯めてるの?

金融広報中央委員会が公表している『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)』(2018年)によると、年間手取り収入のうち、貯蓄に回している平均割合は8%となっています。

年間手取り収入(臨時収入を含む)における貯蓄割合(金融資産保有世帯)―年代別平均―
平均・・・8%
20代・・・15%
30代・・・12%
40代・・・10%
50代・・・9%
60代・・・7%
70代以上・・・6%

60代以上となると年金暮らしとなり、そもそも収入が多くないので、生活に必要な費用を差し引くと6~7%の貯蓄割合ですが、40代以下になると10%を超える貯蓄割合となっています。

20代はお金の貯め時ともいえますから、もう少し多く貯蓄しても良いかもしれませんね。

次に、年収別に見てみるとどうでしょうか。

年間手取り収入(臨時収入を含む)における貯蓄割合(金融資産保有世帯)―年収別平均―
300万円未満・・・4%
300~500万円未満・・・7%
500~750万円未満・・・10%
750~1000万円未満・・・11%
1000~1200万円未満・・・14%
1200万円以上・・・18%

年収に比例して、貯蓄割合も増えています。
これを毎月の貯蓄額に換算するとどうなるでしょうか。

年間手取り収入(臨時収入含む)別、ひと月の平均貯蓄額
300万円未満・・・約1万円
400万円・・・約2万3000円
500万円・・・約4万1000円
600万円・・・約5万円
700万円・・・約5万8000円
800万円・・・約7万3000円
900万円・・・約8万2000円
1000万円・・・約11万6000円
1100万円・・・約12万8000円
1200万円・・・約18万円
1000万円以上になると、月10万円ほどの貯蓄をしている人が多いようです。しかし、年間手取り収入が1000万円を超える人はあまり多くないことから、毎月10万円以上貯蓄している人も決して多くはないといえるでしょう。

しかし、貯蓄にはコツがあります。以下にご紹介する効率的な貯蓄法を参考に、貯蓄率10%以上、毎月10万円の貯蓄をめざしてみてください。

月10万円以上貯蓄するためのコツ

定期的に固定費を見直す

毎月10万円以上を継続的に貯めるには、固定費の見直しが必要不可欠です。たとえば、大手キャリアから格安スマートフォンに乗り換えるだけで、毎月8000円以上だった利用料金が5000円以下に下がるケースも。夫婦で乗り換えると、かなりの節約効果が得られます。

また、コマーシャルでよく耳にする「電気とガスのお得なセット割引」も要チェック。今の光熱費と比較し、お得になりそうなものがないか積極的に情報を集めてみましょう。

賃貸に住んでいる方は、大家さんに家賃交渉をするという手を試してみては。運が良ければ、引っ越さなくても家賃が下がる可能性があります。

このように、日ごろから「どこか節約できそうな部分はないか」と目を光らせておくと良いでしょう。

膨らみがちな食費は工夫して抑える

大幅に削りにくい食費ですが、「今日は贅沢しよう」「疲れたから外食しよう」とすぐに予算を越えてしまいやすい項目でもあります。そこで、ちょっとした工夫をして使い過ぎを防ぎましょう。

疲れを理由に外食が多くなりがちな人は、お手軽料理レシピをいくつか把握しておくのがおすすめ。10分以内に自分でサッと作れるなら、外食に頼ってしまう回数を減らせるでしょう。冷蔵庫にある材料だけで対応できるよう、レシピを10パターンほど覚えておくと安心ですよ。

また、「まとめ買いをしたら食材が傷んでしまった」という経験がある方は、冷蔵庫の中を整理する曜日を決めておきましょう。不要な食材まで購入しないよう、先に1週間分の献立を考えておくのもいいですね。鮮度や賞味期限を守るためにも、週2回ほどの買い物がベストでしょう。

つい手にしてしまいがちなお菓子や嗜好品は、購入額をカレンダーに控えておきます。「今月はこんなにお菓子を買っている」などと把握することで、自然と節約意識を高められるでしょう。

節約を継続させるには

これまで、節約を途中で投げ出してしまった方も多いのではないでしょうか。「欲しいものが買えない」「おいしいものが食べたい」という欲求が爆発した結果、今までの反動で一気に浪費してしまうケースも珍しくありません。

そんな事態に陥らないためには、出費にメリハリをつけてストレスをコントロールすることが重要です。自分のリフレッシュに繋がるものなら、我慢せず多少お金を出しても問題ないでしょう。

とはいえ、あれもこれもと散財してもいいというわけではありません。「趣味の映画鑑賞を思う存分楽しむ代わりに、ブランドの服や化粧品は買わない」といったメリハリをつけるのです。毎月リフレッシュのために使ってもいいお金の上限を決めておき、そのなかでストレスを発散するようにしておきましょう。

まとめ

生活費をコツコツと節約するだけで、毎月10万円以上を貯蓄に充てるというのは厳しいはずです。無理なく継続的に支出を抑えるためにも、固定費の見直しから始めてみましょう。

大切なのは、節約に対するアンテナを常に張っておくこと。お得なサービスや情報がないか、いつも周囲に目を向けておきましょう。固定費を抑えられる、期間限定のキャンペーンなどに出会えるかもしれませんよ。

時には趣味も満喫しながら、ストレスなく節約に取り組んでくださいね。

【参考】
『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)』(2018年)金融広報中央委員会

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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