スズキが一時▲10%超安の暴落! 日経平均株価は3日続落
LIMO / 2019年8月7日 7時20分
スズキが一時▲10%超安の暴落! 日経平均株価は3日続落
【東京株式市場】 2019年8月6日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続落、一時▲609円安も徐々に切り返す
2019年8月6日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 20,585円(▲134円、▲0.7%) 3日続落
TOPIX 1,499.2(▲6.6、▲0.4%) 3日続落
東証マザーズ株価指数 871.9(+0.4、+0.1%) 3日ぶり反発
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:766、値下がり銘柄数:1,291、変わらず:92
値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
年初来高値更新銘柄数:14、年初来安値更新銘柄数:680
東証1部の出来高は15億2,342万株、売買代金は2兆6,367億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。週明けの米国株が急落したことを受けて、東京市場でも投げ売りが増えたようですが、それを拾う動きも増加しました。結果的に、売買代金は3兆円には届かなかったものの、相応に盛り上がった商いとなっています。
そのような中、日経平均株価は大幅安後に反発して引けました。米国株の急落を受け継ぐ形で寄り付き直後に一時▲609円安まで下落し、20,000円割れも視野に入る状況となりました。しかし、そこから徐々に下げ幅を縮小し、後場の序盤には一時▲112円安まで押し戻しました。その後はやや膠着感が強まって3日続落で引けましたが、下げ渋りが目立った展開だったようです。ザラバで20,000円割れを回避したことは注目していいかもしれません。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日続落となりましたが、下落率は日経平均株価より小さくなりました。これは、日経平均株価を構成するような大型株への売りが優勢だったことを示唆しています。
東証マザーズ株価指数はわずかに3日ぶりの反発、売買代金は再び1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は5,570万株、売買代金800億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が停滞し、前日に14日ぶりに1,000億円を越えた売買代金は再び大台を下回っています。
ただ、株価指数はわずかに上昇して3日ぶりの反発となりました。それでも終値は900ポイントを割り込んでおり、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。
スズキが一時▲10%超安の暴落もその後に買い戻される、ソフトバンクが年初来高値更新
個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が大幅安となり、KDDI(9433)も安く推移しました。
また、トヨタ自動車(7203)が大幅下落。ホンダ(7267)、日産自動車(7201)、マツダ(7261)、スズキ(7269)、三菱自動車(7211)は3日連続の年初来安値更新となり、いすゞ自動車(7202)とヤマハ発動機(7272)も年初来安値を付けています。
特に、前日に大幅減益の決算発表を行ったスズキ(7269)は、寄り付き後に一時▲10%超安の暴落となりました。ただ、これら自動車株の多くはその後に買い戻されて、スズキのように小幅上昇で終わったものも少なくありません。
さらに、ハイテク株ではパナソニック(6752)が連日の年初来安値更新となり、富士通(6702)や村田製作所(6981)も大幅安となりましたが、最後は下げ幅を縮小して引けています。
その他では、銀行株が売られ、三井住友フィナンシャルグループ(8316)と、りそなホールディングス(8308)が年初来安値を更新したのが目を引きました。
一方、前日のザラバに好決算を発表したSUBARU(7270)が大幅続伸となり、一時+9%高に迫る急騰となりました。また、総じて売られた医薬品株の中では、第一三共(4568)が値を上げて再び上場来高値を更新しています。
その他では、昨年12月に史上最大のIPOで上場したソフトバンク(9434)が再び年初来高値を更新し(注:まだ8カ月強ですが、上場来高値でもあります)、公開価格(1,500円)にあと13円まで迫ったのが大きな注目を集めました。ついに、公開価格を上回る場面が見られるのでしょうか?
新興市場(東証マザーズ)では、手間いらず(2477)が連日で年初来高値を更新し、ブライトパス・バイオ(4594)も急騰しました。
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