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「お金に困らない大人」になるには?男女別「子どものお金教育」

LIMO / 2019年8月16日 19時45分

「お金に困らない大人」になるには?男女別「子どものお金教育」

「お金に困らない大人」になるには?男女別「子どものお金教育」

親として子どもに何をすべきなのか?は、永遠のテーマだと思っています。でも、どんな時代でも人の生活とお金との関係は切ることはできませんし、それは生涯続く関係でもあります。ということは、親として子どもに伝えることの1つは「お金」のことなのではないでしょうか。

そこでこの記事では、高校生と中学生、2人の子を持つ親として私がやってきたことを紹介してみます。

親としての役目

私には高校生の息子と中学生の娘がいます。家族は4人で、夫は会社員、私は自宅で執筆などの仕事をしています。

今でこそ普通の家庭ですが、実は15年前、夫が突然会社を辞めて24時間体制の子育てをしていた時期がありました。

「会社、辞めてきたから」という事後報告から始まった子育て生活。私たちの人生設計や子どもの教育のこと、お金のことを真剣に考えながら、ネットオークションや株式投資をして生活費をまかなっていました。
一方、そんな綱渡りの生活をしていたからこそ、「子どもとお金のことはちゃんとしないといけないな」と親として思っていたのも事実です。

まず親として子どもの教育費は作らないといけない、これは真っ先に考えていたことです。この先幼稚園や小中学校、高校、大学と進む中で、最低でも1,000万円はかかるだろうと。

子どもが2人になれば単純に2,000万円は必要になるだろうから、毎月積み立てることにしたのです。といっても、ただ単に積み立ててもお金は増えないので積み立て投資を始めました。(今はジュニアNISAに移行しています)

お金は目的ではなく手段

親としてお金を貯めるのは当然として、もう1つ子どもためにすべきことが「お金の教育」です。

お金は一生付き合っていく相棒。一方で、適切な使い方をしないと自分の身を滅ぼすことにもなります。私自身は、とくに親からお金について教わった記憶はないですが、子どもながらに「お金はあった方が絶対いい」とわかっていたので、お小遣いを貯金に回していました。一方、「それを何に使うのか?」ということはあまり考えていなかったと思います。

つまりお金を貯めることが目的になってしまい、ゴールが見えていなくて「まだまだ足りない」と思ってしまっていたのです。

大人になってわかったことですが、お金は目的ではなくて手段です。欲しい物ややりたいことを叶えるためのツールなのだから、貯めることに一生懸命になるのは違うなと思っています。

買い物は子どものお金教育に最適

子どもへのお金の教育を考えたとき、まずは目的ではなく手段であることを教えようと思いました。
その方法として、私が使っていたのは普段のお買い物です。

まずは、できるだけ一緒に買い物に行って、お金がどういう物なのかを自分で経験させました。たとえば駄菓子を買うときに自分でレジで支払いをさせることで、「お金は欲しい物を手に入れるために必要なもの」と理解を促したり。

もちろん、そのお金は私の財布から出ているわけですが、さっきまで握りしめていた100円がなくなり、代わりに食べたい駄菓子があるという「感覚的なこと」は、意外に大切だなと当時の私は感じていました。

お金に触れるという物理的な経験は、お金の重さや質感を子どもに伝えることができます。実際、子どもが100円を握りしめながら「どうしてお金ってあるの?」と聞いてきたことがありました。そういう自発的な疑問は、子ども自身がお金について考えるきっかけになるのだと思います。

お金の使い道をしっかり考える年齢

冒頭で高校生の息子と中学生の娘がいると書きましたが、2人を見ているとお金の使い方にすごく違いがあることがわかります。性別の違いなのか、それとも兄と妹という違いなのかわかりません。

もちろん、すべての兄妹で言えることではないと思うのですが、兄は比較的無計画、妹は計画的に使うように見てとれます。先ほども書いたようにお金は手段なので、それを使うことに関してはとくに何もいいません。

ただし、もう自分で考えられる年齢なのだから、「何に使うかの見極め、線引きをしないといけない」とは伝えています。

我が家はごく一般的な家庭なので、お金をいくらでも使っていいわけではありません。子ども達も欲しい物が全部手に入るわけではないのです。

ちなみに現在兄の方は月5,000円のお小遣い制です。この中には文房具や本、部活の用具など学校関係のお金は含まれません。あくまで息子がプライベートで使うお金です。

娘は年俸制で今年の1月1日に3万6,000円を渡しました。それを現金で持っていてもいいのですが、結局私が一旦預かり、必要なときに渡す形をとっています。

実は兄の方もしばらく年俸制にしていたのですが、高校生になって何かと必要な場面が多くなり、だったら月初めに一括で渡した方がいいかなということでお小遣い制に変更しました。

とはいえ、高校生からすれば5,000円は少ない金額だと思っています。でも、その中でやりくりするために、使い道の選別をきちんと行わせたいというのが私の考えです。

投資・消費・浪費を教えたい

子ども達は今、買うか買わないかの見極めポイントを自分なりに作っている段階だと思います。そのポイントは今後変わっていくのでしょうけれど、大切なのは「常に見極めポイントを持つこと」だと思います。なんでもいいから欲しいと思ったものを買うのではなくて、ちゃんと考えることが必要です。

そして、将来的には「投資・消費・浪費」の違いについても教えていきたいと考えています。私自身、この3つの考えを知ったのは結婚をしてからで、もっと早く知りたかったなという後悔があるのは事実。子どもたちには生きて行くために必要な知識として、実践的に伝えていこうと思っています。

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