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「女性だけの問題ではなく夫婦で取り組むべき」共働きと専業主婦、それぞれの本音

LIMO / 2019年8月19日 7時45分

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「女性だけの問題ではなく夫婦で取り組むべき」共働きと専業主婦、それぞれの本音

最近では、子育てをしながら働いている女性が増えてきています。とはいえ、妊娠を機に退職する人もまだまだ珍しくありません。「子育てが落ち着くまでは家のことに専念したい」「保育園を利用しながら仕事を続けたい」など、家庭によってさまざまな考えがあるのでしょう。

そこで今回は、それぞれの立場の女性に意見を聞いてみました。世の中の妻たちは、いまの現状に満足しているのでしょうか。

現状に対する女性たちの本音

2019年4月にソニー生命保険㈱が発表した「女性の活躍に関する意識調査2019」から、女性たちの本音を探ってみましょう。まずは、全回答者(1000人)のうち専業主婦(269人)を対象にした質問からみていきます。

「現在の生活に満足しているか」という問いには、56%の人が「そう思う」と答えました。しかし、「本当は外に働きに行きたい」という質問には32%が「そう思う」と回答しています。

年代別にみると、20代が70%、30代が51%と、若い年代ほど働きたい気持ちを我慢している傾向があるようです。育児が忙しい時期でもあるため、「保育園に入園できるか」「育児と仕事を両立できるか」といった不安要素が関係しているのかもしれません。

続いて、有職女性(619人)に対する回答結果をみてみましょう。「現在の生活に満足しているか」という問いには、51%が「そう思う」と答えています。専業主婦の56%に比べると、やや低い数字となりました。

ただし、子どもを育てている有職女性だけに絞ってみると57%となります。育児と仕事の両立でハードな生活を送っているものの、高い満足度を得ている様子がうかがえました。

共働き世帯に立ちはだかる壁とは

先ほどの調査では、「女性が社会で働くには、不利な点が多いと思うか」という質問に対し、有職女性の70%が「そう思う」と答えています。時短勤務の影響で以前よりも簡単な仕事しか任されない、出世ルートから外されたといった「マミートラック」の存在も影響しているのでしょう。

さらに、夫側が育児休暇を取得するのはまだまだ難しいのが現状です。なかには、育児休暇を取得した男性に対する「パタハラ」が起きたというケースも。妻の育児休暇と時短だけで対応しようとしても、「保育園の壁」「小1の壁」といった問題にぶつかることもあるでしょう。

このような壁を妻1人で乗り越えるのは、想像以上に厳しい道のりです。妻だけに問題を丸投げするのではなく、夫婦で話し合って解決策を探し出すように意識しておきましょう。

共働きの家事分担には注意

「収入が低い方が家事をすべき」「勤務時間が短い方が家のことをすべき」といった考え方には注意が必要です。そもそも、女性は時短勤務によって勤務時間が短くなるだけでなく、昇給が難しくなる、収入が減るといった状況に陥りやすくなってしまいます。それに加え、学校行事への参加やPTAの仕事など、さまざまな負担を強いられる場面もあるでしょう。

それにも関わらず、収入や勤務時間だけで家事分担を判断してもいいのでしょうか。負担が片方だけに偏らないよう、家事をリストアップしておく、お互いに不満がないかを確認し合うなどの対策をしておきましょう。

まとめ

専業主婦と共働き、それぞれの約過半数は現状に満足していることが分かりました。しかし、その一方で「働きたいのに働けない」「女性が働くには不利な部分がある」と感じている女性もいるようです。

このような状態で家事や育児をこなしていくには、パートナーの協力が大切です。「女性だけの問題」と捉えるのではなく、「夫婦で取り組むべき問題」と考えるようにしておきましょう。

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