日本男性の家事参加率が5か国で最下位…家事負担の割合は夫婦円満のバロメーター!?

LIMO / 2019年8月20日 7時45分

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日本男性の家事参加率が5か国で最下位…家事負担の割合は夫婦円満のバロメーター!?

共働き夫婦であっても「夫の方が収入は多い」という理由で、家事を丸ごと担ってはいませんか。日本にはいまだに「収入が少ないほうが家事をしなくてはならない」という空気が残っているようです。しかし、それではいつまでたっても女性の負担が減らず、外で活躍する機会を増やせません。では、どうすればこの状況を変えることができるのでしょうか。

家事参加率の低い日本の男性たち

リンナイ株式会社がおこなった調査によると、日本の男性は家事参加率が低いことがわかります。(日本、韓国、アメリカ、ドイツ、デンマークの5か国で30~49歳の夫婦共働きの男女500人(各国100人)に調査(https://www.rinnai.co.jp/releases/2018/0208/))

【家事分担している夫婦の割合】
1位:アメリカ(93.0%)
2位:韓国(87.0%)
3位:デンマーク(84.0%)
4位:ドイツ(77.0%)
5位:日本(56.0%)

5か国を比べてみると、日本は最下位という結果に。日本では女性側に家事負担が大きく偏っていることがわかります。

本当に「収入が少ない=家事をしなくてはいけない」のか?

そもそも、女性の収入が低い要因は、「楽な仕事をしているから」ということではありません。スキルがあっても妊娠や結婚で退職してしまう可能性などを考え、会社が役職などに就かせないケースなどもあります。また、同じ労働条件であっても、男女間に収入の差があるなんて場合も。その結果、女性の仕事よりも家事負担が多くなってしまうという負のスパイラルを生んでしまうこともあるようです。

一方、家事労働は対価が得られません。そのため、能力を評価してもらえる機会なども少なく、頑張っても仕事のようにやりがいを感じることが難しくもあります。
仕事と家事。そのやりがいや苦労は異なり、そもそも同じラインで比べることは難しいともいえます。つまり、「収入が少ない分を家事で補填」という考えは、対等を目指す夫婦間で成り立たせるには難しい考えともいえるのではないでしょうか。

夫たちは「家事をやりたくない」わけではない?

女性にばかり家事負担がのしかかることで、多くの妻がその不満を持っている中、夫たちはその現状に何も感じていないのでしょうか。そこには複雑な思いがあるようです。

・「たまに育児に意見をすると『何もわかっていない』と頭ごなしに妻にいわれた」
・「妻の代わりに子供と遊ぼうと試みたが『ママがいい』と拒否」
・「自分なりに家事をしてみたが『今はそれじゃない』と文句をいわれた」

このように、いざやる気を出したものの要領を得ず、妻や子からの一言で心が折れてしまう夫も存在するようです。家事育児のコツがつかめないことで、仕事ならバリバリこなせるのに、という歯がゆさから「妻に任せてしまおう」と思ってしまう男心もわからなくはありません。

家事のできる夫は妻次第?
では、妻にとって夫が家事育児を苦手なままでいることは、長い目で見て得策でしょうか。短期的に見てしまえば、不慣れな夫に頼むことはかえって仕事が増えてしまうことも多数あります。しかし、イライラするからといってそれを態度に出し、夫のモチベーションを下げてしまうのは大変もったいないことではないでしょうか。

「やっぱり妻がやるほうがうまくいくから自分は参加しなくていい」そんな気持ちを持たれてしまったら、一生家事を分担することはできなくなってしまいます。最初から完璧に家事がこなせなくても、「ここを手伝ってくれたら助かる」「この二つのどちらかをお願いしたい」というような、夫がやる気を出せる範囲での依頼からはじめてみるのもおすすめです。自分で行動することで夫も次第に家事を覚え、レパートリーが増えてくれるのであれば、多少のやり方には目をつぶる。そんなこともときには必要となってきます。

いざというときのリスクヘッジにも

普段はメインで家事をするのが妻だったとしても、夫が自分で家事をした経験というのは、いざというときの保険にもなります。万一妻が倒れてしまったときや、急な仕事が発生してしまったときなど、夫もその経験から家事に挑む意欲がわいてきます。子供の病院への付き添いなどできるようになれば、かなりの戦力といえるでしょう。そうした経験を積んだ男性は自然と家事育児を分担している自覚が生まれ、「よき家庭人」へと変化してくれるのではないでしょうか。

また、リンナイ株式会社の調査結果によると、夫婦で家事を分担している人ほど「配偶者が好き」と答えています。これは調査した5ヵ国すべてで共通した結果であることから、家事の分担は、肉体的な負担を減らす効果があるだけでなく、夫婦円満も生む、すばらしい効果が見込めるようです。

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