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SNSでキャラ弁を見る度に自己嫌悪…不安定な心のすき間に「かわいそう」無責任な他人の意見

LIMO / 2019年8月25日 11時0分

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SNSでキャラ弁を見る度に自己嫌悪…不安定な心のすき間に「かわいそう」無責任な他人の意見

最近はSNSで我が子へのラブラブぶりをアップしているママがたくさんいます。カラフルなキャラ弁に手作りおやつ。ママの愛情の深さを感じることができます。ですが、その一方で「そんな手の込んだお弁当なんて作れない……」と、落ち込んでしまうママもいます。

また、小さいときから保育園に通っている子は「そんな小さいときからお母さんの手元を離れてかわいそう…」なんて意見を言われてしまうこともあるのではないでしょうか。お子さんを始めとした家族のために、早期職場復帰を決めたお母さんにとっては、この意見は胸に深く刺さることでしょう。

「子どもがかわいそう」という意見、これはいったい何を基準にして言っているのでしょうか?今回は、こんな「子どもがかわいそう」という意見について、考えていきたいと思います。

「子どもがかわいそう」と言われてしまう背景

・「産後3ヶ月で仕事に復帰することを決めた私。保育園がなかなか決まらず、最初の頃はベビーシッターを頼んで対処したりしました。そして、やっと保育園が決まり、これから頑張ろうと思っていた矢先、会社のパートのおばちゃんに言われてしまいました。『そんな小さいうちから預けられて、かわいそうに』やはり言われたか!…と思いましたが、実際に目の前で言われるとグサッとくるものです。苦笑いをしながらその場を離れましたが、いまだに心に刺さっています。」

・「私は料理が苦手なんです。でも幼稚園に娘が入学してからは、毎朝お弁当を作っていました。娘も『お母さん、今日もピカピカだよ!』と言いながら食べてくれるので、苦手ながらも頑張っていたんです。ですが、同じクラスのママさんがキャラ弁に凝っていて……。春の親子遠足で持ってきたお弁当も、それはそれは手の込んだものでした。SNSにも頻繁にアップしているようで、とてもキラキラしたお弁当に私の娘も『〇〇ちゃんママ、すごいね~』と褒めていました。そうしたらそのママが『これくらい簡単だよ~。作って上げたら?娘ちゃんがかわいそうだよ』と私に向かって言ったのです。確かに娘はその見事なキャラ弁を褒めていましたが、うらやましいとか『ママ、作って!』なんて言っていないのに…。誰目線のかわいそうなのか?遠足から帰ってきてからも、ずっと気持ちがモヤモヤしていました」

・「パパもお休みの日、ちょっと頭が痛くて寝ていたんです。そうしたら息子が『ママ、起きて!みんなで公園行こう!!』と誘ってきました。今日は少しパパにお願いして休ませてもらおうと思って『パパと2人で行ってきてね』と言うと、息子は3人で行きたいと愚図りだしてしまいました。そうしたら、なんと助け船を出してくれるわけでもなく主人は『息子がかわいそうじゃないか。そんなにひどいの?』と言ってきたのです!普段は主人の仕事が遅く、どんなに体調が悪くても私1人で子どもの世話も家事もこなしています。主人が休みの日で、しかも私の体調が優れないときくらい、息子の相手をしてくれてもいいのに……なのに、逆に私のせいで『息子がかわいそう』なんて言われてしまい、心がポキッと折れそうになった瞬間でした」

母親というだけで、さまざまなプレッシャーを感じているママ達は大勢います。「コレをしてあげなくちゃ、かわいそう」「小さいうちはママと一緒じゃないとかわいそう」。そんな意見は、かわいそうと思われている対象者の子ども自身が発しているわけでは無く、多くは無責任な他人の意見なのです。

「これでいいの?」自信の無い母親の心の隙をついてくる

子育てをしていく中で、常に自信満々でいる母親など、ほとんどいません。初めての子ならなおさら、どのママも手探りで育児を頑張っています。いくら育児書や教育評論家の意見を聞いても、それはあくまで参考にしかなりません。だって、我が子自身に対するものではないのですから。

「似ているケース」「こんな場合には」という、過去の事例と照らし合わせてみても、そのママと子どもにピッタリ当てはまり、常に正解を導き出してくれる育児書なんてありません。ネットでいくら検索しても、正しい答えなんて見つかるはずがないのです。そんな手探り状態で育児を頑張っているママに、自信が無いのは当然のことです。そして、その自信の無い不安定な心のすき間に他人の「かわいそう」という無責任な言葉が突き刺さってしまうのです。

愛情表現も愛情の掛け方も、人それぞれ

愛情は決して目に見えるものではありません。そして、その愛情を受け止めるのも、決して周りの無責任な他人では無く、貴方の大事なお子さんなのです。キャラ弁は作れなくても、毎日子どもが美味しく食べて大きくなるように願いながら、早起きして作るお弁当。小さいうちから保育園に預けていても、子どもの将来をしっかりと支えるために働くお母さん。自分が多少具合が悪くたって、ご飯を作ってお世話をするママ。

形が目に見えないだけで、この母親の姿のどこに、愛情が無いなんて言えるのでしょうか?愛情の表現の仕方が、人それぞれです。そしてその愛情を向け、感じてほしいのは、他の誰でも無い自分の子どもです。他人の気持ちのこもっていない「かわいそう」なんて言葉に目線を向けるのではなく、我が子の気持ちに目線を向けていきましょう。本当に「かわいそう」なのは、そう言って周りの意見ばかりに左右されてしまう人達なのではないでしょうか。

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