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子供はどうすれば薬を飲んでくれる? 良薬は口に苦しと言うけれど……

LIMO / 2019年8月29日 10時15分

子供はどうすれば薬を飲んでくれる? 良薬は口に苦しと言うけれど……

子供はどうすれば薬を飲んでくれる? 良薬は口に苦しと言うけれど……

身体の具合が悪いなあ、というときは、市販薬を飲んでしばらくおとなしくしていれば概ねよくなります。ひどい症状ならすぐに病院へ行くべきですが、応急処置的に薬を用いることは多いことと思います。また、病院へ行った場合も、処方された薬を飲むのは大切なことです。

大人が自分で自分の加減を見る場合は「薬を飲んで安静にする」でだいたいOKですが、そうもいかないのが小さな子供です。苦いのは嫌だし、粉末や顆粒は飲むのが難しかったり、「薬」と聞くだけで絶対的拒否を示す子供もいます。

薬を飲んでほしいお母さんのツイート

小さな子供のお世話をする人共通の悩みをTwitterに投稿したのはもちこ(@mochico913)さん。2歳の娘さんがいます。何とか娘さんに薬を飲んでほしいけれど、なかなか飲んでもらえません。

「娘に薬をのませたい!」

 


ジュースに混ぜてわからなくして飲んでもらおう……としても混ぜさせてくれない。


ヨーグルトに混ぜ混ぜ……しようとしても「蓋を開ける」ところからやりたいから隙がない。


みんな大好きミ□に混ぜればおいしく飲める……はずなのに「すっぱい」のはなぜ?

薬を抵抗なく飲んでもらう作戦がことごとく失敗で、お母さんの方がぐったり。

娘さんに薬を飲んでもらおうと奮闘しますが、娘さんはすべての手段をくつがえすパワーを発揮。体調がよくないはずの2歳児、どうしてこんなにパワフル……?

小さな子供に薬を飲んでもらういくつかの方法

もちこさんと同様の悩みを経験したみなさんから、「こんな方法がいいよ!」というリプライが届いています。

「チョコアイスがいいですよ!チョコの苦味?が薬の苦味と重なってあまりわからないみたいです。子育て毎日お疲れ様です。まぁ、飲めなかったら仕方ないや、くらいの気楽な感じで。子育てもあまり神経質にならずに。私もたくさん失敗してきましたから。」

チョコアイスはかすかに苦味があって、薬の苦味が擬態できる……なるほど!

「わかりみ。
こどもは薬を飲むようにできてないのです。粉薬貰って、ウエハースに挟むのです。」

粉薬をウエハースに! ウエハースはもともと粉っぽいから粉薬が混じってもわからないかも。「こどもは薬を飲むようにできていない」とは至言でありましょう。

「昔わたしがちっちゃい頃母が薬砕いたものとたっぷりの砂糖を少量の水で混ぜスプーンに乗せ飲ませてくれてましたね。わたしは薬を飲むのが嫌だったんですがこの方法は成功だったようで。見事に砂糖の味しかしなかったですね。さすが母。」

甘いものはみんな大好き。砂糖で甘くして「おいしいもの」にしてしまえば……そもそも薬がおいしければ!

「何かおいしいものに混ぜる」というのが定番かつ有効な方法のようです。何かに混ぜて薬の姿をなくしてしまい、甘い味で薬の苦味を消してしまうという方法です。本稿筆者が幼い頃は、やはり少量の水に粉薬と多めの砂糖を混ぜて与えられていました。

もちこさんの娘さんのように自分でジュースやヨーグルトのパッケージを開けたい子供には「自分で薬を混ぜてもらうのがいいかも」という意見もありました。少量の水を混ぜて練ったり型に入れたりして食べる「知育菓子」のような感覚で楽しみながら飲めるようになるかも、ということでしょう。

「混ぜる」ときには気をつけて!

「混ぜる」のがよく使われる方法で、成功率も高いのだろうことがわかりました。しかし、混ぜる材料には気をつける必要があります。

牛乳や果物ジュースなど、薬とは相性が悪いものもあります。牛乳は胃粘膜に薄い膜をつくって薬の吸収を阻害してしまうことがあります。また、子供が飲むことはほぼないでしょうが、降圧剤などはグレープフルーツジュースと一緒に摂取すると効果が強く出すぎてしまい、場合によっては生命に危険が及びます。

そのほか、薬の効果には影響はなくても、薬と混ざることによってかえって苦味が増してしまう素材もあります。子供が薬を余計に嫌いになってしまう可能性もありますから、これも気をつけたいですね。

このように、組み合わせによって思わぬ作用が働く場合がありますので、あらかじめ薬剤師に「これに混ぜても大丈夫?」と確認するのがいいでしょう。薬剤師はみなさんが安全に薬を用いて健康を増進するために存在しています。薬局でたずねれば答えてくれるでしょう。

まとめ

飲んだ方がいいもの、飲まないといけないものでも、飲みたくなければ嫌がるのが子供です。薬が嫌なものではないと子供が思える工夫とそれに伴う苦労は絶えることがありません。

しかし、ひとりだけで考え込まずに、ときには同じ経験をした人や専門家の知恵を借りて、子供と一緒に健康を育んでいきましょう。

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