男子高校生のお弁当作りを1年半続けて実感。「やめてよかった」5つのこと
LIMO / 2019年8月29日 6時45分
男子高校生のお弁当作りを1年半続けて実感。「やめてよかった」5つのこと
高校生の息子のお弁当づくりがスタートして、1年半が経とうとしています。息子は部活動をしているので土日や祝日、夏休みや冬休みといった長期休みの時でもほぼ学校に行っています。
ということは、お弁当づくりもほとんど休みなし。そんな状態が1年半続いた中で、お弁当づくりで「やめてよかった5つのこと」を紹介していきます。
親を縛るお弁当づくりの固定概念
お弁当づくりがスタートした頃は、私自身も新鮮な気持ちだったのでそれなりに気合いが入っていて、「こうでなければならない」という固定概念みたいなものもありました。一般的な常識というか、他のお母さんの話を聞いて「そういうものなのか」という部分を息子のお弁当にそのまま反映していたのです。
でも、それほどお弁当づくりが得意ではない私にとっては、世間が思っている「お弁当」はちょっと窮屈に感じてしまうこともありました。言い方は悪いかもしれませんが手抜きをしてもいいし、もっとラクをしてもいいのではないかと。
そこでこれまでの固定概念をリセットして、自分なりのやり方でお弁当を作ろうと思ったのです。そのとき、これはやめようと思ったことが5つありました。
1.栄養バランスを考えすぎる
「お弁当とはいえ、栄養のバランスを考えないといけないよね」そういう考えが私の中にありました。そのため肉や魚などメインになるおかずがあって、野菜も添える、卵や豆を使ったおかずも入れよう、チーズも使おうとか色々と考えてしまっていました。
もちろん栄養のバランスがとれているお弁当になるのが理想でしょうけれど、それを毎日続けるのは正直キツいなと感じました。しかも、好みでないおかずを残すこともあります。そこで開き直った私は、お弁当単体で栄養を考えるのをやめて、「1日の食事でバランスをとればいい」と思ったのです。
息子は朝食はあまり食べないので期待ができないと諦め、朝と昼の分を夕食でカバーすればいい。食事の機会が1日3回もあるのだから、トータルで考えればいいということなのです。それと場合によっては2日、3日で栄養のバランスを考えればいいかなと思うこともあります。私たち親は、もうちょっと長いスパンで栄養を考えてもいいのではないでしょうか。
2.手づくりにこだわる
栄養バランスや添加物など色々なことを考えすぎていて、最初の頃は手づくりにこだわっていました。でも、今は違います。冷凍食品やレトルトの惣菜も使うようになりました。
季節によっては冷凍食品や惣菜の方が衛生的ですし、やっぱり味もいいです。もちろん全部が冷凍食品やお惣菜ではないのですが、そもそもお弁当を食べてもらわないと始まりません。価格もお手頃になっているので、家計への負担もあまり心配にならないかなと思います。
3.レパートリーを増やす
お弁当で何が一番困ったかというと、レパートリーの少なさでした。先ほど書いたように、私はお弁当づくりが得意ではありません。そんな私が栄養のバランスを考えて手づくりのおかず…。種類が少ないのも頷けます。
とはいえ、おかずのレパートリーを増やさないといけないと思っていたので、努力をしたこともありました。でも、息子の場合、私がチャレンジして作ったおかずは案外残すことが多いなと気づいたのです。息子の中でも好みの味で定番化されているおかずがあって、それなら残さずに食べることがわかりました。
ということは、無理にレパートリーを増やす必要はないですし、子どもも「残したら悪いな」という気持ちで無理に食べることもなくなるというわけです。
4.完成形で持たせる
朝お弁当を作ったら食べるまでに時間があります。その間、調理が進むようなお弁当でもいいと教えてくれたのは私の妹でした。たとえばサーモス(THERMOS)のフードコンテナ―にご飯と野菜、ハム、コンソメ、チーズを入れて熱湯を入れて持たせれば、ランチタイムにはリゾットができあがります。
結局、食べるときにおいしくなっていればいいので、朝の時点で完成形にしなくても何ら問題はないのです。ちなみに、水筒に入れた熱湯とカップラーメンを持ってくる生徒、焼き鳥の缶詰を持ってくる生徒もいるそうです。
5.お弁当箱を決める
息子が高校生になるときに、お弁当箱を買いました。男子高校生なので量を考えて大きめにしたりしたのですが、今思うとお弁当箱に詰める作業がけっこうプレッシャーになっていました。「この中にちゃんと詰めないといけない」という思い込みがあって、臨機応変に対応できなかったのです。
でも今は自宅にあったホーローの保存容器やジップロック、小ぶりなお弁当箱で対応しています。というのも、その日によってご飯だったり麺類だったりしますし、あとは季節によっても食べる量が違ってくるからです。夏は暑さに負けてしまい食べる量が減ってしまうので、あまりたくさん入れると息子へのプレッシャーになります。それに私自身も、おかずをきちんと詰めなければならないという気持ちがなくなり、ラクになったのは事実です。
まとめ
子どものお弁当づくりは長期間に渡る大変な仕事です。だからこそ、手を抜くところは抜く、きちんとしなくてもいい。そういう考えを持つことは大切なのではないでしょうか。
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サーモス(THERMOS)
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