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「ワーママのぶら下がり化」働くママが抱える職場の人間関係

LIMO / 2019年8月30日 10時45分

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「ワーママのぶら下がり化」働くママが抱える職場の人間関係

子育てもひと段落、晴れて職場復帰をしたママや、子供が幼稚園や小学校に入園・入学したのをきっかけにパートタイムで働きだしたママの悩みのひとつ、それは人間関係。「これで私も社会復帰ができる」と張り切って働き始めたものの、無視、陰口などのイジメを受けて仕事に行くのが憂鬱だという人や、泣く泣く仕事を辞めた…という人も少なくないようです。

そこで今回は、職場で起きた子育てママの辛い体験をご紹介します。

なんで私がこんな目に…

「産休が明けて職場復帰したけれど、保育園に入園したばかりの娘が次々病気をもらってしまい、なかなか出勤することができず…。1週間ぶりに出社した日がたまたま給料日。明細をもらうと上司にイヤミっぽく『こんなときはちゃんと出勤するんだね』と言われた。確かに休みが多く、イヤミを言われても仕方ないけれど、すごく悔しかった」(2歳の女の子のママ)

「娘が小学校に入学したのを機に、とある雑貨店でパート勤務することに。でも、そこにひとりウマが合わない人がいて…。その人に色々業務を教えてもらわなきゃいけないんだけど、話しかけるなオーラを出して、まったく業務を教えてくれません。勇気を出して尋ねても、大きなため息をつきながら『はぁ、面倒くさい』と。もう辞めてしまいたんですが、他に条件のいい仕事がなかなか見つからなくて…」(小学1年生の男の子のママ)

「フルタイムの正社員で働いています。子持ちの女性正社員は会社で私だけ。そんな私は、他の女性社員に無視されています。挨拶しても話しかけても無視。一度、職場のボス的女子社員に『正社員なのに残業ムリ、休日出勤ムリなんて甘えてる。パートになったほうがいいんじゃない』と言われたことがあるので、それが理由なんだと思います」(3歳の女の子のママ)

「上司に面と向かって『子供を理由にちょくちょく休む君は戦力外だ』と言われた」(4歳の男の子のママ)

「育休明けに職場に戻ったら、企画営業の部署から、事務とは名ばかりの雑用ばかりの部署に回されました。同僚や後輩もよそよそしい態度で、まるで『ワーキングママは邪魔』と言わんばかりの態度。大好きな仕事だったのに…毎日辛いです」(1歳の男の子のママ)

「子どもが熱を出して幼稚園から呼び出しの電話があったとき、上司から『そんなことでいちいち早退されたら困る』と怒鳴られた。子どもが体調を崩して仕事を休むのにもいい顔はされず…。こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいになり、ついに仕事を辞めてしまいました。以来、働くのがちょっとトラウマになっています」(5歳の女の子のママ)

働くママは理解されないことも多い

子どもの急な体調不良で早退したり、欠勤したりしなければいけない…働くママの一番の悩みではないでしょうか。なかには、一ヶ月のうち、出勤した日は片手で足りるくらい少なかった…という経験をした方もいるかもしれません。

会社側の働くママへのサポート体制が十分で、職場の人たちも子育てに理解のある人ばかりなら、こんな悩みも起こらないでしょうが、まだまだそのような企業ばかりではないというのが現状。

また、一緒に働いている人からすると、急に早退、欠勤されてしまうとこちらに業務のしわ寄せがきてしまう…。仕事の負担が増えてしまうと、いくら子育てに理解がある人でも、イヤミのひとつでも言いたくなってしまうかもしれません。
現にネットを検索すると、「ワーキングママは迷惑だ」という趣旨の記事を目にすることもあります。

なぜここまで周りは理解がないのか…と嘆きたくなる気持ちもよくわかります。しかし、一方で実際に、「休んで当り前、周囲がサポートして当り前」という態度の、「モンスターワーママ」に迷惑を被っている人がいるのも事実です。

両者が折り合うにはどうすればいいか?…これは非常に難しい問題。
ただひとつ言えることは、働くママが仕事を続けて行くために必要なことは、周囲の雑音を受け流し、開き直る強さと、周りに感謝する謙虚な心。このふたつではないのかと思います。

それでも理不尽な扱いを受けるのなら潔く退職する、というのもひとつの方法ではないでしょうか。
世の中のすべての企業が子育てママに「理解がある」わけではないのと同じように、世の中のすべての企業が、子育てママに「理解がない」わけでもないのです。

働く理由と大切にしたいもの

子育てと仕事の両立はとても大変。周囲の人々全員の理解を得られる人は少なく、ほとんどの人は、少々自分が無理しなければいけない状況に陥ってしまうでしょう。家事に育児に頑張っているのに、職場で理不尽な扱いをうけてしまうと、心が折れてしまいそうになります。

働きはじめてから「こんなはずじゃなかったのに…」と思ってしまいそうなときは、自分がなぜ働くのか、自分が一番大切にしなければいけないものは何か、を考えて。そのうえで、辞めるか続けるか、あるいは職場を変えるか、の選択をしてもいいのかもしれませんね。

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