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出生届提出後の説明はぜんぶママ向け?僕が子育てをしていて抱いた違和感

LIMO / 2019年8月31日 12時10分

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出生届提出後の説明はぜんぶママ向け?僕が子育てをしていて抱いた違和感

僕は子どもと一緒に自分の学生時代の友人に会いに行ったりすることがあります。
会う場所も子どもがいるので子ども優先の場所を決めたり、せっかくなら子どもは思いっきり遊べて、親は比較的楽できたりする場所を提案したりすることも。

そんなとき、同世代のママからあるセリフをよく言われます。

「パパだけでお出かけできるの凄いね、羨ましい。うちじゃ絶対無理」

僕としては子どもと一緒にお出かけするだけで友人からの好感度が上がるし、良いことでしかないのですが、違和感が残りました。

「ママは子どもとおでかけしても何も言われないのに、パパがおでかけするとほめられるのって変だよなあ…」

「イクメン」という言葉がよく聞かれ、「イクメン」という言葉の存在自体が叩かれるほどに、夫が育児をする重要性が叫ばれる昨今。未だ「パパは育児をしないもの」という常識があるように思います。
実際、育児の現場はママ社会でパパは疎外感を感じています。いくつか例を紹介していきます。

子どもの出生届を出しに行った時の説明が全部ママ

まず一番に思い出すのが、子どもが生まれて出生届を出しに行った時のこと。
提出後に行政が行っている子育て支援の説明が始まるのですが「ママをサポート」という言葉が出るわ出るわ…。
行政サービスの名前に「ママ」がつくものも多く、冊子のイラストもママ連想の物がとても多い印象でした。

僕も話を聞いていて、自分も「妻に伝えられるようにしっかり聞こう」という意識になっていたのも、今思えばおかしな話です。
最初の段階で「育児は基本的にママがするもの」という認識をパパに与えかねない出来事だと思います。

保育園に行くと女性ばかりで居心地が悪い

これは女性慣れしていない自分も良くないのかもしれませんが、保育園に行くと女性ばかりなのがかなりのストレスです。

お迎えにくる人の3割くらいは男性もいるんですけれど、保育士も女性が非常に多いわけです。
ママと保育士さんは親しげに話していたりしているんですが、男性は基本的にほぼ無視。
僕も保育士さんに積極的に話しかけたりできないので、早くこの空間から立ち去りたいという気持ちになります。

もう少し男性の保育士さんが多いと、入りやすいのかなあという気はしてしまいますね。
親同士の会話なんて絶対にありえません。

子育て支援関連の施設は女性職員ばかり

子どもと一緒に子育て支援センターに遊びに行くと、職員に男性はまずいません。
そもそも子どもと一緒にいるのもママばかり。

男性の僕が行くことで、安心感を損ねてしまうのではないかと少し気にしています。
考え過ぎなのでしょうが「え?パパが1人で来てる!」という、驚きの表情をするママも見かける気がするのです。

「他の人に嫌がられているんじゃないかなあ」と気にしてしまいます。そこだけが何だかおっくうなんですが、子どもの笑顔を見ることだけに集中するようにしています。

外で子どもと一緒にいても泣き出すと雰囲気は一変

基本的に街や電車の中で子どもと一緒にいても、温かく見守ってくれるのですが、泣き出したり子どもがかんしゃくを起こしたりすると周囲の視線は一変します。

一度ショッピングモールで泣かれている最中に、店員さんに「一応、確認ですがこの子のお父様でいらっしゃいますよね?」と聞かれてしまったことがあります。

別に尋ねた方は悪くないのですが、何となく「ああ、どうしようもないな」と思ってしまいました。

それでも僕はパパであり続ける

周囲の視線に違和感を覚えることはありますが、それと僕がこの子のパパである事実は何の関係もないと思います。

だから、周囲からどんな視線を浴びようと、違和感を感じようと、パパとして積極的に子どもとおでかけしたいと思うのです。

でも、このような社会だから「育児は基本的にママの仕事」と思ってしまうのは、きわめて自然なことだなあとも思うことも多々あります。

「育児はパパとママ2人でやるのが普通」という雰囲気に早くなると、僕も居心地がよくなるのになあ、と心から思います。確実にその時は近づいてきているとは思うんですけど、まだまだですね。

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