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35歳までに1000万円貯める!20代ですでに貯蓄1000万円以上は1.7%…そのコツは?

LIMO / 2019年9月4日 19時15分

35歳までに1000万円貯める!20代ですでに貯蓄1000万円以上は1.7%…そのコツは?

35歳までに1000万円貯める!20代ですでに貯蓄1000万円以上は1.7%…そのコツは?

「貯蓄1000万円」と聞くと、かなりハードルが高いというイメージを持っているのではないでしょうか。しかも、この目標を30代のうちに成し遂げるとなると「不可能に近いのでは…」と諦めてしまう方もいるかもしれませんね。

しかし、35歳までに1000万円を貯めた人も実在します。高収入という訳でも、宝くじに高額当選した訳でもありません。

そこで今回は、成功例をもとにした、貯蓄1000万円を目指して取り組む際のヒントをお伝えします!

20代の貯蓄状況

20代といえば、「昇給や昇格はまだまだこれから」といった時期。年収もそこまで高くなく、貯金を増やす余裕がないというケースも珍しくないでしょう。

そこで、金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」(2018年)から、20代の貯蓄状況をみていきましょう。

この調査の結果、金融資産保有額の平均値は239万円、中央値が 85万円であるとなっています。金融資産を保有していない世帯を含むと、平均値は128万円、中央値は5万円とかなり下がります。

金融資産保有額が1000万円を超える人は、20代全体の1.7%と少数です。しかしまったくいないわけではありません。

その一方で、45.4%が金融資産非保有世帯となっています。同じ20代でも、貯蓄が1000万円以上ある人もいれば、ほとんど金融資産を保有していない人もいる…。このような金融資産格差を埋めるには、今後の貯金・貯蓄に対する取り組みが重要といえるでしょう。

※「金融資産を保有していない世帯」とは、預貯金や株式などの金融商品を保有していない世帯と、預貯金のみは保有していてもそのうち「運用または将来の備え」がゼロの世帯を指します。

貯蓄成功には「目標」が必須

ただがむしゃらに貯蓄していると、途中で諦めてしまう、貯まったお金で買うはずのないものを購入してしまうといったリスクが発生します。確実に貯蓄を増やすためにも、まずは「いつまでにいくら貯める」と目標を決めておきましょう。

今回のテーマのように「35歳までに1000万円貯める」と定めたら、目標までにあと何年残っているのか、いくら足りないのかを計算します。貯蓄する期間と金額が決まれば、ペース配分もイメージできるでしょう。

朝の時間を有意義に過ごす

35歳までの貯蓄のペースが決まったら、さっそく計画通りに進めていきましょう。節約意識を高めるのもいいですが、「朝の過ごし方」を変えてみる方法もおすすめ。今より少し早起きする習慣を身につけ、朝の時間にゆとりを生み出すのです。

そうすれば、いつもお昼ご飯は外食やコンビニの商品で済ませている方も、お弁当を持参できるようになるはず。お茶や紅茶を作って水筒に入れておけば、毎日のペットボトル代も抑えられます。

そのほか、「天気予報を見る時間ができたので、出先で傘を買う機会が減った」「忘れ物をしなくなった」「朝ご飯をゆっくり食べられる」といったメリットも。無駄遣いや食費を自然と抑えるためにも、ぜひ早起きを心掛けてみましょう。

お小遣い制でストレスフリーに

欲しいものを我慢し続けていると、どんどんストレスが溜まってしまいます。そこで、「毎月この金額内なら自由に使ってもいい」というお小遣い制をするのもいいでしょう。

1カ月のお小遣いを5万円と決めたら、給料日にその金額を財布に入れておきます。毎月これを繰り返すことで、無意識のうちに美容代や娯楽費などの費用をお小遣い内でやりくりできるようになるでしょう。

また、財布の残金が自由に使える金額となるので、「今月はあといくら使えるのか」が分かりやすいのもポイント。「この金額内なら自由にできる」という安心感も得られるでしょう。

ある程度貯まったら投資を視野に入れよう

35歳までに貯蓄1000万円を達成するには、「投資」を視野に入れて考えておくべきでしょう。上手に運用すれば、収入アップと同じかそれ以上の貯蓄効果が得られます。

もちろん、投資は資産減少というリスクが付き物です。そのため、長期的でグローバルな視点で投資先を選択し、リスク分散をしながら資産運用をしてみましょう。

まとめ

貯蓄1000万円という大きな目標に立ち向かうには、できるだけストレスを減らしてペースを保つ必要があります。我慢の連続にならないよう、節約のオンとオフを切り替えるようにしておきましょう。また「お金にも働いてもらう」という考え方が必要です。リスクがあることを忘れずに、資産運用に取り組んでみるのもおすすめです。

【参考】
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]平成30年調査結果(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2018/)」知るぽると

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

 

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