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子どもの心を傷つけてしまう「しつけ」自尊心に傷を負わせる叱り方とは

LIMO / 2019年9月11日 11時0分

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子どもの心を傷つけてしまう「しつけ」自尊心に傷を負わせる叱り方とは

一言で「しつけ」と言っても、その内容はさまざま。順番を守る、公共の場では静かにするといったルールを教えることもあれば、子どものいたずらを叱る場面もあるでしょう。真剣に伝えようという思いが強すぎて、つい厳しく接してしまう時もあるかもしれません。

そこで今回は、厳しいしつけによって子どもを傷つけないためのポイントをお伝えします。今のしつけに不安を感じている方は、普段の子どもへの接し方を振り返ってみましょう。

子どもの心を傷つけてしまう「しつけ」とは

子どもは、大人と同じように人権を持っています。それにもかかわらず、人権の存在を忘れて子どもの自尊心に傷を負わせるような行動をしているケースも少なくありません。その具体例をみてみましょう。

・「散らかっているオモチャは捨てるね」「ついて来ないなら先に帰るね」など、実践しないことで脅す
・遊びでしたことに対し、その理由を問いただす
・「本当にダメな子ね」など、人格否定に繋がる発言をする
・理由を添えず「ダメ」と怒鳴るだけ
・大声で叱る
・疲労を感じたら子どもに強く当たるなど、八つ当たりをする

このような接し方を繰り返している方は、子どもの人権を再認識する必要があります。子どもの自尊心を守るためにも、子どもを否定したり大声を出したりするのは控えておきましょう。

子どもを傷つけないためにできること

とはいえ、いきなり子どもへの接し方を大きく変えるのは難しいもの。育児や仕事などに追われていると、つい強い口調になってしまうこともあるでしょう。

そこで、まずは大人が余裕を持つように意識してみてください。精神的な余裕は、経済状況や環境面にも左右されます。「自分に余裕がない」と感じる方は、毎日の過ごし方を見直してみましょう。

心に余裕が生まれれば、冷静な判断をできるようになるはずです。子どもを叱る前に、「子どもも1人の人間なのだ」「大人が上という訳ではない」と立ち止まるようにしましょう。

周囲に叱られたエピソード

子どもと出かけていると、周囲の人から注意されることもありますよね。しかし、その言い方によって親の受け取り方も変わるようです。実際に見ず知らずの人から叱られ、落ち込んだケースと感謝したケースを見比べてみましょう。

・「子連れで電車に乗った際、子どもが『座りたい』と言い出しました。運よく近くの席が空いたので座らせたものの、浅く腰かけて今にも落ちそうな体勢に。そこで、『お行儀が悪いわよ。そんな座り方なら、立っていなさい』と注意したんです。

すると、そばにいた男性に『そうだ。もう座らない方がいい』と呟かれました。子どもには聞こえていなかったようですが、私にはしっかりと聞こえてしまって…なんだかモヤモヤします」

・「店内で我が子が走り回り、対応に困っていた時のこと。私は荷物があってすぐに追いかけられず、口頭で注意することしかできませんでした。

すると、女性客の1人が『ここでは走らないでね』と話しかけてくれたのです。子どもの目を見ながら伝えてくれたおかげで、我が子はすっかり大人しくなりました。しっかりと叱ってくれたおかげで助かりました」

こう見ると、呟くように言われたママは複雑な思いをする傾向があるようです。吐き捨てるように言うのではなく、面と向かって伝える方がいいのかもしれません。

まとめ

経済力や体力、精神力など、子どもが大人を越せない面は少なくありません。そのため、つい「大人は子どもより上だ」と感じてしまいやすくなります。

しかし、実際は大人も子どもも平等の立場にあるはず。しつけによって子どもを傷つけないためにも、大人が余裕を持った状態で接するように心がけましょう。

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