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年収400万円の平均貯蓄額は900万円?「貯蓄1000万円」を達成する「朝活」とは

LIMO / 2019年9月12日 19時15分

年収400万円の平均貯蓄額は900万円?「貯蓄1000万円」を達成する「朝活」とは

年収400万円の平均貯蓄額は900万円?「貯蓄1000万円」を達成する「朝活」とは

「貯蓄1000万円」と聞くと、現実味のない目標のように感じるのではないでしょうか。とくに若い世代の方は、年収的に貯金のペースを上げるのは難しいでしょう。

しかし、なかには30代で1000万円を貯めたOLや、周囲の老後資金と2000万円の差をつけた人も存在します。彼らの行動をもとに、1000万円を貯める方法をご紹介しましょう!

年収別の貯蓄額はいくら?

総務省統計局が2019年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(平均値)は下記のようになっています。(「2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高」の表を参照)

(/mwimgs/7/d/-/img_7d0b34c81101f866fb6222c17ad2287927095.png)

拡大する(/mwimgs/7/d/-/img_7d0b34c81101f866fb6222c17ad2287927095.png)

2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(総務省統計局の資料をもとに編集部作成)

年間収入階級「600~650万円」だと平均貯蓄額は1000万円に到達しており、これ以降は収入に比例するように貯蓄額が上昇傾向にあります。

一方収入「550~600万円」までは貯蓄額が収入に比例しているわけではなく、とくに収入「400~450万円」は貯蓄額が高く「902万円」となっています。

税金などの関係もあると思いますが、収入が高ければ貯蓄額も高くなるわけではなく、各個人の心がけ一つで貯蓄額が変わるということなのかもしれません。以下では、「貯蓄1000万円」を目指す上で心がけておきたいことをご紹介します。

1日の始まりが変われば余裕ができる

家を出る直前に起きて、慌ただしく仕事に向かう…。このような毎日を送っている人は少なくないでしょう。しかし、これではゆっくりお弁当などを準備する時間もありません。そこで、まずは早起きの習慣を身につけてみましょう。朝食をしっかり食べたあとは、職場に持参するお弁当作り。飲み物も自分で用意し、水筒に入れて携帯します。

こうすれば、毎日のランチ代や飲み物代を継続的に抑えることができます。これまでに1回1000円のランチを注文し、400円ほどのコーヒーを飲んでいたとすると、1カ月で3万円近くの節約になるでしょう。

さらに、出勤前に時間の余裕がうまれることにより、「天気予報を見ておらず、コンビニでビニール傘を買うことになった」「忘れ物をしたので出先で買い揃えた」といった無駄遣いも防げます。就寝時間を見直し、毎日の生活を改善しましょう。

貯蓄の流れを見直す

貯蓄にうまく取り組んでいる人は、「給料から貯蓄を引いた額」を生活費にしている特徴があります。その一方、「給料から生活費を引いた額」を貯蓄に充てている場合、旅行やご祝儀などの臨時出費により貯蓄のペースが安定しません。

「毎月8万円を貯蓄するぞ」と決めていても、給料日にすぐ貯蓄分を確保しているケースと、なにかとお金を使ってしまい貯蓄できない月があるケースでは、年間にすると大きな差がうまれます。毎月の貯蓄額がバラバラだと、金融商品で貯蓄をするのも難しいでしょう。

効率的にお金を増やすためにも、「給料が入ったら貯蓄」という流れをつくっておくことが大切です。毎月の貯蓄額が不安定なケースと比較すると、数年後には大きな差がついているはずですよ。

「ネット負債」についても考えておこう

お金を貯めることばかり意識するのではなく、負債についても考えておきましょう。たとえ1000万円の貯金があったとしても、住宅ローンの返済が2000万円残っている場合、「ネット負債」という状況です。

このようなケースを踏まえると、貯金が1000万円あったとしても裕福であるとは言い難いでしょう。このことからも、貯蓄に取り組む際は負債とのバランスを考慮しなければなりません。

また、1000万円を預貯金として金融機関に預けたままの状況だと、それほど大きな利子を得ることはできません。よりお金を増やすには、リスクを考慮しながら投資に取り組むべきでしょう。

とはいえ、仮に年間20%の運用が可能だったとしても、手元の1000万円で得られる超過利益は200万円ほど。利益を確定すると、ここから税金も引かれてしまいます。「何かあったら手持ちの1000万円だけで生活する」というのは厳しいといえるでしょう。

こうみると、貯蓄を増やすことだけではなく、負債を減らし貯蓄を増やす工夫をするのも大切であると分かります。より豊かな生活を目指して、収入アップに取り組むのもいいですね。

まとめ

「貯蓄1000万円」という目標を達成するには、毎日コツコツと努力を積み重ねることがポイントです。早起きをして無駄遣いを防ぐ、貯蓄のタイミングを変えて安定したペースでお金を貯めるなど、お金が貯まりやすい習慣を身につけておきましょう。それを継続させていると、数年後にはお金がしっかり貯まっているはずですよ。

【参考】
「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

 

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