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ブラックアウト経験者が伝えたい、準備しておくべき8つの停電対策

LIMO / 2019年9月19日 18時45分

ブラックアウト経験者が伝えたい、準備しておくべき8つの停電対策

ブラックアウト経験者が伝えたい、準備しておくべき8つの停電対策

北海道胆振東部地震から1年。北海道全域にわたったブラックアウトの記憶も新しいうちに、台風15号による関東エリアの大規模停電が起こってしまいましたね。最近では日本全国どこに住んでいても、停電のリスクを感じることが多いのではないでしょうか。そこで今回は筆者が経験した北海道ブラックアウトをもとに、家庭でできる停電対策をご紹介します。

停電対策1.照明・ライト編

懐中電灯は常備必須!

防災グッズの1つとして、懐中電灯を常備しているという家は多いですよね。でも、そのライトはすぐに手にとれる場所にありますか?停電で暗くなってから懐中電灯を探すのはとても大変です。寝室のベッドの近くや、リビングのテレビの近くなど、夜間にいることが多い場所にいくつか配置しておくと、いざというときにあわてなくて便利ですよ。

筆者も東日本大震災のあとから、ベッドの近くに小さなライトを常備していたので、ブラックアウトが起こった際も落ち着いて行動することができました。

電池式のインテリアライトも

100均などで販売されている電池式のライトをインテリアに活用しているという方も多いですよね。そんなインテリアライトも停電の時に役立ちます。とくに電球型のペンダントライトは明かりが広がるので、食事のときにも便利。

緊急時に懐中電灯しかないというときは、コンビニなどでもらったビニール袋を懐中電灯の光る部分にかぶせて、光を広げる方法もありますよ。

充電式のライトは定期点検が必要

停電が長引くと電池の在庫が気になりますよね。防災用にと電池を用意していても、大切な電池はとっておきたいもの。いつ停電が解消されるか分からない場合には、電池を使わなくてもいいライトが重宝します。

最近では市販の防災グッズの中に、手回しで充電できるライトが入っていることも多く、充電式のライトがあるから大丈夫と思っている方もいるのではないでしょうか?我が家にも手回しで充電ができる、ラジオ・モバイルバッテリーの機能が付いているライトがあったので安心していました。

しかしいざ使ってみようと思ったときに、全く充電されていなかったライトは長持ちしてくれず苦労しました。
充電式のものは定期的にライトなどの機能がちゃんと使えるか、充電はどれくらいあるかなどをチェックして、いつでも使えるようにしておくことが大切ですね。

ソーラーライトや2WAYの充電方式を持ったライトが便利

手回しなどの人力で発電するライトは、停電時にとても重宝しますが、力のない子どもや高齢者にとっては大変というデメリットもあります。そんなときに活用したいのが、太陽光での発電ができるソーラーライト。日中、太陽に当てておくだけで長く点灯するものもあるので、とても心強いアイテムです。100均で販売されているものでも、十分に常夜灯として使える光がつきますよ。

ソーラー充電ができるだけではなく、手回しでも発電できるものやUSBで充電できるものなど、2WAY以上の充電方法があるものもあります。状況に合わせて充電方式を変えることができるので、あると便利なアイテムです!

停電対策2.情報収集編

電池で使える小さなラジオを常備しましょう

停電時にはスマートフォン(スマホ)や携帯電話を使った情報収集がしづらくなるということも起こります。またできるだけバッテリーを温存しておきたいと思うと、長くスマホなど使った情報収集をすることもむずかしいですよね。そんなときに役立つのがラジオです。

筆者もブラックアウトの際に、災害時の情報収集にはラジオが優秀だと実感しました。小さなラジオなら電池もあまり消費しないので、停電時も安心です。情報が手に入るというだけではなく、人の声や音楽を聴いて心が落ち着くというメリットもありました。

またSNSでは間違った情報も発信されていますが、そんな間違った情報を正してくれるという頼もしい一面も、停電時に落ち着いて行動できた要因の1つでした。

コミュニティーラジオを活用する

ラジオの放送局の中には、狭いエリアを対象としたコミュニティーラジオ局があります。このようなラジオ局は、地元の生活に密着した情報に強いという面があります。

停電の状況だけではなく、携帯電話などの充電ができるスポットや利用可能な銭湯・コインランドリーなど、長引く停電の中で必要な情報を多く発信してくれるんですよ。

停電対策3.食料編

保冷剤を常備する

停電で困ることの1つに、冷蔵庫が使えないということがあります。ブラックアウトの時に気がついたのは、冷蔵庫は電源がなくても中の冷気を閉じこめておく機能が高いということ。

そのため我が家では大きめの保冷剤を冷凍庫の中に常備しておいて、停電時に冷蔵庫を保冷庫として使えるように準備しています。

常温で保存ができる食料を備蓄する

ブラックアウトの中で心の支えになってくれたのが、カップ麺などの常温で保存できる食料品です。停電中にも手軽に調理できる食品を常備しておけば、流通が止まってしまっても食料を確保できますね。

またオール電化の家ならカセットコンロ、マンションなど水道をポンプなどでくみ上げて使っている家ではミネラルウォーター、加えてそれぞれの家で調理に必要なものも一緒に常備しておけば、より安心ですよ。

対策をしっかりして、少しでも不安を解消しましょう!

ブラックアウトの経験から、停電対策として準備しておきたいものなどをご紹介しましたが、いかがでしたか?

役立つグッズを常備するだけではなく、日常的に使いながら停電のときに困らない準備をしておくと、不安も少なくなります。ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。

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