「生活費を1人でまかなえる?」おひとりさま老後に立ちふさがる様々な問題
LIMO / 2019年9月19日 20時30分
「生活費を1人でまかなえる?」おひとりさま老後に立ちふさがる様々な問題
「そろそろ結婚したいけれど相手がいない」「このまま一生独身かも」と焦りを感じている女性も多いのではないでしょうか。若いうちは自由を楽しめる反面、おひとりさまで老後を迎えるとなると不安も募りますよね。そこで今回は、独身女性たちに立ちふさがる数々の問題について迫っていきます。
アラサーOLが抱えるお金の悩みとは
「独身のアラサーOLは、好きな服や化粧品を好きなだけ買える」「お金を気にせず生活できる」というイメージを持っているのではないでしょうか。しかし、実際は何かとお金に悩んでいるケースも少なくないようです。その内容を覗いてみましょう。
若い頃よりお金がかかる
若いうちは、リーズナブルな服でも周囲に違和感を与えにくいもの。しかし、アラサーになると「安っぽい服は着られない」「それなりの服装をしなければ」という意識が芽生える人が多いようです。
また、そろそろ本格的な化粧品が欲しくなる時期でもあります。自分の理想や周囲の目線にあったものを選んでいるうちに、出費がかさみやすくなるのでしょう。
貯金の少なさに対する不安
無駄遣いが減らない、収入が低いなどの理由により、思うように貯金ができない人も少なくありません。支出を減らす、もしくは収入を増やす手段を考える必要がありそうです。
老後に向けた貯金に取り組めない
つい「まだ時間がある」と先延ばしにしてしまいがちな、老後への備え。なかなか行動に移せない方は、「定期預金を利用して貯める」「iDeCoを活用する」といった具体的な方法を考えてみましょう。
「婚活難民」の実態
結婚を目指して、婚活に励む女性も多く存在します。しかし、なかにはその活動によって「婚活難民」に陥っているケースもあるようです。その具体例を、いくつかご紹介しましょう。
恋愛運アップのグッズを買い漁る
縁結びのお守りを集める、有名な神社まで遠出する、パワーストーンを購入する…。このようなことを繰り返しているうちに、どんどん費用が膨らんでいくケースです。
手当たり次第に出会いを求める
結婚相談所に入会したものの、出会いの数だけが増えてしまうパターン。「もっといい人がいるかも」「ここが許せない」といった理由を並べ、次から次へと出会いを求めてしまう人が陥りやすいようです。
怪しいセミナーに足を踏み入れる
ネットやSNS上では、怪しい婚活セミナーがいくつか見受けられます。よく考えれば「やめておこう」と感じるはずが、婚活に必死でつい関心を寄せてしまう人もいるようです。
「おひとりさま老後」に待ち受けている苦労
2015年の国勢調査によると、男性の未婚率は23.37%、女性は14.06%と示されています。独身のまま老後を迎えると、いわゆる「おひとりさま老後」を過ごすことになるでしょう。
そこで気になるのが、「老後の生活費を1人でまかなえるのか」という問題です。内閣府による「2017年版高齢社会白書」では、金銭状況について以下のような回答が寄せられています。
家庭にゆとりがある…8.7%
ゆとりはないが何とか暮らしている…21.7%
ゆとりがなく心配…34.8%
こうみると、1人で暮らす高齢者がいかにゆとりのない生活を送っているかが感じられます。男性に比べ平均寿命が長い女性にとって、長く険しい老後生活が待っているとも言い換えられるでしょう。
まとめ
周囲の結婚報告を聞いた、また1つ年を重ねてしまった…。このようなことが繰り返されているうちに、「結婚したい」という焦りがどんどん募ってしまうのではないでしょうか。
婚活に夢中になりすぎると、冷静な判断ができなくなる可能性があります。「婚活にお金をかけすぎた」「理想が高すぎていい人を逃してしまった」といった後悔をしないためにも、時々自分自身にブレーキをかけるよう意識しておきましょう。
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