「ごめんね」謝っても謝りきれない気のゆるみ…子どもにまつわる思わぬ危険体験
LIMO / 2019年9月20日 11時15分
「ごめんね」謝っても謝りきれない気のゆるみ…子どもにまつわる思わぬ危険体験
子どもって目を離すと思わぬ行動をするものです。目を離したすきに、ティッシュを全部引き出して部屋中ティッシュの白い海…。お絵かきして大人しく遊んでいるかと思えば、いつの間にか床に大作を描いていた…。このようなことなら、片付けが大変と苦笑いで済ませるママもいることでしょう。
ですが、これが子どもの身体や命に関わることだったら、どうでしょう。とてもではないですが、笑ってすませるなんてできません。ここではママがちょっと気を許したすきに生まれた、子どもにまつわる思わぬ危険のエピソードをご紹介します。
外出先で…
「4歳の娘と生後10ヶ月の息子を連れて出掛けたときです。
娘がトイレに行きたい言い、そこには幼児専用トイレがあったので1人で行かせました。私はその幼児トイレのドアが見える位置のイスに座って、息子と一緒に待っていたんです。そうすると、トイレの方から女性の声が。気になって向かってみると、中年男性が去っていく後姿が見えました。女性に話しを聞くと、娘が幼児トイレに入ろうとした時、一緒にその中年男性もトイレの個室に入ろうとしたというのです。
女性はその男性が娘の父親かもと思ったそうですが、念の為『男性トイレはあちらですよ』とやんわり声を掛けてくれ。そうしたら男性は舌打ちして去っていった……というのです。私は何度も女性にお礼を言って、娘がトイレから出てくるまでドアの前で待ちました。『もう1人でトイレできるし、幼児専用トイレだし』と思った私が甘かったと、本当に心の底から反省しました。」
「3歳の息子を連れてスーパーに行きました。
レジを済ませて買った物を袋に詰めていたら、横にいるはずの息子がいないことに気が付きました。サァッと血の気が引き、お菓子のコーナーを覗いたり、ガチャガチャが並んでいる場所に行ってみたり。店内を一生懸命探しても見つからず、サービスセンターに行って店員さんに迷子の呼び出しをお願いしました。すると、店員さんに手を引かれた息子が!店員さん曰く、駐車場を1人で歩いていたそうです。夕方になって辺りも薄暗くなり始めていた時間帯でした。本当にケガもせずに安心しましたが、もう3歳。言えば分かるし、側にいるもの…と思った私がバカでした。一瞬でも気を逸らしたらダメですね。」
家の中で…
「2歳になる娘が、段ボールの中に入って遊んでいました。
『可愛いなぁ』なんて思いながら、台所で洗い物をしていた私。そうしたら、突然娘の鳴き声が聞こえました。何ごとかと思って駈け寄ったら、娘の眉間から血が!段ボールの中で前後に押して、電車ごっこのようにして遊んでいたら、そのまま段ボールごと倒れてしまい、段ボールの角に眉間をぶつけたようです。慌てて救急病院に駆け込みました。結果、深い傷だったようで3針縫う大けがに。
先生には、大きくなればかなり目立たなくなると言って頂けましたが、顔に傷を作ってしまって娘には申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
「1歳になる息子とお昼寝に添い寝していたら、私の方がうとうとと眠ってしまいました。
目を覚ますと、隣にいるはずの息子がいません!慌てて周囲を見渡すと、ベッドの頭付近にある窓枠にしがみついていました。季節は夏。網戸をしていたとはいえ、窓を半分くらい開けていました。我が家はマンションの4階。窓際に立っている息子を見つけた時には、本当に生きた心地がしませんでした。」
少しの気のゆるみが危険につながる
子どもを守るのが親の役割。そうは言っても常日頃から気を張っているのは、本当に大変です。
ですが、その少しの気のゆるみが我が子を危険な目にあわせてしまうかもしれません。
「手を離すな」「手を離しても、目を離すな」「目を離しても、気持ちを離すな」。これは、年齢があがるごとに子どもに対する親の関わり方を表したものです。子どもの年齢によって関わり方が変わるとはいえ、事故につながりやすいのは手と目を離せない時期。
そのような時期は、車と同じく「もしも…」という気持ちを持って、行動することが大切なのではないでしょうか。
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