まさか自分が「上の子可愛くない症候群」になるなんて…。イライラしてしまう時の対処法
LIMO / 2019年9月28日 10時15分
まさか自分が「上の子可愛くない症候群」になるなんて…。イライラしてしまう時の対処法
2人目の赤ちゃんが生まれてから、それまで可愛かった上の子が疎ましく思えてしまう「上の子可愛くない症候群」。そんな感情を抱くのは母親として辛いですよね。中には「母親失格かもしれない」と罪悪感を抱いてしまう人もいるでしょう。そんな上の子可愛くない症候群の経験談や対処法を紹介していきます。
上の子可愛くない症候群や2人目育児の体験談
2人目が生まれたら、それまで可愛くて仕方がなかった上の子が可愛いと思えなくなったと悩む母親達。本能的に、産後生まれたての子を守るために上の子を遠ざけてしまうことがあるようです。母親は、子どもたちの中でも一番小さな子をお世話をする必要があるので、やむをえないということもあるでしょう。
また、可愛くないと思ってしまう原因には、母親のホルモンバランスの乱れや本能的なものに加えて、上の子のイヤイヤ期、赤ちゃん返り、赤ちゃんにやきもちを焼いて意地悪をするといったこともあるのではないでしょうか。しかし、我が子を可愛いと思えないという事実に「母親失格なのかもしれない」「世の中には不妊の人もいるのに」と周りに相談することもできず、自分を追い詰めてしまうこともあるようです。
2人目の子は、母親が育児に慣れているということもあり、「ただただ可愛い」ものです。そのギャップで特に上の子が言うことを聞いてくれないモンスターのように思えてしまうこともあるでしょう。しかし、それまでは自分の好きなように遊べていた上の子が、赤ちゃん中心の生活になってストレスが溜まり、ワガママを爆発させてしまうのも無理はありません。
特に「待つ」というのは子供にとって思いのほか難しいもの。赤ちゃんのお世話をするために1日に何度も「待ってて」と言われれば、モヤモヤしたり、寂しい気持ちになりますよね。小さな子は待つ理由も理解できないですし、自分だってママに抱っこしてほしい、話したい、遊びたい、一番にしてもらいたいという気持ちでいっぱいなのです。
それを我慢して、我慢できないと怒られるのであれば、泣いたり愚図ったりするのもよく考えれば当然なのかもしれませんね。
子育てで感情的になってしまったら?
本能やホルモンの仕業と割り切る
上の子可愛くない症候群は、本能やホルモンの仕業だと割り切って考えてはどうでしょうか。自分だけではなく、多くの人が経験していることで、一見穏やかに育児をしているように見えるママも実は悩んでいるかもしれません。
この感覚も下の子の手が離れるにつれ次第に落ち着いていきますし、成長した上の子が可愛いと思える時が必ずまた来ます。下の子が自分で動けるようになる1歳くらいまでの間だけだと考えれば、「今だけだから」と感情をコントロールできるようにもなるものです。
わざとでなければ必要以上に怒らない
たとえば、子どもがコップのお茶をこぼしてしまい、机や服がベタベタになったとします。子どももわざとこぼしてはいないので、そこで怒っても余計落ち込ませたり不機嫌にさせるだけです。
「怒ること」は非常にエネルギーを使うので、母親も怒った後は疲れますし、怒りすぎた罪悪感で落ち込んでしまうこともあり、時間やエネルギーの無駄になりますよね。わざとしたことでないのならば、「気を付けてね」と注意した後、意識的に何も考えず、体を動かしてサッサと片付けてしまいましょう。
親子ともに感情を発散させる
子どもがグズり続けるなら、そのまま泣いたり怒ったりして感情を発散してもらう方が早いという場合もあります。子どもは感情のコントロールが大人のように上手くいかず、一度嫌なことがあると気持ちを切り替えることが苦手なのです。
家の中なら、しばらく他の部屋で過ごして「気が済んだらこっちに戻って来てね」と言うのも良いでしょう。一通り泣き続けた後にケロッとして戻ってくることも。
また、親に余裕がないと、一緒に泣きたくなることもあるでしょう。そんなときは、我慢せずに自分も泣いてしまったほうがすっきりするものです。感情さえ発散すれば、頭が切り替わるのは大人も子供も同じなのです。
おわりに
ある時期、上の子が可愛く思えなくなるのは仕方がないことです。たくさんの人が経験していることなので「私がおかしいのでは?」と自分を追い詰める必要はありません。上の子がママに構ってほしいと赤ちゃん返りをしたり、わざと気を引こうとしたりで余計にイライラすることもあるでしょうが、赤ちゃんが小さい今だけだと思い、上手く乗り切っていきましょう。
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