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「人気の職業」のはずなのに…婚活市場の問題児に「公務員」が多い理由

LIMO / 2019年9月29日 10時45分

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「人気の職業」のはずなのに…婚活市場の問題児に「公務員」が多い理由

こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

婚活で公務員は男女から人気があります。理由は安定していること、育休・産休がしっかりとれることなどがあげられます。女性から人気があることはもちろんですが、男性が結婚したい女性の人気を調べても、看護師、保育士、CAと公務員はランクインします。

確かに公務員は人気があるのですが、結婚が難しそうな人も公務員に多いのです。

公務員は人気。20代のうちに結婚する

公務員と言ってもいろいろあります。自衛隊、警察官、公立小中学校の教師、官公庁職員、市役所や区役所職員など。

警察官や消防士などは男性が多い職場ですが、市役所や区役所は女性も多い職場です。正規の女性職員が3割程度ですが、非常勤公務員は7割ほどが女性です(※1)。

ある程度男女が一緒に働いているため、割と20代のうちにそのまま職場や学生時代の恋人と結婚する方が多いのです。

人気があるため、まともな男女は割と早々に結婚していき、そもそも独身で30代まで残っていない。私も公務員になった同級生がおりますが、学生時代の彼氏と結婚しました。

公務員男性は人気があるゆえに「自分はえらい」と勘違いする

都会ならば公務員だからといって、そんなにモテるわけではないかもしれませんが、地方になれば公務員というブランドはより強力になります。

30代40代の公務員独身男性のすべてが事故物件とはいいませんが、結婚が早い田舎で30代40代まで独身でいた公務員男性は問題がある確率は高いでしょう。

大企業なら別ですが、普通の会社員より公務員は紹介もしやすい。

もし結婚相談所に登録したら、公務員は人気があり申し込みはそれなりにあります。一人の女性と次に続かなくても、別の女性がおります。人気があるがゆえに危機感は薄く、結婚するために自分の何かを直そうという視点に至りにくいのです。

ある40代後半の地方公務員男性は「女は金目当てで寄ってくる。結婚してそんな女性に家計を管理され小遣い制になるぐらいなら、独身でいるほうがマシ。やりたいときは風俗にいけばいい」と言っておりました。

自分と結婚するメリットが、安定した勤務先、退職金がしっかり出ること、そういう点しかないから金目当ての女性しか来ないとは気が付かないのです。人柄がポンコツでも、公務員男性は女性から人気はありますが、人気があるがゆえに、自分のポンコツっぷりには気が付けません。

(彼からは、金目当てで結婚しようとする女は風俗嬢以下という記事を書いてくれと依頼されました。ご要望にお応えしてこの記事にします)

親が子どもにさせたい職業NO.1!公務員のマザコン率は高い

ご相談にいらっしゃる公務員の方の話を聞くと、公務員になった理由のトップが「親が公務員だから」「親に、『あなたは民間は無理。公務員になりなさい』と言われて」など親が言うからなったという方が非常に多い。

親の言うことを鵜呑みにし、親の顔色をうかがいながらいい子でいることがやめられないのです。親にとっては自慢の娘、自慢の息子かもしれないけれど、自分の意志で「〇〇がしたいからやる」と決めた経験が少なく、反抗期がない方も多い。

実家暮らしの方も多いのですが、「家があるから家にいる」と家から出る発想がないまま役所勤務になるのです。

似たような実家暮らしが多い職場であれば、実家暮らしを恥ずかしいとも思わなくなるのでしょう。

友人の旦那さんは公務員ですが、
「職場の独身男性が、行政主催の婚活イベントに参加したことをすべて親に報告している。だから結婚できないんだけど、そういうことを注意したらパワハラになるから言えない」
と言っておりました。

安定志向が強すぎ、成功するかどうかわからないことはチャレンジしない

「公務員なら、特技もない私でもリストラされず生活していけるかなと思って公務員になりました」という安定性に魅力を感じて公務員になったという30代の女性がご相談に来たことがあります。

一度も男性と交際したことがないまま30代になったそうです。

「合コンはかわいい子がモテるって聞いて、私が行ってもモテないし相手をがっかりさせるだけだから行ったことがない」

「婚活パーティーは既婚者も混ざっていると聞いて、行きたくない」

「婚活アプリに登録して、同僚にばれたら嫌だから登録したくない」

「結婚相談所はモテない人ばかりと聞いたから、入会したくない。それに、あそこは結婚したい人が登録するんですよね。そもそも結婚したいかどうかもまだわからないし」

「職場の人に紹介してってお願いしても、ドン引きされないか不安」

など、やる前から失敗を想定しリスクを回避して、結局はやらないという選択をするのです。

婚活や恋愛において、100%安心安全が保障されていることなんてありません。ありもしない安心安全を求めて、試しにやって経験値を積むということがないまま年齢を重ねてしまったことが大失敗なのです。

「派手にしたら市民から目を付けられる」と地味すぎる女性が多い

役所、教育機関で働く女性の多くが地味です。派手で注意される可能性があっても地味な分には安全なのかもしれません。

また、役所も学校も住宅街の中にあることが多いので、都会で働く同年代女性と接することが少ないでしょう。婚活の場で、公務員女性は地味すぎるのです。わかりやすい言葉を使えばブスで魅力がないのです。

あるアラフォー公務員女性は、もこもこブーツ、フリースのようなもっさりしたニット、学生のようなぱっつん前髪、ノーメイクで婚活イベントに参加しておりました。

「私、お化粧はしないタイプなんです」

というのですよ。大学生ならば、お化粧しないタイプはキャラとしてあり得たかもしれません。20代半ば以降で、まして結婚相手を探す場面でお化粧をしないというのはキャラではなく、ただのマナー違反なのです。

ある40代公務員女性が、自分で思う華やかな恰好で婚活したそうです。その写真を見せてもらったら、ネイビーのスクエアネックのブラウスを着ておりました。

どこが華やかなのかさっぱり分からなかったのですが、彼女にとっては「こんなに胸元があいた服を着たことがないから派手だと思った」そうです。

きちんとした格好、華やかな服装、エレガントな服装の基準がずれているのです。

しかし、お役所で女性の外見には指摘をしません。間違ったことをしているわけじゃないのに、選ばれないって理不尽かもしれませんね。

お役所の常識は婚活で通用しません。間違っているか正しいかではなく、魅力的か魅力的じゃないかが重要なのです。そこを柔軟に切り替えられない方は、公務員なのに独身のままでしょう。

【参考】
※1 「平成25年度 女性の製作・方針決定参画状況調べ(http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2013/index.html)」内閣府男女共同参画局
(b.行政 地方公務員の職種別・男女別職員数(全地方公共団体)参考)

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