ドラクエウォークのコロプラが三度ストップ高! 日経平均株価は反落
LIMO / 2019年9月30日 7時15分
ドラクエウォークのコロプラが三度ストップ高! 日経平均株価は反落
【東京株式市場】 2019年9月27日
株式市場の振り返り-日経平均株価、TOPIXともに反落、配当落ちの影響をカバーできず
2019年9月27日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 21,878円(▲169円、▲0.8%) 反落
TOPIX 1,604.2(▲19.0、▲1.2%) 反落
東証マザーズ株価指数 881.6(▲4.5、▲0.5%) 6日ぶり反落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:418、値下がり銘柄数:1,677、変わらず:42
値上がり業種数:2、値下がり業種数:31
年初来高値更新銘柄数:44、年初来安値更新銘柄数:4
東証1部の出来高は13億5,366万株、売買代金は2兆3,672億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。新たに特段のニュースはなかったものの、配当落ち日(権利落ち日)に絡んだ利益確定売りが優勢となり、また、半期末となる9月の利益確定を睨んだ売買も出たようです。結果的に、模様眺めムードが続きながら、売買代金は2兆円を割ることなく終わりました。
そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。寄り付きから安く推移した後は一時▲92円安まで下げ幅を縮小しましたが、後場の半ばには一時▲314円安まで売られる場面が見られました。ただ、大引けに掛けて急速に切り返した結果、最後は▲170円弱安で引けています。
なお、配当落ちによる影響は約▲160円と試算されるため、“実質的な下落”は▲10円程度であり、理論的には概ね横ばいに留まったと見ることができます。
なお、TOPIXも同じような値動きで反落となりました。前日に年初来高値を更新しましたが、27日の下落率は日経平均株価よりも大きくなっています。
東証マザーズ株価指数は6日ぶり反落、売買代金は36日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は5,819万株、売買代金871億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。一時に比べれば個人投資家の物色意欲がやや回復した印象がありますが、売買代金は36日連続で1,000億円を下回っています。
また、一部主力銘柄が利益確定売りに押されたこともあり、株価指数は6日ぶりの反落となりました。ただ、気が付けば900ポイント回復が近付いています。今後の個人投資家の動向に注目が集まりましょう。
経営陣の金銭受領発覚の関西電力が一時▲8%超安の急落、コロプラは三度ストップ高
個別銘柄では、通信株が利益確定売りに押され、ソフトバンクグループ(9984)やKDDI(9433)が大幅安となり、NTTドコモ(9437)と日本電信電話(9432)も大幅下落となりました。
また、医薬品株にも下落が目立ち、武田薬品工業(4502)、エーザイ(4523)、小野薬品工業(4528)などが大幅安となり、中外製薬(4519)は取引時間中に上場来高値を更新した後に売られて終値は下落しています。
さらに、配当落ちの影響を大きく受ける銘柄も散見され、自動車株では日産自動車(7201)が一時▲4%超安の大幅下落となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や大和証券グループ本社(8601)など金融株も大きく値を下げました。加えて、住友商事(8053)が一時▲5%超安の急落になるなど商社株が軒並み売られています。
その他では、数多くの経営幹部による原発立地自治体からの金銭受領が明るみになった関西電力(9503)が一時▲8%超の急落となり、中部電力(9502)も大幅安で引けたことが目を引きました。
一方、工作機械受注の底打ち期待から機械株の一角が買い戻され、ファナック(6954)やSMC(6273)などが大幅高となりました。また、ディフェンシブ銘柄にも見直し買いが入り、花王(4452)が堅調に推移し、資生堂(4911)は取引時間中に年初来高値を更新しています。
さらに、トヨタ自動車(7203)からの出資比率引き上げに関する観測報道が流れたSUBARU(7270)が買われ、取引時間中に年初来高値更新となりましたが、終値は下落しました。
その他では、スマホゲームアプリ「ドラクエウォーク」が好調のコロプラ(3668)が+24%高となる大爆騰で三度ストップ高となったのが目を引きました。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)やZUU(4387)が大きく値を下げ、新規上場間もないChatwork(4448)も一度も公開価格を上回ることなく大幅下落が続いています。一方、ブシロード(7803)が大幅高で高値更新となりました。
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