お金持ちに近づく第一歩は「混雑を避ける」。お金持ちが「混雑」を嫌う理由とは
LIMO / 2019年10月2日 18時45分
![お金持ちに近づく第一歩は「混雑を避ける」。お金持ちが「混雑」を嫌う理由とは](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_13619_0-small.jpg)
お金持ちに近づく第一歩は「混雑を避ける」。お金持ちが「混雑」を嫌う理由とは
「お金持ちは一体、どこにいるのだろう」と疑問を持っている人も、結構多いのではないでしょうか。お金持ちといっても、一人ひとり価値観も異なるので、「必ずここにいる」と断定可能な場所はありません。その逆に「この場所にいることはない」ということは可能です。それは、「人混みで混雑している場所」です。
人混みを嫌い、混雑しない場所を好むような気質を持つことがお金持ちに一歩近づく秘訣と言えるかもしれません。
逆バリで合理的思考だからこそお金持ちになれた
「お金持ち」と一口にいってもいろんなタイプのお金持ちがいます。その中でも、「ビジネスを立ち上げ、起業したタイプ」と「リスクを取って投資で稼いだお金持ち」については、「逆バリ」という発想を持っていることが多いのです。
逆バリ、というのは基本的に投資用語として使われる言葉です。多くの人が売りに出ている時に買い、その逆に買いに行くタイミングで売るという大衆と逆の行動をすることをいいます。最近ではビジネスシーンでも「大衆の真逆を行く行動」を指して「逆バリ」と呼ぶ人もいます。
お金持ちは逆バリ思考の持ち主です。筆者の知人に仮想通貨で総資産50億円以上を築いた人がいます。彼は仮想通貨の可能性について熱心に調べ上げ、時には海外の研究論文まで読み漁って「いける」と確信したのです。誰もが仮想通貨などに見向きもしない中、彼は淡々ととある通貨を買い進めて、2017年末の狂喜乱舞のバブル期のタイミングで一気に高騰したことで1,000倍近くの値上げを経験しています。
「逆バリ」などというと、一か八かのギャンブルのような感覚を覚える人もいるかも知れません。しかし、そうではなく冷静で合理的な判断の元、「期待値」を考慮して勝ちにいっているのです。
日常でも使える逆バリ思考
ビジネスや投資の世界で使う逆バリ戦略ですが、実は日常生活でも取り入れることができます。
クリスマスの時には、みんながイタリアンやフレンチレストランにいくので混雑します。あえてそのタイミングで中華料理のレストランへいくと、混雑を避けられまたお店にとってはありがたい「お客様」として丁重に迎えてもらうことが出来るでしょう。
また、お盆や年末年始にみんなが一斉に帰省すると、帰省ラッシュに巻き込まれてしまいます。交通費も高く、混雑もしていて、割に合うリターンを得ることが出来ません。しかし、このタイミングを少し外すだけで、混雑や交通費も落ち着いて帰省することが出来るでしょう。
私の知人のお金持ちはめったに旅行にはいかないのですが、行くときはできるだけ利用者が少ない宿泊先やリゾート地を選ぶといいます。たとえばそれは全室スイートルームなどの高級宿泊先です。いわく、「待たされるくらいならいかない。いくなら絶対に待たない場所でないと行く価値はない」ということです。
なぜそこまで待つことを嫌うのでしょうか?
お金持ちの時給
お金持ちは時給換算をすると、すさまじく高いです。会社組織の社長という立場の場合一つとっても、社長の代わりは誰にも務まりませんから、まさに替えの効かない人物になるわけです。
たとえば年収1億円の社長の場合は、1カ月で約833万円、1日で約28万円を稼ぐ計算になります。すると1時間あたりの稼ぐ時給は数万円、という常人とはかけ離れた金額になります。
お金持ちは極めて合理的な思考をする人種ですから、あらゆる行動を「投資対効果があるのか?」という問いかけをするものです。
以前にJPモルガン社長が「お金持ちと結婚したい」といった女性に「女性の若さには資産性がないので、レンタルがもっとも合理的だろう」という非情な回答をしたことが話題になりました。
どこまで本気なのかはわかりませんが、このような回答を出してしまう思考なのですから、価値のないことやリターンの小さいことはしません。混雑に巻き込まれたり、無用な待ち時間を余儀なくされるのも彼らにとっては、ムダな行動以外の何物でもないのでしょう。
お金持ちにとっては「時間>お金」
そして仕組みや投資で稼ぐお金持ちにとっては、「時間>お金」という価値観があります。
時間があればお金を失っても、後から稼ぎ直せます。しかし、失われた時間は永遠に取り戻すことはできないのです。混雑や行列に並んだとしても、掛けた時間に見合うリターンは約束されていませんが、確実に時間は失います。彼らにとってはまさに、「ハイリスク、ローリターン」の投資行動に思えてしまうのではないでしょうか。
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