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シニア女性の貯蓄額とは?老後の蓄えをやってこなかった50代、60代の女性の声

LIMO / 2019年10月17日 20時45分

シニア女性の貯蓄額とは?老後の蓄えをやってこなかった50代、60代の女性の声

シニア女性の貯蓄額とは?老後の蓄えをやってこなかった50代、60代の女性の声

年金に関するニュースが話題となったのは、最近のことです。人生100年なんてこともいわれていますが、余裕のある生活を送るためには老後のための貯蓄が必要でしょう。子育て世代だと、出費が多く、思うように貯蓄できないということも多くありますが、他所様の懐事情が気になりませんか。

そこで、株式会社ハルメクが50~79 歳のシニア女性 274 名を対象に「年金生活に関する web アンケート調査(https://halmek.co.jp/corp/release/article/100)」を行いました。その結果を見ていきましょう。

およそ3人に1人のシニア女性の貯蓄額は3,000万円以上

シニア女性の貯蓄額について驚きの結果が出ました。なんと、およそ3人に1人のシニア女性が貯蓄額は3,000万円以上と回答したのです。老後2000万円問題が取り上げられていて、大きな社会問題となっていましたが、およそ3人に1人はしっかりした蓄えを持っていることが分かります。また、1,000万円~3,000万円未満も36.5%いて、若いときからコツコツ貯蓄してきた様子が伺えます。

とはいえ、500万円未満の貯蓄しかないと回答した16.1%の存在を忘れてはいけません。そういったシニア女性の大きな助けになるのが、年金でしょう。毎月支給される年金は頼みの綱です。しかし、その年金に対して、シビアな印象を持っていることが分かりました。

6割以上が年金生活に不安がある

年金生活に対して不安があると回答したシニア女性は65.3%もいます。将来に対する不安は少なからず持っていますが、気になるのは現在年金を受給していても不安があるという人が61.2%いることです。

年金受給者の5割超が、日々の生活費が年金で足りていないといいます。実際のところは、貯金を切り崩して生活しているのでしょう。たしかに、これから入院や介護などでどれだけのお金が必要になるか分からない中、通帳の残高が徐々に少なくなっていくのは精神的につらいかもしれません。

そのため、年齢を重ねても働いていたり、家賃・駐車場で収入を得たりしている人がいます。不安な気持ちになるのは避けたいので、今できることに取り組みましょう。

年金生活を迎える前にできること

年金生活を迎える前に、夫の年金受給見込額を把握しておくことをおすすめします。なぜなら、夫の年金受給見込額を事前に知らなかった人のうち、 年金生活に不安があると回答した割合は69 .6%ですが、事前に知っていた人では 47.1% と、 22.5ポイントの差があるからです。

すぐにでも「ねんきんネット」や「ねんきんダイヤル」から確認できるので、年金受給見込額を知っておきましょう。もちろん、年金受給見込額を確認するための申し込みは無料です。年金の支給額はさほど多くないので、確認することより年金生活の実態を感じると、節約・貯蓄に意識が向くようです。実際、夫の年金受給見込額を知っていた人は、知らなかった人と比較して老後の備えをしてきた割合が高いです。

貯金でいうと11.2ポイントの差、節約でいうと13.7ポイントの差があります。その他、個人年金以外の保険への加入や投資・資産運用、個人年金への加入、年金以外の収入源の確保に差が出ています。

老後の蓄えをやってこなかったシニア女性の声を聞いてみましょう

「まさかこんなにも年金が少ないとは思わなかった。とても不安がある。(69歳)」
「貯金をそれなりにしてきたが、思いがけないことが起こってしまったので、もっとしておけば…と後悔している。(58歳)」
「夫が事故にあってしまい介護が必要になった。今思うと現金資産を家賃収入が得られる形に変えておけば良かった。(78歳)」
「無理をしてでも個人年金はしておくべきだった。年金がこんなに少ないとは思っていなかったので、準備不足を感じる。(65歳)」
「年金の額がこの数年で下がったので、年金生活に不安を感じている。(62歳)」

6割以上のシニア女性が年金生活に不安を抱えているので、コツコツ貯蓄・節約する大切さを感じます。

まとめ

シニア女性の年金生活に関する意識調査を見てきました。およそ3人に1人のシニア女性が3,000万円以上の貯蓄を保有している結果となっています。余裕ある生活を送れるのではないかとも感じますが、実際はそんなことがなく、6割超が年金生活に不安を抱えており、年金受給者の5割超が日々の生活費が年金では足りないと感じています。

つまり、貯蓄を削ることで年金生活を支えているということです。いくらの貯金があれば安心できるとは言い切れないので、3,000万円の貯金では足りないかもしれません。日々、少なくなっていく、口座残高を見ると不安になっても仕方ないでしょう。

日頃から、貯蓄と節約の意識を持って、医療や介護が不要なように健康的な体を維持するのが大切ですね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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