職場で遭遇する「疲れるクセのある人」精神を消耗させない接し方とは
LIMO / 2019年10月16日 20時15分
職場で遭遇する「疲れるクセのある人」精神を消耗させない接し方とは
多くの人々と関りを持たなくてはならない会社組織。そこでは、世代・性別・性格の違う人間が長時間一緒に過ごしています。「あれ?あの人といると、なんだかもモヤモヤする…」そんな人はいませんか?
職場でよく見かける「ちょっと付き合うのが疲れる人」。その人の特性を理解し、対処法を考えていきましょう。
やたら上から意見してくるマウント女子
女性の多い職場でよく見かけるのが、一見コミュニケーション能力の高そうなキラキラ女子。しかし、いざ会話をしてみると、端々に自分のスキルの高さや経験の自慢、他人への厳しい評価からの自分上げ、会話の中心にならないと不機嫌…それはいわゆる「マウント女子」かもしれません。自信満々の彼女のオンステージがまた始まったとうんざりしますが、実はそこには意外な本音が隠れているようです。
マウント女子は、自分に自信があるから自慢話を繰り返しているとは一概に言えません。女性は承認欲求が強い人が多いと言われています。そのため、あまり周囲から褒められる機会に恵まれなかったり、自分よりも能力が低い(と彼女たちが思っている)人が褒められているのを目撃してしまったりすると、彼女たちは特に面白くありません。
その結果、向こうから自分の能力を褒めてくれないのであればこちらから自分の能力の高さを発表し、どうにか周囲に認められたい、そんな思いがあるようです。
マウント女子をかわすコツ
彼女たちは認められることが何より大好きです。「人より優れていることを理解されている」状況を求めている彼女たちが一番好んでいること、それは全力で持ち上げて承認欲求を満たしてくれること。少々面倒くさい気もしますが「誰にも言ってもらえないんだな。」と思ってしまえばちょっとくらい盛った返答もできそうです。
また、そんなところに労力を使いたくない、という人は淡々と聞き流しましょう。「またか」と思ったら心のスイッチをオフにし、適当なところで相槌を打つ。向こうも暖簾に腕押しで手ごたえがないため、つまらなくなって次回以降話しかけてこなくなるかもしれません。ただ「あの人はわかってない」などのレッテルをはってきそうなのもマウント女子です(笑)。
そして、相手の自慢に精神を揺さぶられない人は、あえて負けてあげるのも有効な方法です。いくら自分の能力が高かったとしても、同じ土俵にたってしまっては話は終わりません。「私の方ができているな」と思っても、彼女たちに花を持たせてあげることで早期終了を手に入れられます。
デリケート?ゆとり世代
ゆとり世代といわれる年齢はその幅も広く、とにかく個性を大事にする世代なので、その特徴はさまざまです。とはいえ、その少し上の世代と明らかに違う点も多々あります。注意されると極度に落ち込んだり、プライドを傷つけられることを嫌ったり、仕事とプライベートは完全に分けたいなど。人に左右されない強さを持っているという特徴があるのですがそれを上手に使えず、ただ会社組織では「融通が利かない」と評価されてしまう場合があります。
もう少し協力してくれても…そんなゆとり世代とは、どのようなコミュニケーションをとったらいいのでしょうか。
ゆとり世代とうまくやるコツ
彼らの上の世代が大好きだった「気合・根性・情熱」。今まではそれでうまくいっていたかもしれませんが、感情だけでなんとかしようとすることは、ゆとり世代にはなかなか受け入れられません。「相手を鼓舞させようとした」なんていうのは、最もNG行為です。それよりも、その必要性や意義、得られる成果など、理論立てて話すことを彼らは好みます。
また「空気を読んで動いて!」という漠然としたものよりも、細かな指示で本人に与えられた職務を説明してあげると、ゆとり世代は責任をもってこなしてくれるでしょう。
そして、叱らなければならない状況が発生した場合は、きちんとその意図を説明し、その後のフォローも忘れてはいけません。昔だったら「アイツは言わなくてもわかってくれるはず」で済んだようなことも声に出して伝えないと、おいおいトラブルの原因になってしまいかねません。
転職社会で起こりがちな年下上司
以前の日本は年功序列の会社が多かったため、自然と上司は年上でした。しかし、近年は転職者も増え、部下の方が年下という状況が少なくありません。仕事としては向こうの方が立場は上だけど人生経験は自分の方が先輩…そんな感情から相手の指示や言動にモヤモヤ。そんな感情を打破することはできるのでしょうか。
年下上司とうまくやるコツ
たまに見せる相手の人間性。「若いなぁ」なんて感じてしまうため、どうしてもその人の人間的な面に目がいきがちです。しかし、相手がなぜ自分より上の立場についているのか。そう考えたとき、相手はなにかしら優れたものがあり会社から評価されていることを思い出しましょう。実務に関しては自分の方が優れていることも多いかもしれませんが、決定権や自分が知らない情報など、相手は見えない仕事も多く抱えているのです。
また、相手にモヤモヤする原因の中に、嫉妬はないか?自分と向き合うことも大切です。もしそこで悔しいという気持ちがあるのなら、相手より上に立てるよう周囲を認めさせるよう淡々と仕事で実績を出すのも方法です。結果、自然と集中力も上がってくるはず。
まとめ
自分と違う人間と関わり合いを持つことはとても精神を消耗させます。自分も大人、相手も大人だと、なかなか性格が変わることもなく、劇的に相性がよくなることはあまりないようです。
ですが、職場は一日の大半を過ごす場。お互いが気持ちよく過ごせるよう、少しだけ考え方を変えてみるのもいいかもしれません。
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