子どものために必要なお金、ママたちは何を切り詰めてねん出してるの?
LIMO / 2019年10月16日 11時45分
子どものために必要なお金、ママたちは何を切り詰めてねん出してるの?
簡単節約のポイントとは
子どもが生まれてから「こんなにもお金がかかるの?」と驚いた人も多いかと思います。オムツだけでも月に5,000円ほどかかりますし、子ども服などこだわりだしたらキリがありません。しかし、将来を考えて貯蓄もきちんとしておきたいですよね。子育て世帯が試したい節約術や貯蓄のコツを紹介します。
子どものために削りたくないお金とは
人気育児アプリを提供している『ママリ』では、2018年の5~6月にかけて3歳未満の子どもがいる女性2,982人を対象に、「なるべく削りたくない支出」などを調査※しています。結果は以下の通りでした。
1位・・・ベビー・子ども用品代(70.8%)
2位・・・教育費(28.5%)
3位・・・医療費(27.6%)
4位・・・食費(25.1%)
5位・・・外食・レジャー費(22.1%)
1位は、「ベビー・子ども用品代」という結果です。子ども用品の内容としては、子ども服や育児グッズ、ベビーカーやチャイルドシートなどになります。70.8%という高い割合ということもあり、子どもが着るものや触れるものは、なるべく良いものを使いたいという気持ちがうかがえますね。
2位は「教育費」です。今回のアンケート対象は、末子が3歳未満の女性たちということもあり、教育費が本格的に必要になるのはまだ先です。しかし、最近では0歳から始められる習い事もあり、子どもが小さいうちでも教育に対する関心が高いことが分かります。
※「ママが節約したい支出・削りたくない支出TOP3発表」(ママリ)
おけいこ事には費用がかさむ
一方、アクサダイレクト生命の「第5回 子どものおけいこ事に関する調査(2018年)」(0歳~9歳の子供を持つ25~44歳の母親2,080人を対象)によれば、0歳~9歳の子どものおけいこ事にかかる平均費用は、年間で154,896円という結果に。58.7%の母親が「費用がかさむ」と感じているようです。
「他の子がやっているのに自分の子だけやらせないわけにはいかない」「習い事の費用は削りたくないけど、実際は家計が大変」と悩む家庭も少なくなさそうです。では、どのようにやりくりしているのでしょうか。
同調査の「おけいこ事の費用をねん出するために、どんな工夫をしていますか」という問いへの答えで最も多かったのは「食費の切り詰め」の35.4%、次いで「通信費の見直し」17.7%、「自分の小遣い減額」16.7%、「レジャー費の見直し」15.2%と続きます。
誰にでも簡単にできる節約の仕方は?
子ども用品や教育費など譲れない出費があるのならば、他で節約しなければ貯金ができなくなってしまったり、最悪の場合は貯金を食い潰す赤字家計になってしまいます。上記の調査でも、子どものために身近なところでお金を切り詰めていることが分かりますが、無理なく節約するためにできることは何でしょうか?
外食の上限をあらかじめ決める
外食費は油断すると出費が膨らみがちな項目です。「今日は疲れたから」などとついつい外食の回数を増やしてしまうと、当然出費もかさんでしまいます。
外食費のコントロールには、あらかじめ毎月使える外食費を決めてしまいましょう。たとえば毎月2万円までと決めて、その中でフードコートに何回も行くのも良いですし、月一回焼肉を食べるというのもアリです。いきなり外食をゼロにするというのではなく、決めた範囲の中で上手くお金を使うことでストレスを溜めずに続けることができるでしょう。
大人の服はシンプルで長く着られるものを
毎シーズンサイズアウトしてしまう子ども服に比べると、大人の服は体型の変化がなければ長く利用できます。大人の服は「安かったから」「流行っているから」だけで判断するのではなく、「長く着られる質のものか」「これからもずっと着られるデザインか」という基準で選ぶことが大切です。
傷みやすく、すぐ時代遅れになってしまう3,000円のものより、10,000円でも大切に着れば5年着られるものを選ぶようにすると、結果として出費を減らすことができ、長い目で見ると節約につながります。
貯金をさらに増やすためにできることは?
固定費を見直す
「毎月派手にお金を使いすぎているわけではないのに、貯金をする余裕がない…」という場合は、固定費がかかりすぎている可能性があります。なかでも通信費は、大手キャリアから格安スマホに変更するだけで毎月の出費を大きく抑えられることも。
また、生命保険についても、必要以上の保障になっていないか、公的医療制度や失業保険の保障でカバーできるものではないかをチェックして、スリム化を図りましょう。
副業で収入を増やすのも手
貯金を増やそうとしても、支出を抑えるだけでは限度があります。これ以上節約ができない、もっと貯金を増やしたいと思うのであれば「収入を増やす」という手段も考えてみましょう。
クラウドソーシング仕事依頼サイトを運営するランサーズが発表した「フリーランス実態調査2018年版」によると、副業フリーランスをしている人は744万人に達しています。副業を後押しする企業も増えていますし、クラウドソーシングサイトには初心者にもできる案件も少なくないので、収入を増やしたい人は複数のサイトを調べてみてはいかがでしょうか。
おわりに
子どものためのお金を削りたくないのは親として当然のことです。しかし、その出費のためにはどこかを節約しなければ、将来本当にお金が必要になる時に困ることになるかもしれません。ついつい使いすぎると自覚しているのであれば、なるべく子どもが小さいうちから節約し、貯蓄体質に切り替えていきましょう。
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