「うるさいな!」と義両親へ言うのはさすがに無理…帰省でありがちなトラブルシーンを乗り切る術
LIMO / 2019年10月20日 10時15分
「うるさいな!」と義両親へ言うのはさすがに無理…帰省でありがちなトラブルシーンを乗り切る術
おせちの販売が始まり、お正月の気配が徐々に濃くなりつつある今日この頃、帰省の話がぽつぽつとでてきているご家庭も多いのではないでしょうか。
お土産を何にしようか、子どもを連れての移動時間をどうしようかと悩み、帰省先では気を遣う…。こう思うだけで、憂鬱な気分になる人も多いのでは?
さて、帰省といえば、この夏、某番組で、「帰省ブルー」の特集をしたところ、男性司会者が、帰省先で起きたという様々な嫁いびりに対し、「うるせえなって言ってやれ。」とコメントし、話題になったのは記憶に新しいところです。
とはいえ、実際に「うるさいな!」と反論することはおろか、帰省を避けて通ることもできないという人も中にはいます。それならば、少しでも帰省ブルーが和らぐよう、帰省でありがちなトラブルシーンを乗り切る方法について考えてみましょう。
もっとも帰省ブルーを招きやすい「義両親からの口出し」
帰省が嫌になる最たる原因のひとつに、「義両親からの口出し」が挙げられます。育児や家事、仕事に対して義両親からあれこれと口を挟まれ、うんざりするケースが多いようです。
たとえば、「保育園を利用して働いていると『子どもがかわいそう』と言われた」「共働きなのに、夫が洗いものをしていただけで『息子も大変ね』と告げられた」など。働いている妻を責めるような言葉に、モヤモヤさせられる人も少なくありません。
このような発言には、「時代の変化」が関係しています。労働政策研究・研修機構が発表した「専業主婦世帯と共働き世帯1980年~2018年」によると、30年前の1989年は、専業主婦世帯930万世帯、共働き世帯780万世帯という時代でした。ところが、2018年には専業主婦世帯600万世帯、共働き世帯1200万世帯となっています。かつて主流だった専業主婦世帯も、いまでは共働き世帯の半分にまで減っているのです。
義両親世代が子育てをしていた時代は、「妻が家のことをする」という考えが中心でした。そのため、育児や家事の分担は理解しにくく、つい口を出してしまうのかもしれません。実は、嫁のやり方を否定している訳ではなかったということもありますので、そんなときは、考え方そのものが違うのだと捉えておくぐらいでちょうどよいのかもしれません。
帰省のメリットを考えてみる!
帰省中は、聞きたくない言葉をずっと浴びせられる訳ではありません。ときには、「帰省してよかったな」と思える場面にも出会えるはずです。そこで、帰省中に感じたメリットを聞いてみましょう。
・「普段は、私がずっと子どものことを見ています。しかし、帰省先は常に大人がいるため、誰かが子どもの相手をしてくれる。この間は、気分が少し楽になりますよ」
・「帰省するたび、子どもが楽しそうにしています。いつもと違う場所で過ごす時間は、子どもにとって新鮮なのでしょうね」
・「いつもは子どもばかり話していて、大人と話す機会がほとんどありません。話題も学校や友達関係など、子どものことばかり。帰省先で両親と話していると、『大人の話ができるのもいいなぁ』と感じました」
子連れ帰省の道中は、子どもに楽しんでもらうことで負担軽減
子連れ帰省では、子どもを連れた状態で長時間の移動となるため、「途中で子どもがグズったらどうしよう」「退屈させないようにしなければ」といった悩みが伴います。とはいえ、オモチャを大量に持ち込むのも難しいですよね。
そこで、幼児向け雑誌の力を借りて、移動時間を乗り切ってみてはいかがでしょうか。最近の付録はとても豪華で、子どもも夢中になって組み立ててくれるはずです。塗り絵やシール遊びのページもあるので、移動中に取り掛かることができます。
空港や駅の書店コーナーで購入して、「乗り物に乗ったら読もうね」と促しておくのもいいですね。じっと座っていなくてはいけないというストレスよりも、買ったばかりのものを開封するワクワク感が勝り、機嫌よく移動してもらうことができるかもしれません。
まとめ
「また義両親から嫌味を言われる」「移動中の子どもの相手が辛い」と思い込んでいると、帰省ブルーがどんどん深刻化してしまいます。「時代が違うから意見が違って当たり前だ」「こうすれば移動中も子どもが退屈しないかも」など、あえて考え方を変えてみましょう。これまでの帰省中の出来事を思い出し、メリットを探し出しておくのもおすすめですよ。
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