「揉める家事」は機械担当! 3児の母が決めた家事育児「できる・できない」の境界線
LIMO / 2019年10月23日 10時15分
「揉める家事」は機械担当! 3児の母が決めた家事育児「できる・できない」の境界線
1人目の産後、家事育児に奮闘して疲れ、ハッと気付いたのは「家庭がやすらぎの場でなくなっている」ことでした。
会社や学校と違い、本来家庭は「やすらぎの場」であるはず。それは妻であり、母である女性にとっても同じです。それなのに女性は「家庭=職場」になり、働きっぱなし、気を張り詰めっぱなしということに…。
しかし特に6歳未満の子をもつ母ほど、家事育児の負担が大きい一方で、自由がありません。家庭がやすらぎの場でなくなってしまえば、心身ともに悪影響を及ぼしますし、家族にとっても良くありません。
家事のためにイライラするのでは本末転倒だとも思い、「できる・できないの境界線」を考え始めた筆者。現在子どもは3人、フリーランスで働きながらワンオペ育児をする筆者の家事育児をご紹介します。
「自分しかできない家事育児」をピックアップ
まず、「自分しかできない家事育児」をピックアップします。これは「各家庭の職業、生活リズム、個々人の性格や生活習慣など」によって異なるでしょう。夫が会社員、妻がフリーランスのわが家では、筆者にしかできない家事育児は次の通りでした。
・授乳
・朝の家事育児(朝ごはんの支度や給食の代替食作り、子どもの用意から送り迎え)
・夕食作り
・子どもの宿題をみる
・寝かしつけ
ポイントは、「子どもの心を満たす育児=ママ担当」。子どもは未就園児~小学生なので、「ママがいい」と言うことが多いのです。
「誰がやっても良い家事」は家族全員担当 or やらない
筆者がしなくてもいい家事には、以下のものがあります。
・子どものおむつ替えや着替え、ハミガキ
・洗濯物を干す、畳む
・配膳や食器の片づけ
・食器洗い
・部屋の片づけや掃除機
・お風呂掃除
・園や学校の用意
・トイレ掃除
これらは、夫や子ども担当でも良いはず。ですが、まだまだ試行錯誤中。やってくれるものもあれば、疲れてできない日もあり、年齢的にできないものもあります。そのため、筆者がやってしまうものも少なくありません。
ここで大切なのが「できる・できないの境界線」をキッパリひくこと。
やってしまうと、家族は「任せておけばいいや」と思ってしまうので、結局女性にとって安らげない家庭になってしまいます。休日は「あえてやらない」ことで、家族が動くのを待つことも。そもそも「やらない家事(洗濯物は畳まずかごに入れるなど)」も増やしています。
子どもたちができることも増えてくるので、時間がかかっても家族みんなが家事をするよう促します。ここが辛抱のしどころですが、それぞれがやるようになると楽になります。
「揉める家事」「苦手な家事」は機械担当でストレス減
家事育児といっても、人によって「得意・不得意」があります。これは男性も女性も同じこと。同時に、夫婦ともに苦手だったり面倒で、どちらがやるかで「揉める家事」も多いですよね。
苦手・不得意な家事を毎日やることは、相当なストレスです。軽く見てしまいがちですが、何十年も毎日続ける家事だからこそ、「家事ストレスは引き算」しましょう。
夫婦も子どももやらないなら、「機械&便利グッズ」の出番。筆者の場合、料理の中でも毎日の献立決めが大変なのと、特に主菜作りが苦手でした。そこで主菜は料理キットに頼ったり、焼くだけ、煮るだけでできるメニューに絞っています。
他にも「揉める家事」代表が、食器洗いやフローリングの床拭き。こちらも機械に頼ることに。「洗濯済みの物がない&乾かない」ストレス対策には乾燥機を使用。「今は目新しくても30年後には当たり前になっている」と考え、頼るように。
揉める家事はまだまだあります。特に「お風呂洗い」と「トイレ掃除」など、未来の技術力に期待しています!
大切なのは「自分のキャパを過信しない」こと。「できる境界線」を無理して広げる人が多いですよね。心身の健康のためには、「できる境界線を狭め、できない境界線を広げる」ようにしていきましょう。
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