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令和も「振り込め詐欺」が増加中!?凶悪化した「アポ電被害」を未然に防ぐ3つの対策

LIMO / 2019年10月27日 21時30分

令和も「振り込め詐欺」が増加中!?凶悪化した「アポ電被害」を未然に防ぐ3つの対策

令和も「振り込め詐欺」が増加中!?凶悪化した「アポ電被害」を未然に防ぐ3つの対策

平成から令和という新しい時代に入ったばかりなのですが、「振り込め詐欺」の被害は年々増加していることがわかっています。その手口も巧妙になり次からつぎへと変えてきているので、見破ることが難しくなっているようです。その中でも凶悪化した振り込め詐欺の一つに「アポ電」があります。

今回は、あなたのご両親にも忍び寄るかもしれない凶悪な「アポ電被害」を未然に防ぐための対策についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

振り込め詐欺が凶悪化した「アポ電」とは?

まずは振り込め詐欺が凶悪化した「アポ電」が、どのような犯罪なのかについて見ていきましょう。

アポ電とはどんな犯罪なのか?

アポ電とは、「アポイント=面会などの約束を取ること」と「電話」をくっつけて略した言葉です。どのような犯罪かというと、強盗に押し入ることを前提に「その家に現金がいくらあるか?」を確認するために事前に電話をかけてきます。

この電話によって資産状況や家族構成などを聞き出し、詐欺が実行できるかどうかを判断し、実行可能と判断したら複数人で強盗に押し入り現金を奪います。殺人事件に発展したケースもあり「アポ電」は、凶悪な犯罪で非常に恐ろしいです。

2019年に発生したアポ電被害

2019年に発生したアポ電被害を振り返ります。

【2019年1月11日に発生】

渋谷区の住宅に住む高齢の夫婦が3人組の男に押入られ手足を縛られてから、現金2,000万円を奪われ逃走されるという強盗事件が発生した。

【2019年2月1日に発生】

1月に発生した事件の翌月には、渋谷区の住宅で強盗に押入られて、高齢者夫婦が手足を縛られてから、現金400万円を奪われ逃走されるという強盗事件が発生した。

【2月の28日に発生】

江東区のマンションで強盗に押入られた80歳の女性が手足を縛られた状態で発見されたが、すでに殺害されていた。

この3つの事件は、ともに被害者宅へ事前に電話をかけて資産状況などを尋ねる「アポ電」があったことがわかっている。2019年9月に、1月に発生した強盗事件の容疑で4容疑者が逮捕されている。

「アポ電被害」を未然に防ぐための対策

「アポ電被害」を未然に防ぐための対策についてご紹介します。

固定電話を解約する

できることなら固定電話を解約する方法が有効でしょう。なぜならアポ電を含めた振り込め詐欺のほとんどが固定電話を利用しているからです。固定電話を解約するだけでも振り込め詐欺被害に遭うリスクを大きく減らせます。

今は高齢者が使いやすいスマートフォンも各携帯電話会社で色々と販売されていますし、見守りの観点からも固定電話からスマートフォンへ切り替える方法も得策かと思います。

ナンバーディスプレイサービスを導入する

どうしても固定電話を利用されたい場合は、ナンバーディスプレイサービスの導入を検討してください。ナンバーディスプレイサービスを設定しておけば、「知らない電話番号は絶対に出ない」ようにすると、振り込め詐欺に引っかかるリスクを減らせます。

不審な場合はすぐに110番をする

固定電話へナンバーディスプレイサービスを導入したとしても、万が一ということもあります。とにかく固定電話にかかってくる電話は、すべて疑ってかかるぐらいの心構えでいいと思います。その会話の中で少しでも「怪しい」と感じたら、まず電話を切って表示された相手の電話番号と時間を控えてください。それから110番通報をして警察に相談をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、あなたのご両親にも忍び寄るかもしれない凶悪な「アポ電被害」を未然に防ぐための対策についてご紹介してきました。

アポ電とは

事前に電話をかけ、その家の資産状況などを聞き出す。詐欺が実行できると判断したら複数人で強盗に押し入り現金を奪う凶悪な犯罪。最悪の場合は殺害をするケースもある。

「アポ電被害」を未然に防ぐための対策

・固定電話を解約する
・ナンバーディスプレイサービスを導入する
・不審な場合はすぐに110番をする

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