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31歳おひとりさま女子、マンション購入…家族への影響とプレッシャーとは

LIMO / 2019年10月22日 18時45分

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31歳おひとりさま女子、マンション購入…家族への影響とプレッシャーとは

「今すぐ結婚する予定があるわけじゃないし。家賃をずっと払い続けていくのも、勿体ないし…」そう思ってマンション購入を考えている女性はいらっしゃいませんか。

分かります、家賃を掛け捨てで払い続けていくのは、勿体ない気がしますよね。それなら買っちゃおう!…そう思っているアナタ、実際に購入した女性の体験談に興味はありませんか?!

じつは筆者、独身時代にマンションを購入した30代おひとりさま女性の1人です。

10数年前になりますので、現在とは物件の価格や立地などに関する事情は大きく異なると思います。そのため今回は、マンションを購入した時に感じた心理的なメリット・デメリットそしてそれに伴って生じたエピソードを中心に、お話させて頂きたいと思います。

購入者&物件スペック紹介

まずは、当時の購入者とマンションのスペックをご紹介します。

【購入者スペック】
年齢・31歳
性別・女
年収・400万円弱
結婚の有無・無
彼氏の有無・無
所在地・北陸某所

上場企業に正社員として勤務11年目。
当時は家賃6万円/月の賃貸物件に住んでいました。そのアパートも入居して4年目になり、更新しようか引越ししようか…と考えながら、日々、インターネットで物件を検索していました。

【購入マンション物件スペック】
間取り・3LDK(約80㎡)
築年数・7年
ワンオーナー物件。大人2人で居住だったので、比較的キレイでした。
勤務先へ車で約10分くらい。最寄りバス停まで徒歩1分。繁華街や主要駅までバス乗り換えなしで行くことができ、アクセス面は理想的。

女30、何かと考えるお年頃…だったかも

当時、2DKのアパートに住んでいました。

けっこう築年数の経った古いアパートということもあり、良いところがあれば引っ越してもいいかも…と検討していました。

そうして興味を惹かれた賃貸物件をきっかけに、1件の不動産屋に問い合わせました。その賃貸物件を紹介してもらう予定が、マンション購入を提案されたのが購入のきっかけでした。

これから結婚の予定もとくになく、30歳を過ぎて「これからも1人で生きていくのかな…」なんて漠然と考えていた時期でした。

今まで頑張ってきた自分へのご褒美・これから頑張っていく糧になるかと思い、マンション購入に踏み切ったのです。

実際には「踏み切った」という思い切った心情ではなく、もっとすごく軽く、賃貸アパートに引っ越すのと同じくらいの気持ちで購入しました。

マンションを購入して感じたメリット・デメリット

では、マンションを購入して私なりに感じたメリット・デメリットをご紹介します。

メリット
• 「自分の資産ができた!」と思えた
• オートロックだったので、女性1人暮らしとしてはセキュリティ的に安心
• 飲み会の3次会会場定番スポットに(気兼ねなく飲めて私は嬉しかった)
• 夏の花火大会がベランダから見えた

メリットは、実質的なものではなく、自分の気持ち的なものが大きかったと思います。

とくに、当時は仕事が忙しく、平日は朝9時に出社して深夜1時や2時に帰宅する毎日だったので、せっかく購入したマンションですが、結局は寝るためだけに帰宅していたようなものでした。

そのため、実質的なメリットよりも、気持ち的なメリットの方が当時は大きかったと記憶しています。

デメリット
• なんか謎のプレッシャーが…
• 固定資産税を月換算・分割ローン・マンション管理費・積立修繕費・駐車場代を考えると、月々の支払いは賃貸時代と変わらない
• 思わぬ出費になった所有部分の修繕費
• なぜか家族内で頼られてしまった

「謎のプレッシャー」については、月々の支払い状況などは賃貸の時と同じはずなのですが、なにかどっしりと感じるものがありました。

『これがマイホームを持った一家の主の心情か…』なんて感じていたものです。

購入時に考えていなかったのが「所有部分の修繕費」でした。
マンションは月々修繕費を組合で積み立てていくから安心と思っていたのですが、それはあくまで共有部分(マンション外壁とはエントランスとか)です。

自宅の中、例えばトイレや洗面台などが壊れた時には、自分で直さなければいけません。
当たり前と言えば当たり前ですが、賃貸の時は、こういう「建物についている物」を自分で直さないといけないという考えはなかったことと、そもそもそんなに壊れる物ではないと思っていたので、いざ修繕が必要となると、けっこうな出費になって驚いたことを覚えています。

なぜか家族内で頼られてしまった

デメリットであげた「なぜか家族内で頼られてしまった」についてですが、これはマンションを購入したことで高齢の祖母との同居をお願いされたことでした。

母方の祖母だったのですが、ちょうど私がマンションを購入した時期に、母達兄妹同士で「これから祖母を引き取るのは誰か」という親族会議が行われていました。

そんな時にマンションを買った私が候補にあがったようで…自分の生活スタイルなどを考えて、誰かと同居は難しいと思っていたので何度か断ったのですが、結局、母に懇願される形で2カ月ほど同居しました。

ですが、祖母にも私にも無理が生じてしまったため、同居は解消することになりました。
母を含め叔父・叔母達は他県に住んでおり、日々の生活の支援はありませんでした。祖母の食費や生活費ももらっていませんでした。

そして、仕事で連日深夜帰宅の私。毎朝、祖母の朝食とお昼ご飯の準備をして出勤していましたが、普段家で1人過ごす祖母は「一緒に住んでいるのに、話をする暇もない」と不満をためていったのです。

マンションを購入して1人の自立した大人として、親や親せきにも認識された結果と言えるのかもしれません。

確かに、祖母1人住むスペースを提供することはできましたが、それ以上に日々の生活をする上でのお世話は、当時の私には難しかったです。

マンション購入は自分1人だけの問題と思っていましたが、思わぬ形で家族にも大なり小なり影響するのか…と思った出来事でした。

まとめ

マンションを購入した1年後、ひょんな出会いからとんとん拍子に話が進み、結婚することになりました。

そして他県に引っ越すことになったため、数年はこのマンションを賃貸物件として貸し出し、その後売却したため現在は所有していません。

結局、自分自身で住んだのは1年ほどで、このマンションの1番の思い出は31歳の誕生日に『ブリジットジョーンズの日記』のDVDを1人で観たなぁ…ということでしょうか(笑)

この時の経験は色々な意味で自分の糧になっていると思っています。人生勉強にもなりましたし、家族との在り方も考えるきっかけになりました。

現在は、女性も男性も1人で生きていく選択肢が広がっていると思います。自分の持ち家購入を考えている方に、今回の体験談が何かの参考になれば幸いです。

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