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帰宅後ソファでゴロンの「スマホ夫」冷戦状態のすれ違い夫婦にならないために

LIMO / 2019年10月29日 20時0分

帰宅後ソファでゴロンの「スマホ夫」冷戦状態のすれ違い夫婦にならないために

帰宅後ソファでゴロンの「スマホ夫」冷戦状態のすれ違い夫婦にならないために

家庭とは本来、そこで暮らす人間ひとりひとりが協力し、気持ちよく暮らせるよう助け合っていく場です。しかし、いざ自分の家の中を見てみると、家事も育児も細かな雑務もすべて自分1人で担っている…そんな不満を抱えている人も多いはず。「もう諦めた」そうなる前に、もう一度その原因を考えてみませんか。

たくさん稼いでいればその分家事はしなくてもいい?

家に帰宅した途端、ソファにゴロン。そこでくつろぎだす「スマホ夫」。パートや時短で働く妻と帰宅時間は数時間しか違わないのに、彼らは本日の業務は終了モードでのんびりし始めます。妻はこれから始まる第2ラウンドに向けて必死で動いているというのに、そんな姿には全く気が付かない様子。よくある光景ですが、この原因は一体どこからきているのでしょうか。

ある男性は「俺は大事なプロジェクトをやってきて神経を使ったから家でくらいゆっくりしたい」といいます。また別の男性は「妻の収入は自分の半分以下。だから家のことをやる余力も自分より残っているはず」という理屈で、妻がせっせと動いていてもそれは当たり前だと主張します。

昔のように「夫は外で働き家族を養い、妻は家の中で家族のお世話に専念する」のであれば、そのような考えはまかり通っていたかもしれません。しかし、現在は共働き世帯が増え、妻のライフスタイルも変化。夫ばかりが昔のような感覚でいては家庭内がうまくいくとは思えません。そもそも、妻が夫より収入が低いのは能力が劣っているからなのでしょうか。

日本はまだ、結婚・出産でキャリアを途中で諦めなくてはならない女性が多く、家庭と仕事の両立を目指すことによる収入の低下なども多くみられます。対して男性は、結婚・妻の出産後も業務などの変更を迫られることもないため、安定したキャリア形成が望め、自ずと収入もアップしているということが考えられます。

つまり、一概に「収入が妻の実力」といえるわけではなく、現状はその収入と金額では表せない家事や育児をこなしている、という数字では比べられない状況にいることが考えられます。つまり、収入が低い分を家事で補填、という考え方は成り立たないといえるのではないでしょうか。

「自分は仕方ない」諦めてしまうのはモラハラされている?

そうはいっても、自分は夫のようにはバリバリ働けないし、家事も完璧とはいえない。パートも単純作業だし…などと考える人は、もしかしたら夫の言葉に洗脳されているかもしれません。一見うまくいっているように見える家庭でも、夫婦間のモラハラは存在します。

「そんな容姿のお前をもらってやった」「社会でやっていけるような性格ではない」「俺がいなくなったら生活できる収入なんてお前には見込めない」など、自分に感謝するよう言葉巧みに妻を脅し精神的に支配するのは、モラハラ夫といえるでしょう。対等でいられないのは自分のせいだと思ってしまう状況は、健全な家庭生活とはいえません。

妻の余裕のなさも原因のひとつ?

とはいえ、すべての家庭生活の不和が夫によるものとは限りません。近年では妻によるモラハラも増えてきており、悩みを抱える夫も多いといいます。「手伝おうとしたら突然キレられ『もういい!』と怒鳴られ口を聞いてもらえなかった」「たまに参加してやった気になるなと冷たく言われた」など取り付く島もない態度は、家庭を円満にしようとする夫たちの心を折ってしまうこともあるようです。

冷戦状態を収束するために

それでは、いったん冷め切ってしまった夫婦は、お互いへの思いやりの心を取り戻すことはできないのでしょうか。日本人は欧米人に比べ、日常生活において子供に軸を置いているといわれています。そのため、必然的に夫婦の時間が減り、相手の考えていることを知る機会自体が少ないようです。

相手の一方的な言い分や「わかっていると思った」というようなことでも、口に出してみると誤解を生んでいたなんて場合も。限られた時間ではありますが、お互いの思っていることや改善したいことなど、「夫婦の話」をする時間を改めて設けてみてはどうでしょうか。

まとめ

日々忙しすぎる日本人夫婦。思い起こせば、最初の頃はこんなにすれ違うこともなかったのではないでしょうか。毎日の業務を必死にこなしているうちに、気が付いたら冷戦状態だった、なんていう家庭も多いと思います。ですが、そこには憎しみや恨みなどの感情だけではなく「相手ならわかってくれている」という甘えも潜んでいる可能性があります。
いくら連れ添っているとはいえ、ひとつにはなれないのが人間です。相手への期待度を下げ、自分から少し歩み寄ってみることで、日常が少しだけ明るくなるのではないでしょうか。

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