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「雑用の中にも学ぶことあり」…『ハイキュー!!』主人公・日向翔陽に学ぶ、向上心を持ち続けるコツとは

LIMO / 2019年10月29日 6時45分

「雑用の中にも学ぶことあり」…『ハイキュー!!』主人公・日向翔陽に学ぶ、向上心を持ち続けるコツとは

「雑用の中にも学ぶことあり」…『ハイキュー!!』主人公・日向翔陽に学ぶ、向上心を持ち続けるコツとは

10月28日発売の『週刊少年ジャンプ(https://www.shonenjump.com/j/)』(48号)で、人気マンガ『ハイキュー!!(http://www.j-haikyu.com/)』の”終章”がはじまりました。2012年より連載している本作が、主人公・日向翔陽(ひなた しょうよう)の濃密な高校1年時を終え、今後本誌では5年後が描かれます。

『ハイキュー!!』の人気の秘密の理由には、人情味あふれるキャラクター、そして夢物語や理想を描くだけではない真っ向勝負のアツいバレーボール描写が挙げられるでしょう。さらに、TVアニメの放送、コミックの世界観を重要視した2.5次元舞台など複合的なエンターテインメントとして、いわゆる”スポ根”作品のなかでも突出した人気を博しています。

「ハイキュー!!」のキャラクターの中心である日向翔陽の主人公らしさ、あふれる才能と存在感は読み手を熱い気持ちにさせますが、一方で、日向が担うポジション・MB(ミドルブロッカー)においては、バレーボール選手として致命的ともいえる低身長という特徴を持っています。才能や努力が及ばない部分を持っているという点で、日向は身近に感じられる存在でもあります。

今回は、そんな日向が、低身長であることを理由にせず「高さでも競いたい」と努力するその向上心を紐解きたいと思います。

「できない」からのスタート

『ハイキュー!!』は、日向が中学生だったころ、のちにバディともいえる存在になるセッター・影山飛雄(かげやま とびお)と試合で対戦し大敗するところからはじまります。日向はこの頃から体のバネを活かしたジャンプ力に素質を見せますが、中学から強豪校にいて、その中でも飛び抜けていた影山とは違い、バレーボールのテクニックはほとんどありません。

日向は烏野高校のバレー部に入部、予想外にも同じチームとして影山と再会し、同学年でバレーボール経験者の部員も加入します。先輩とも練習するなかで、日向は自分にテクニックがないためにバネを活かしきれていないという「できなさ」を痛感することになりました。

自分の「できない」を認めることが、前を向くきっかけになり、向上心につながるのだと知らされた物語序盤でした。

「仲間でありライバル」の存在から学び取る姿勢

そして部活動の過程で、他校との練習試合や合宿の場面も登場します。日向は、学年や学校の垣根を越えて、他人のスーパープレーに驚き、相手の凄さを認めて、自分もできるようになりたいと憧れを持ちます。

日向の向上心で素晴らしいのは、わからないことはできる人にちゃんと質問をする、という点です。相手のプレーを盗み見て真似をし、吸収することも重要な上達方法のひとつかもしれませんが、ライバル校の先輩や他校の先生、同級生にいたるまで、自分にないものを持っている人に相談や質問ができるというのは見習いたいポイントです。

日向のように、人から教えてもらったことを素直に聞き入れ、できるようにと取り込んでいくことも素晴らしい姿勢だといえます。日向は「できる」人と常にコミュニケーションを取っていたことで、自分の現状や、現在地を見失わずにいることができ、自分よりうまい人がいる、上があるということを意識して向上し続けられたのでしょう。

「雑巾がけ」にもあらわれる向上心

ここまでの物語で、日向の「向上心」がもっとも表れたのは、インターハイ予選に敗退した直後です。

影山がユース世代の日本代表に選ばれ、さらに同学年で日向と同じポジション、MBを担う月島蛍(つきしま けい)が1年生だけを集めた強化合宿に選出された際、日向はどちらにも選ばれませんでした。しかし、なんと日向は月島のいる強化合宿に無断で参加してしまいます。

メンバーには選ばれていないので、当然のように練習には参加できませんでしたが、その時日向に任されたのが、ボールの跡を拭うための雑巾がけや、選手たちのドリンク作り、ユニフォームの洗濯など、いわゆる「雑用」でした。

こなすだけでも許されるはずの雑用を、日向はコート外でのバレーボールの練習だと捉え、多角的に他人のプレーを見ることで自身のレシーブ力を強化し、相手が次に繰り出すプレーを予測できるようにと工夫を欠かしません。

普段の生活で、ただの雑務、雑用に思えることは作業として消化してしまいがちですが、日向のように考え方、捉え方ひとつで自分の力にすることができるんだと見せつけられた場面でした。目的を理解して考えることをやめなければ、そこに工夫が生まれ、向上心にもつながっていくということでしょう。

実際、この強化合宿を境に、日向は個人として見違えるほど力を付けるようになったのです。

【注意】本誌ネタバレあり! 終章スタートも日向は成長し続ける!

日向の高校1年生が終わると、物語はあっという間に5年後へ。10月28日発売の『週刊少年ジャンプ』(48号)のストーリーでは、烏野高校は、日向の高校2年、3年とインターハイや春高に出る機会はあったものの、優勝には至らなかったということでした。

そしてなんと日向はブラジル、リオデジャネイロで2年間、ビーチバレーの修行を積んでいる最中でした。2対2で行うビーチバレーにも挑戦することで、さらにバレーボールの技術向上や巧さにつながると考えたようです。

自分に足りない部分を見つけて、さらに向上しようとしていました。

向上心を持ち続けることで日向が得たものは、日向と同じように強く、熱くありたいと考える良き指導者、安心感のあるどっしりとした先輩、良き理解者、同じ方向に走り続ける仲間、そして永遠のライバルでしょう。

われわれの日々の生活には当然のように波があり、良い日があればそうでない日があるように、現実世界において向上心を持ち続け、その心を失わずに走り続けることは難しいのかもしれません。でも、日向のような向上心を持つ人には、同じ志を持つ仲間があつまり、手を差し伸べてくれる人がいて、自分が理想とするような良い環境に近づけるということを教えてくれます。

本誌にてはじまった「終章」、「最終章」ではないのなら、もう少し先まで楽しめるかなというささやかな期待を持ちつつ、日向のたゆまぬ努力と前を見据える向上心を最後まで堪能したいと思います。

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