「子育ては体力勝負」って具体的にどんなところ? 3児の母の体験談
LIMO / 2019年11月5日 10時15分
「子育ては体力勝負」って具体的にどんなところ? 3児の母の体験談
巷でよく言われる「子育ては体力勝負」というフレーズ。一言で言ってしまうと簡単ですが、実際に体験すると「これほどしんどいとは…」と肩を落とす場面もあります。実際に何がどれほど大変なのか、3児子育て中の筆者がご紹介します。
赤ちゃんは重い。さらに意志がプラスされると…
ママが赤ちゃんを抱っこするのは、当たり前の光景。その赤ちゃん、生まれたときは約3キロ前後、半年で約7~8キロ、1歳で約10キロ、2歳で約13キロになります。重さだけでみれば、かなりのものでしょう。
1人目は「立って抱っこを1~2時間してくれなければ眠れません」というタイプだったので、産後の骨盤が戻らずあちこち体の痛い中、毎晩2時間立ちながら抱っこをしていました。
他にも、授乳やおむつ替えは、昼夜問わず1~3時間ごと。そのたびに重い赤ちゃんを動かすので、「産後腱鞘炎になった」とよく聞きます。
現代の抱っこ紐は機能的とはいえ、1時間も抱っこしながら歩けば、腰や肩が痛み始めます。「子どもから目が離せないからおんぶをしながら家事」は育児あるあるですが、10キロ近い赤ちゃんをおんぶしながら料理に洗濯物は辛いところ…。筆者も腰痛と肩こりには悩まされました。
ただ重いだけでも負担ですが、さらに「意志」がプラスされると大変なことになります。赤ちゃんは7~8か月頃になると色々なものに興味を出して動いたり、1歳近くになれば抱っこ紐から抜け出そうとします。1歳半を過ぎればイヤイヤ期が始まり、泣いたり暴れることも。
約13キロの泣いて暴れてイヤイヤする子をどうにか抱っこするのは、非常に体力と根気がいるものです。小柄な筆者にとっては、13キロ前後ともなれば、自分の体重の3分の1。
下の子2人は2歳差だったので、「8キロの末っ子を抱っこしながら、13キロの泣いて暴れる2人目を抱きかかえる」という場面もありました。
育児の”セットメニュー”が辛い
育児で辛いのは、次のような点がセットでやってくることです。
体力&気力勝負な時期の「寝不足×乳幼児育児」
産後の新生児期は1~2時間ごと、1歳を過ぎるまでは3時間ごと(個人差がありわが家は3歳まででした)に、夜間授乳などで毎晩起きます。子どもによっては「3時間ごとに起きるタイプ」「早朝覚醒タイプ(朝の3時頃から何度も起きる)」もいて、夜目覚める時間も異なります。
2~3歳になれば夜泣きが始まる子もいて、なかなか寝てくれないことも。3歳以降も体調が悪いと夜起きたり、熱を出すと一晩中うまく眠れない子、喘息がある子…など、親の睡眠不足は長期にわたります。
何でもない時でさえ辛い睡眠不足ですが、育児の中でも一番体力&気力勝負な乳幼児育児にかぶるので、毎日全ての力を使い果たして眠っています。
2歳になれば追いつけない!「動き回る×危険」
生後5カ月くらいで寝返りを始めてから小学校低学年まで、子どもは好奇心の赴くままに動き回る一方、危険を分かっていません。もちろん段々と分かるようになりますが、理解するまでにある程度の経験も必要なので、かなり時間がかかります。
そして想像以上に子どもの足って速いのです…。2歳にもなれば、ちょっと目を離せばすぐには追いつけない場所にいってしまうことも。ちょっとした外出も、いつもの公園も、たまにもお出かけも、常に気を張り巡らせています。
「家事×育児」の連動で休みがない
家事と育児は、しばしば連動しています。たとえば子どもがお茶をこぼせば、布巾でふき、子どもを着替えさせ、濡れた着替えやタオルは洗濯し、新しいお茶をくみます。
一つの動作で多くの家事育児が混ざっていますが、これが1日に山ほどおそってきます。さらにきょうだいが増えればこの量が2倍、3倍…に。終わりの見えないこの連動に、心身ともに疲弊するのです。
1日の中で何度も休むことが大切
体力&気力勝負の子育ては、親が休むことが重要。1人目のときは休みなく家事育児に奮闘する一方で、「休む大切さ」を軽く見ていました。親が休まずキリキリしていたり、体調を崩せば困るのは子どもたち。一度体調を崩してそう気付いてからは、3児がいる今でも疲れたらこまめに休み、汚れても気にしないようにしています。
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