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「ワンオペ育児」はなぜなくならない?共働き世帯で上手に子育てをするコツ

LIMO / 2019年10月31日 20時45分

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「ワンオペ育児」はなぜなくならない?共働き世帯で上手に子育てをするコツ

共働き世帯が増える一方で、なくならないワンオペ育児。お互い仕事をしていれば家事・育児も分担されていいはずなのに、なぜなのでしょう。

今後ますます増えていくことが考えられる共働き世帯。夫婦で上手に子育てをしていくコツをお教えします。

共働きでも妻の負担が変わらないのはなぜ?

厚生労働省の「共働き等世帯数の年次推移(https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/02-01-01-03.html)」によると、2017年の共働き世帯は1188万世帯で、専業主婦世帯641万世帯の1.8倍以上です。共働き世帯は年々増加傾向にあり、今後さらに増加する可能性もあります。

しかしその一方で、家庭の家事・育児の負担は妻に偏っているのが現実。もちろん、残業などで仕事の割合が多い夫の方が家事・育児をする時間が少ないのは仕方のないことです。しかし、全て妻に任せっきりなのは考えものですよね。

「自分は仕事が終わったらすぐに帰って料理や育児をするのに、夫は寄り道してから帰ってくる」
「帰ってきてもゴロゴロしていて何もしない」
「両親や義両親も頼れない」

そんな不満を抱え、ワンオペ育児をする妻たち。しかし、一見何もしていないように見える夫にも、言い分があるのです。

「こちらが提案しても否定されることが多い。そうすると何も言えないから、結局は任せることになってしまう」
「子どもに『パパはイヤ!』と言われてしまうと何もできない」
「手伝ってもダメだしされて手直しされたりするとやる気がなくなる。こっちのやり方も認めてほしい」

どうやら、家事・育児に関わろうとしているのに否定され、結果的に手を出せなくなっていることがあるようです。育児の時間が長い妻の方が何事も詳しいのは当然なので、うまくできない夫に不満を感じてしまうのでしょう。しかし、そのせいで自分をワンオペに追い込んでいるとしたら、それはもったいないかもしれませんね。

夫婦で協力して子育てをするコツとは?

夫が家事・育児に関心があれば、こちらの対応一つで上手に協力していくことも可能です。

お互いに歩み寄る

黙っていても相手は気づいてくれません。嬉しいこと、つらいこと、やってほしいことを相手に伝えてみましょう。
相手に関心を持ってもらうだけでも、気持ちがラクになります。もちろん、自分の気持ちを伝えるだけでなく、夫の気持ちに寄り添ってあげることも忘れずに。

ある程度は任せてみる

自分のやり方と違ったり、思った結果にならなかったりしても、やってくれたことを認めてあげましょう。危険や迷惑がなければ、ある程度は目をつむってあげて、相手を尊重してあげることが大切です。

指示も感謝も具体的に伝える

指示を具体的にしてあげると、家事や育児に詳しくない夫も動きやすいです。また、「洗濯と掃除どっちやる?」と選んでもらうのも良い方法ですね。そして、やってもらったら必ず感謝の気持ちを伝えましょう。思ったような結果でなくても、できていることを見つけて褒めてあげてください。また、友人や親戚の前で褒めてあげるのも効果的です。

ママ友は良き理解者!家庭以外にも助けを求めて

どんなに夫が家事・育児に協力的でも、思うようにいかずに不満が溜まることもあるでしょう。また、忙しい家庭であればそれすら望めず、ワンオペ育児でストレスを溜まってしまうことがあるかもしれません。

そんな時は、家庭以外に助けを求めるのも方法です。一番身近なのはママ友。同じように家事・育児をするママ友なら、助け合えることも多いはずです。保育園や病院の情報も教えてもらえますし、いざという時に預かってもらうこともできます。「遠くの親戚より近くの他人」という言葉もあるくらいですからね。
また、ベビーシッターなどのサービスを利用するのも良いでしょう。買い物や散歩などで外へ出ていけば、リフレッシュだけでなく社会と関わる機会にもなります。

共働き夫婦だからこそ一緒に選びたい幼稚園・保育園

ワンオペ育児になってしまっている家庭は、幼稚園・保育園を選ぶのにも妻任せにされてしまうことが多いです。ママ友からの情報も大事ですが、最終的にどこに入園するのかを決めるのは自分たち。子どものことですから、夫婦できちんと話し合って決めたいですよね。

そもそも、幼稚園と保育園は管轄や目的が異なる施設です。預かり時間や入園できる年齢なども異なります。共働きであれば、そのあたりも重要になってくるはずです。

夫は、幼稚園・保育園選びに興味がないのではなく、妻に任せた方が安心だと思っている可能性があります。ですからまずは、「一緒に考えてほしい」「こんな幼稚園はどう?」と自分の気持ちを伝え、相談してみましょう。

また、自分の希望を伝えるだけでなく、夫の気持ちも尊重することが大事。どんな幼稚園・保育園に入園させたいのかなど、自分と意見が違っても否定せずに聞いてあげましょう。そうすれば、夫も積極的に幼稚園・保育園選びを考えてくれるかもしれません。

まとめ

やり方や言い方一つで、ワンオペから脱出して上手に夫婦で育児を行っていくこともできます。万が一の時も、家事・育児に関わっている経験があるだけで安心ですから、共働き世帯の方はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

どうしても家庭の事情でワンオペ育児になってしまう人は、周りを頼りながら少しずつ息抜きをしていってください。一人で抱え込まずに助けを求めることで、心身ともに負担を減らしていけますよ。

【参照】
厚生労働省『共働き等世帯数の年次推移(https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/02-01-01-03.html)』

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