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英語やチャット、いまどきオフィスの不可解なコミュニケーションが厄介

LIMO / 2019年11月5日 20時20分

英語やチャット、いまどきオフィスの不可解なコミュニケーションが厄介

英語やチャット、いまどきオフィスの不可解なコミュニケーションが厄介

職場の人間関係で悩む、というほどのことではないけれど、ちょっと困ったり面倒だなと感じていることはありませんか。職場でのコミュニケーションは一歩間違えると信頼を失うことになりかねませんし、かといって固くなりすぎても円滑に仕事を進めづらくなってしまいます。今回は、実はこんなことで困っているという、職場でのコミュニケーションについて話を聞いてみました。

日本語で済むのに、わざわざ英語を使う意味ってあるの?

IT企業に入社したAさんが社内のコミュニケーションで戸惑ったのは、会話のところどころに挟み込まれる英語でした。たとえば「予算」と言えばいいものを「バジェット」と言ったり、社内メールで「FYI」とだけ書かれて送られてくるメール、「ASAP」と伝えられるなど最初は色んな単語の意味がわからず、そのたびに調べていたのだそう。

「ASAPなんて言わないで『なるはやでお願い』って言われればわかるし、FYIと言われてメールを送り付けられても何をしたらいいかわからない。『参考までに』と送ってほしかった。英語にしたら短くなる言葉を英語に置き換えているのならわかるけれど、『予算』に至っては英語にするよりも日本語のほうが短いから、英語を使う意味がよくわからない」とぼやくAさん。

ほかにも「ブレストしよう」と言われたり、「KPI」「KGI」という表現が当たり前のように使われていたり、「グループ会社とのシナジーを~」などと話されたりして最初は意味が分からなかったと言います。「あげくには、会社独特の略語もあって頭がパンクしそうだった」と嘆いていました。

一方で、あまりに英語ばかり使う人に対して不満がふくらむ場合も。Aさんの職場でも、あまりに英単語ばかり使う人に、「あの人って意識高いよね」「日本語のほうが早いし誰でもわかる」と陰口を叩く人もいるようです。英単語を無駄に使うばかりでなく、誰もがわかりやすい言葉で説明ができるようになりたいものですね。

何でもチャットだけど、直接話したほうが早くない?

Bさんが転職したIT企業では、チャットツールを使ったコミュニケーションが当たり前でした。当初チャットツールを使い慣れていなかったBさんは、それに戸惑いを覚えたと言います。

「だって、席が隣や前後なのに話すわけじゃなくてチャットするんですよ。『日報お願いします』とか『〇〇の件、進捗いかがですか?』とか。席がすぐ隣ならひと言、声を掛けたらいいじゃないかとびっくりした」とのこと。隣の人からチャットが来たので「最初は宛先を間違っているのかと思った」と言います。

チャットのコミュニケーションは便利ですし、ミーティングを設定するより時短になることもあります。しかし、それだけではないとBさん。

「タイピングの時間が無駄だと思うような会話もあるし、集まって話したらすぐ決まるようなことまでチャットを使って解決しようとする。顔を見ないままのコミュニケーションだと議論中に攻撃的になる人もいるし、同じ絵を見て直接話し合いをしたほうが効率的に感じることもある」と語ります。チャットと顔を見ての話し合い、時と場合によって使い分けられるといいですね。

トラブルの多いオンライン会議ってどうなの?

Cさんが新卒で入ったネット系企業では、オンライン会議が一般的だったと言います。「そもそもオフィスが狭くて会議室が少ないのなら合理的だとは思うけど、会議室には余裕がある。それにクライアントによって使用するツールも違うし、毎回接続できないとか音が聞こえないとか、逆に誰かがミュートにしていないから雑音がすごい、などのトラブルもある。顔を見て話したほうがいいなと思う時も多い」とのこと。

効率的に仕事を進められる方法があればそれを使うに越したことはないですが、接続ができないとか声が聞こえないというトラブルがあるとちょっと時間の無駄になってしまいますよね。誰もが余計なことでストレスを感じなくていいような会議の進め方をしたいものです。

阿吽の呼吸に付き合わされる苦労…何がしてほしいの?

ある金融機関に勤める20代のDさん。所属部署の部長と、そのすぐ下のポジションの先輩は前職も同じ会社で、合併や倒産などの歴史を経て、10年以上一緒に働き続けているのだと言います。Dさんがそんな部署に配属されて困ったのは、その独特のコミュニケーションでした。

部長は言葉の少ない寡黙な人で、すぐ下の先輩は部長と阿吽の呼吸で仕事をこなしていました。その2人で仕事をする分には問題がないものの、それ以外の部員への細かな指示や具体的な指摘があまり上手ではなかったのだそう。

Dさんが配属されたときはその2人を含めて4人の部署でしたが、他の部員も上2人のコミュニケーションに「圧倒されていた」様子でした。Dさんも積極的にコミュニケーションを取ろうとしたものの、元々言葉少なな部長と先輩なだけあって、2人の努力は見えるもののあまり伝わって来なかったと言います。これでは新しい人が仕事を覚えるのは大変ですよね。

まとめ

社会人になると急にコミュニケーションの取り方も変わって、ビジネスマンとしての振る舞いを求められることになります。最初は慣れないこともたくさんあると思いますが、少しずつ勉強していくしかありません。わからないからといって匙を投げるのではなく、慣れないなりに調べたり人に聞いたり、積極的にかかわりをもったりして解決の糸口を探りたいものです。

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