中村屋の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.nikkei.com/nkd/company/kessan/?scode=2204&ba=1）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手食品メーカーである中村屋です。

中村屋の平均年間給与はいくらか

中村屋（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は557.2万円と500万円を超えています。また、従業員の平均年齢は40歳です。平均勤続年数は16年となっています。

中村屋の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で788名。単体で700人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

菓子事業：539名

食品事業：123名

不動産賃貸事業：2名

全社（共通）：124名

過去4年の業績動向

中村屋（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去4年をみると、2015年3月期は415億円、2016年3月期は413億円、2017年3月期は419億円、2018年3月期は413億円となっています。なお、2019年3月期より連結財務諸表は作成していません。2019年3月期の単体の売上高は387億円でした。

また、経常利益については、2015年3月期の9億円から2017年3月期の15億円まで増益が続きましたが、2018年3月期は9億円でした。なお、2019年3月期の単体の経常利益は2億円となっています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の4億円から2017年3月期の38億円まで増益が継続しましたが、2018年3月期は7億円となっています。なお、2019年3月期の単体の当期純利益は7億円でした。

※中村屋の2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/9983）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。