「私ばかり…」という妻のモヤモヤ。諦めるから褒めるに変えて「夫ののびしろ」見てみては?
LIMO / 2019年11月15日 20時20分
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「私ばかり…」という妻のモヤモヤ。諦めるから褒めるに変えて「夫ののびしろ」見てみては?
共働きなのに家事や育児は平等ではなく私ばかり…多くの妻がそのことにモヤモヤしています。それなのに夫側が「忙しいし、やり方もわからない」などいつまでたっても他人事では、夫婦仲がよくなるわけがありません。しかし、中には小さなきっかけで協力を得られる場合もあるようです。それはいったいどんなことなのでしょうか。
知らないことはやりようがない
よく「旦那育て」という言葉を耳にします。今さら大きな大人を育てるなんて…ときちんと教育しておいてくれなかった義母を恨めしく思いがちですが、夫側からしたら「やる機会がなかったのだから知らなくて当然」と思っているかもしれません。
それでは、そんな夫には何から始めたらよいのでしょうか。
・「実家暮らししかしたことのなかった夫は、週に一度しかない資源ごみの日を知りませんでした。『この日を逃すと一週間ごみが溜まってしまう』と教えると、驚いていたのでそこからか…と思いました」
・「子供の着替えを頼んだら下着を着せずに裏起毛の服を地肌に着せていました。『一枚で温かそうだったから』といわれたので、下着の意味や子供の肌のデリケートさなど説明しました」
・「お風呂掃除は浴槽の中を洗うだけではない、ということを気づかせるのに3年かかりました」
知ったからといって即できるわけではないようですが、経験したことがないからおかしなことをしてしまうのだ、と考えてあげればこちらも心の余裕がでてきそうです。
小さな係でも受け持つことで当事者意識が生まれる
それでは、まっさらな状態の夫をどのようにしたら成長させることができるのでしょうか。
・「我が家では段ボールのゴミ出しを夫の係にしました。他の資源の分別はわからかないとのことだったので、とりあえず段ボールに関しては自分で曜日を覚え、まとめられるようにレクチャーしました。最初の頃は出し忘れて山のようにたまってしまうこともありましたが、子供たちが異様に段ボール工作をしていることでようやく気付いた夫。私の目をつむるスキルもあがりました(笑)」
・「麦茶のポットと子供の水筒を夜洗う係を夫にお願いしました。リュックから取り出すのも、麦茶パックの買い足しも夫の仕事にしたことにより、『在庫が切れる前に買い足しをすること、前の日に出し忘れると出発前にバタバタ困ること』をようやく知ったようです」
本当に小さなことですが「妻がしている作業は単発の仕事ではなかった」ということに気がつき、家事が地続きであることを知るきっかけになったのではないでしょうか。
お礼や賛美はモチベーションが上がる
夫にまずは何かやってもらう。そのワンアクションを行ったあとは、少々大げさなほど褒めてみてはいかがでしょう。いくつになっても感謝されたり褒められるのはうれしいものです。
・「私が熱を出してしまった際、夫が子供の朝の支度をすべて行ってくれました。夫はかなり手こずっていましたが、保育園のお迎えの際に『今日はパパが靴下履かせてくれたんだよ、と嬉しそうに教えてくれましたよ』と担任の先生にいわれたそう。娘の嬉しそうな顔と先生からの報告のおかげで、今では出勤前に少し時間があると子供の支度を手伝ってくれるようになりました」
・「先日エレベーターで会ったママ友に『ベランダ掃除をパパがやってくれるなんて羨ましい!』と言われた夫。気分を良くしたようでそれ以来、定期的にやってくれるようになりました。私たちママ友の間では、夫が何か珍しい家事をしたら教えあうようにしています。それを旦那さんに会ったときにフィードバックするという、よその奥さんに褒められ旦那を乗せる包囲網があることを旦那たちは知りません」
妻から感謝の気持ちを述べられることももちろん大切ですが、外ヅラのいいタイプの夫を持つ人にはこれらの作戦が効くかもしれませんね。
まとめ
家事や育児は、やってみるとひとつひとつはそんなに難しいものではありません。そのため「簡単だからやれるだろう」「自分のルールでやりたそうだからやらない」「ママがいいっていわれる」など夫のやらない理由にされがちです。
膨大な量をこなさなければならない主婦は、常に猫の手も借りたい状態。そんなときに傍観者がいてはイライラが募るばかりです。できないから仕方ないのではなく、少々面倒くさくてもお膳立てをしてあげることで夫にはまだまだのびしろがあります。
お互いが気持ちよくできるよう、ちょっとしたお手伝いから挑戦してもらってみてはいかがでしょうか。
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