「家族間のマウンティングは、もうやめない?」円満な家庭を保つヒント
LIMO / 2019年11月15日 11時15分
「家族間のマウンティングは、もうやめない?」円満な家庭を保つヒント
夫婦喧嘩が絶えない、家の中にピリピリした空気が流れている、相手と会話をしているだけでイライラする…。そんな状態が続いている家庭は、夫婦間のコミュニケーションに問題があると考えられます。
このままではストレスが溜まるだけでなく、子どもへの悪影響や離婚話にまで発展する可能性も。ほかの夫婦が実際に取り組んでいる工夫や喧嘩の対策を学んでおき、今すぐ夫婦仲の改善を図りましょう。
夫婦間のマウンティングは控えて
他人より気兼ねなく話せるパートナーには、つい余計な発言をしてしまいがち。「これくらい言わないと伝わらない」「細かいことを気にする関係ではない」と思っていると、相手に不快感を与えてしまうかもしれません。相手からのマウンティングでストレスを抱えている人に、その経緯を聞いてみましょう。
・「育児や家事で疲れている私に、『家で過ごしているのに疲れるんだ。俺なんて毎日職場で…』とマウンティングしてくる夫にうんざり。自分の方が大変だとアピールされているような感覚です」
・「ちょっとお互いの意見が合わないと、妻に『じゃあ離婚する?』と言われます。そう言われると、それ以上言い返せない…。真面目に話す気も失せてしまいます」
・「主人の口癖は、『いいよなお前は』です。悩みや愚痴を言っても、俺の仕事の苦労に比べたらマシ…ということなのでしょう。もう主人に相談するのはやめようと思っています」
いい夫婦になるためにできる工夫
「自分の方が大変」「相手より自分が上」という感覚はマウンティングに繋がり、険悪な夫婦関係に陥る原因にもなってしまいます。仲がいい夫婦になるためには、どのような点に工夫すればいいのでしょうか。その具体例を教えてもらいました。
・「子どもの相手をせず、ダラダラと休日を過ごす夫にイライラしていました。しかし、文句を言うと向こうもストレスを抱えている様子。そこで、『休日の午前中は自由に過ごし、午後は子どもを公園に連れて行く』というルールを決めました。お互いにメリハリがつき、ピリピリした雰囲気が和らぎましたよ」
・「家事や育児に協力的でない夫に対し、『私の父はこうだったのに…』と不満を感じていました。でも、反対に『俺の母親はこうだった』なんて言われると嫌なはず。そう気づいてからは『これが夫の考え方なんだ』と受け入れ、忙しいときはゴミ出しだけやってほしい、子どもの寝かしつけは任せたいなど部分的なお願いをするようになりました」
感謝の気持ちを素直に伝えてみよう
長年一緒にいると、「ありがとう」と伝える機会が減ってくるケースも珍しくありません。人は誰でも、相手に感謝されると喜びを感じるもの。その気持ちを大切にすれば、夫婦の関係もいい方向に向かうはずです。どんな場面で「ありがとう」と伝えればいいのか分からない…という方は、実例からヒントを得てみましょう。
・「妻が体調を崩したとき、身の回りのことを1人でする大変さを知りました。それ以降は、お弁当を受け取るときやお風呂を沸かしてもらったときなど、こまめに『ありがとう』と伝えるようにしています」
・「娘が1歳になったとき、夫に『君もママになって1年だね。いつもありがとう』と言ってもらえました。予想外の言葉に、思わず涙ぐんでしまいました」
・「主人に給料明細を渡されたとき、必ず『今月もお疲れさま。いつも助かっているわ』と添えています。お小遣いを渡す際も、『仕事の付き合いでお金が足りなくなったら言ってね』とフォローしていますよ」
まとめ
いい夫婦でいるためには、相手への思いやりが必要不可欠。「自分の方が…」とマウンティングをしたり、「協力してもらって当たり前」と思い込んだりするのは控えておきましょう。恥ずかしがらずに相手を敬う気持ちを伝えれば、明るい家族になれるはずですよ。
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