ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2019年10月調べ)
LIMO / 2019年11月14日 21時15分
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ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2019年10月調べ)
米書店バーンズ&ノーブルのビジネス書売れ筋トップ10
この記事では、某商社ニューヨーク本店に勤務するビジネス書大好き人間が、日々通う書店のビジネス書コーナーで感じたことをお話ししていきます。
気温もぐっと下がって紅葉が見ごろを迎えるこの時期、つい最近ではニューヨークが街中ハロウィン一色になりました。日本でも盛り上がりが年々増していると思いますが、いまやニューヨークでも毎年100万人以上がパレードを見にやってくる特大イベントとなりました。そしてハロウィンも終わった後のニューヨークには、いまは冬がどんどん近づいています。残りわずかな秋をしっかりと満喫したいところですね。
それでは、先月のランキングを見ていきましょう。
バーンズ&ノーブル(BARNES & NOBLE)の10月のビジネス書売れ筋ランキング
※ 順位/タイトル/邦題(翻訳書がないものは編集部で独自に訳した仮題)/著者
1.Trailblazer: The Power of Business as the Greatest Platform for Change/(仮題)先駆者:変化のための最高のプラットフォームがもたらすビジネスの力/著:マーク・ベニオフ、モニカ・ラングリー
2.Catch and Kill:Lies, Spies, and a Conspiracy to Protect Predators/(仮題)キャッチ・アンド・キル:嘘、スパイ、そして略奪者を守る陰謀/著:ローナン・ファロー
3.Connect First: 52 Simple Ways to Ignite Success, Meaning, and Joy at Work/(仮題)コネクト・ファースト:成功、意味、仕事の喜びに火をつける52のシンプルな方法/著:メラニー・カッツマン
4.Blowout: Corrupted Democracy, Rogue State Russia, and the Richest, Most Destructive Industry on Earth/(仮題)破裂:腐敗した民主主義、ならず者国家ロシア、地球上で最もリッチで破壊的な産業/著:レイチェル・マドー
5.The Rule: How I Beat the Odds in the Markets and in Life-and How You Can Too/(仮題)ザ・ルール:市場と人生で逆境に打ち勝つ方法/著:ラリー・ハイト
6.You Can Have It All, Just Not at the Same Damn Time/(仮題)ただ同時ではないだけで、あなたは全てを手にできる/著:ロミ・ノイシュタット
7.Dare to Lead: Brave Work. Tough Conversations. Whole Hearts./(仮題)思い切って率いなさい:勇敢な仕事。力強い対話。真心。/著:ブレネー・ブラウン
8.Atomic Habits: An Easy & Proven Way to Build Good Habits & Break Bad Ones/(邦題)ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(パンローリング)/著:ジェームズ・クリアー
9.The 48 Laws of Power/(邦題)権力に翻弄されないための48の法則 上・下(パンローリング)/著:ロバート・グリーン
10.StrengthsFinder 2.0/(邦題)さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(日本経済新聞出版社)/著:トム・ラス
初登場1位の注目本!
まずは、初登場で見事トップに輝いた『Trailblazer』です。
セールスフォースの会長・共同CEO・創設者でもあるマーク・ベニオフが語るリーダーシップ論です。セールスフォースといえば、世界で最も急激に成長したエンタープライズソフトウェア企業のトップ5に入るといわれており、著者のベニオフも、フォーブス誌をはじめ名だたるビジネス誌・ビジネスメディアから高い評価を受けています。そんな著者の経営に対する信念がまとめられた本書は、ビジネスパーソン必読といえるでしょう。
「米露を鋭く斬る論客」と「習慣形成の専門家」の書籍
そして、4位も初登場の一冊、『Blowout』です。
ニュースキャスターやラジオパーソナリティ、政治評論家など多彩な顔を持ち、エミー賞受賞の経歴も持つレイチェル・マドーによって書かれた一冊。アメリカとロシアの環境や政治に関する問題を、著者独自の視点で、鋭く捉え考察しています。知性とブラックユーモアをたっぷりと含んでおり、ジャーナリズムに関心の高い人にとっては多くの学びが得られる本です。
最後に紹介するのは、ニューヨークタイムズのベストセラーにもなっている8位の『Atomic Habits』です。
習慣形成の専門家である著者ジェームズ・クリアーによって書かれたこの本では、大きな変化の根底には小さな習慣の積み重ねがあることを学ぶことができます。成功を目指して、より良い習慣づくりをしたいと考える方におすすめです。ちなみに本書は日本語版が2019年10月に発売されたばかりです。
まとめにかえて
今月も先月に引き続き、新刊がランキング上位を独占する結果となりました。ランキングの入れ替わりも激しいため、どれを読むか悩む人も多いのではないでしょうか。
それでは、次回のランキングをお楽しみに!
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