同居トラブルは実親でも!?「母と夫との間で板挟み…」即実行できる対処法とは
LIMO / 2019年11月17日 12時10分
同居トラブルは実親でも!?「母と夫との間で板挟み…」即実行できる対処法とは
実家に同居と言えば、以前は旦那様の実家にお嫁さんが入って同居するパターンが一般的でした。ですが、現在は奥様側の実家に同居するパターンも増えています。「自分の実家で同居するなら、嫁姑問題も無くて快適!」なんて想像する人もいるかと思いますが、実は実の親・実家だからこそ起こってしまうトラブルもあるのです。
今回は、奥様側の実家同居トラブルで起こったいくつかのエピソードを元に、同居トラブルへの対処法を考えていきたいと思います。
実母と夫の間で板挟み
夫には自分の実家に入ってもらったことで感謝しているとはいえ、母とのトラブルで板挟み状態になり、困っているというエピソードをご紹介します。
「二世帯住居ですので、食事もお風呂も、生活スタイルはまったく分けていました。その日、私が出張だったために、夫と子どもの食事を実母にお願いしたんです。出張先で仕事を終えてホテルでくつろいでいると、夫と母から交互にLINEが届きました。夫からは『腹減った』、母からは『夫くんが何も食べてくれない』という、双方からの愚痴でした。
夫は嫌いな食材には一切手を付けないタイプ。それでも、子どもは食べていたのですから、その日くらいはちょっと我慢して食べてくれても良かったのに…と、思わなくもありません。せっかく準備したのに、ご飯とお味噌汁だけを黙って食べ続ける主人の姿に、母も気分が悪かったようです。離れた場所でお互いの愚痴を聞く私も、落ち着かずハラハラして夜を過ごしました。」
「夫はとてもフレンドリー。同居したての頃は、父や母とも上手くやっていました。でも、日が経つにつれて、夫の言動に『デリカシーが無い!』と母が感じて、そこから発展するトラブルが後を絶たないようになってしまいました。
その日も、母が趣味のフラワーアレンジメントをリビングに飾っていました。嬉しそうな母の横で、夫が『たいしてキレイじゃないねー』と無神経な発言をしたのです。母はとても落ち込み、いままで積み重ねてきた思いもあったようで、真剣に同居解消を考えたいと言われてしまいました。」
ご主人と実家、特に母親とのトラブルは、なかなか一筋縄ではいかないものです。間に入ったものの、どちらかの肩を持てばいざこざが残る場合もあります。悩ましい問題ですが、愚痴であれば話を聞いてあげ、そしてそれぞれがお互いに少しづつ気に掛けるように心掛けてみてはどうかと、話をしてみてはいかがでしょうか。
実の親子だからこそ遠慮なし!
気楽に思える実家での同居。ですが、実の親子なだけに、お互いが遠慮せずに言いたい事を言い合い、それがトラブルに繋がることも多いのです。実の親子であるために引くに引けなくなり、更に問題が大きくなったり長期化するなど、悪い方へ転がってしまうこともあります。
「母は昔から完璧主義者。それは家事も同様で、今は結婚して一家の主婦となった私にも、その完璧さを求めてきます。確かに完ぺきとは言い難いかもしれませんが、私は働いていますし、母は専業主婦。同じレベルで比べて欲しくありません。最近では「リビングは毎日掃除機をかけないと!」「洗面所に髪の毛が落ちている!」と、事あるごとにチェックされ、口ケンカが絶えません。」
「私はすでに40を過ぎていますが、母から見るといつまでも子どもなのでしょうか。出掛ければ「どこに行くの?」「何時ごろ帰るの?」「その服、ちょっと派手じゃない?」なんて、聞くのは止めて欲しいです。
私には小学生の子どもがいますが、私が娘に言っていることと大差ありません。まるで小学生時代から成長していないように思えて、母から何かを言われるたびに鬱陶しくて仕方ありません。おかげで、同居する前よりも出掛ける頻度が減って、引きこもりのような生活を送っています。」
親から見れば、自分の子どもはいくつになっても我が子なので、ついつい手も口も出したくなるのかもしれません。子どもの方にしてみれば、すでに自分の家庭を築き、立派に大人として成長しています。そのお互いのギャップが生じて発生するトラブルが多いように見受けられます。
お互いに親離れ・子離れが出来ていないことで生じるトラブルであれば、お互いがお互いを認め合うところからスタートしてみてはいかがでしょう。
お互いに思いやりの心を持つことが大切
実家同居トラブルを回避するために、完全分離の2世帯住宅にすると言った物理的な方法もありますが、金銭的な関係もありますので、すぐにそのような対応が難しいご家庭もあることでしょう。そのような場合には、「言いたいことは家以外の場所で話し合う」「お互いが相手との距離感を大事にする」「伝えたいことは孫を通じて言う方法もアリ」など、即実行できる方法から試してみてはいかがでしょう。
そして何より大事なのは、お互いに思いやりの心を持って生活することではないでしょうか。自分の要求ばかりを伝えるのではなく、相手の立場になり、思いやりの心を忘れずに接するよう心掛ければ、気持ちよい生活空間を生み出すことができるかもしれませんね。
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